パパは高配当株が好きだけど、具体的に何を基準にして投資しているの?
「今後も増配しそうな銘柄」を納得してから投資しているよ。
配当太郎さんの考え方を参考にしているんだ。
新刊も速攻で読んでたもんね。
それじゃ、配当太郎さんの書籍を参考にパパのおすすめの「増配銘柄」について教えてください♪
こんにちは!この世で1番好きな言葉は「配当金」の男、あいろん(@iron_money)です。
今回は、高配当株において重要な「増配」についての考え方と具体的なおすすめ銘柄を紹介します。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「新NISAではじめる!年間240万円が入ってくる究極の株式投資」
パパ、今回の「増配銘柄」というのは具体的にどんな銘柄なの?
そるとちゃん、よくぞ聞いてくれました!
株式で配当金を得る配当投資において、ポテンシャルの高さを引き出すのが「増配」の考え方なんだよ。
今回の書籍はパパが高配当株投資の参考にしている「配当太郎さん」の書籍第二弾だから、楽しみにしていたんだよね。
「投資額が1000万円を超えるまでは3〜5銘柄の投資でOK」
「配当株投資では、株の管理こそが最重要である」
「ある程度の資産額まではとにかく持ち株数を増やして、アクセルをガンガンに踏む」
上記のように、配当太郎さんの考え方は一見すると「集中投資」「アクティブ投資」に間違えられがちです。
一般的に投資は「分散」が重要だから、銘柄は数十銘柄に分けた方が良いって言われるよね。
配当太郎さんは「信頼できる株を管理するのに時間がかかりすぎる」という別の観点から株式投資を見ているから、面白いんだよ。
本書では、特に企業が持つ「増配」の重要性についてスポットを当てています。
パパ曰く、「前作と合わせて本書を読んではじめて配当太郎さんの思考がトレースできた」そうです。
前作では、「とにかく株を買い進めよう」という論調だったから腑に落ちない部分がありました。
しかし増配について詳しく知ると「なるほど」と感じる部分が多くありました。
増配について完璧に理解していない人は一読の価値ありです。
キーワードは「増配の可視化」
配当金を増やしていくためには、次の3つの要素が関連してきます。
- 自己資金による追加投資
- 配当金からの再投資
- 企業による増配
配当金を増やすためには「自己資金による追加投資」だけを見ている人が多すぎる。
増配の力を甘く見るなと配当太郎さんは主張しているんだね。
そうそう、だけど意外と増配の爆発力は見えにくいんだよね。
本書の肝である「新NISA+増配」を活用すれば投資額は少なくても配当金は増えていくんだよ。
「増配の役割は成長のためのメインエンジンである」
配当太郎さんの注目4業種(銀行・商社・通信・保険)のトップ銘柄について、10年間の配当の増加は下記のとおりです。
配当太郎さんの注目4業種(銀行・商社・通信・保険)のトップ銘柄 10年間の配当の増加 | ||||
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会社名 | 業種 | 配当金推移 | 1株あたりの推移 | 倍率 |
①三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) | 銀行 | 3.2万円→8.2万円 | 1株16円→41円 | +2.6倍 |
②三井住友フィナンシャルグループ(8316) | 銀行 | 3.6万円→8.1万円 | 1株120円→270円 | +2.3倍 |
③ 三菱商事(8058) | 総合商社 | 3.6万円→16万円 | 1株22.67円→100円 | +4.4倍 |
④NTT(9432) | 通信キャリア | 3.4万円→10万円 | 1株1.7円→5円 | +3倍 |
⑤KDDI(9433) | 通信キャリア | 3万円→9.8万円 | 1株43.33円→140円 | +3.3倍 |
⑥東京海上ホールディングス(8766) | 損害保険 | 2.3万円→12.1万円 | 1株23.33円→121円 | +5.2倍 |
6銘柄合わせても10年間の増配率は約3.5倍です。
稼ぐ力(EPS)があり財務盤石で、安定感のある株を買い進めて10年後に増配の果実を得る。
配当太郎さんの投資法のポイントだね。
時間はかかるけど、確かに「増配」すごいかも…。
「どの企業の株を買うか」2パターン
パパ、企業を選んでじっくり買い増していきながら増配の力で配当金を増やすのはよくわかったよ。
でもどうやって銘柄を選べばいいの!?
確かに企業選定が1番重要だよね(笑)
そこについても配当太郎さんは、しっかりフォローしてくれているよ。
考え方としては、下記のように自分の日常や感情と照らし合わせて考える2パターンが有効です。
例えば、三菱商事はコンビニの「ローソン」やスーパーの「ライフ」などが傘下なので私の生活に影響が強いです。
そるとちゃんが就職する時に、総合商社だったら親は喜んで行かせられるよね。
上記のように、まずは自分が納得できる銘柄をピックアップします。
本書で紹介されている中で、パパママが2つの基準を満たす銘柄は下記だそうだよ。
あなたも考えてみてね♪
- 三菱商事(8058)
- 伊藤忠商事(8001)
- KDDI(9433)
- 東京海上ホールディングス(8766)
- トヨタ自動車(7203)
- 日東電工(6988)
- ブリヂストン(5108)
- ヤマハ発動機(7272)
- 信越化学工業(4063)
増配期待の銘柄6選
- 沖縄セルラー電話(9436)
- ヤマハ発動機(7272)
- キリンホールディングス(2503)
- ブリヂストン(5108)
- 京セラ(6971)
- 日東電工(6988)
配当太郎さんの書籍で1番の見どころは、なんといっても「具体銘柄の詳細解説」があるところです。
前回紹介の15銘柄も大変参考になりました!
そして今回も、アップデート後の「増配期待22銘柄」を掲載しています。
パパからすると、この22銘柄を参考にするだけでも「買い」だそうです。
今回は、その中でもパパが特に気になった6銘柄をピックアップするよ♪
①沖縄セルラー電話(9436)
- 時価総額1760億円
- KDDI子会社
- 「沖縄に特化」県内シェア50%
- 22期連続増配
- 10年配当推移45円→110円(2.5倍)
- 株主優待あり(au関連特典)
時価総額1兆円以上の大型株を好む配当太郎さんにしては、珍しい中小型株です。
沖縄のシェア50%は、特筆すべきポイントだね。
沖縄は人口増えているからね。
沖縄セルラーは株主優待が有名でしたが、KDDIと共にポイントに変更になりました…それでも人によっては嬉しい優待銘柄です♪
②ヤマハ発動機(7272)
- 時価総額約1.5兆円
- ピアノ生産量No. 1ヤマハから分離
- 電動自転車、ヨットなど15事業展開
- 海外売上高比率90%超
- 二輪車売上世界4位、営業利益の4割以上をマリン事業で稼ぐなど盤石
- 10年配当推移14.67円→50円(3.4倍)
- 株主優待あり(地元名産品などから選択)
ヤマハ発動機は今回の掲載銘柄で個人的に「気になった」銘柄No. 1です。
多事業展開、グローバル戦略に成功している割に日本国内では知られていません。
収益の柱になっているヨットなどの「マリン事業」は伸びしろも十分。
富裕層向けビジネスとして期待できそうだよね。
静岡発祥のメーカーだけあって、優待品も「地元名産品」で面白いです。
みかんジュース、静岡茶、どれも美味しそう♪
③キリンホールディングス(2503)
- 時価総額約2兆円
- 三菱グループの食料品リーダー格
- 「本麒麟」「晴れ風」などヒット商品連発
- 「健康経営」に本気で取り組む筆頭企業
- 根強いブランドを確立済み
- 10年配当推移38円→71円(1.9倍)
- 株主優待あり(自社製品詰め合わせ)
単元化に向けてコツコツと買い増している銘柄です。
配当3%超+優待品が美味しく、何より好きな商品が多い!
パパは昔からジュースは「午後の紅茶」ばっかり飲んでたし、炭酸だったらキリンレモンが大好きです。
更にビールではキリンの「スプリングバレー」が1番好きだそうです。
パパは「何気なく手に取っている飲料品がキリンばかり」という事実に最近気づいたそうです(笑)
「株主優待品で日々の飲料のコストが節約できる」と喜んでいます。
④ブリヂストン(5108)
- 時価総額約4.9兆円
- 世界第2位、国内首位のタイヤメーカー
- コア事業のタイヤは幅広い分野に使用
- 「なくなる生活が想像できない」稀有なメーカー
- 株価変動は需給により大きめ
- 10年配当推移130円→210円(1.6倍)
タイヤ市場でフランスのミシュラン社に次ぐ世界No.2、国内では圧倒的なシェアです。
必需品でこれだけのシェアは圧倒的な差別化ポイントです。
タイヤと言われるとピンと来ないけど、車からバス、トラック、更には航空機や農業車両なども含むんだもんね。
ブリヂストンの恩恵がない人なんていないってことだね。
パパ曰く、「タイヤがなくなる生活は想像できない」「タイヤ市場で圧倒的なシェアがある」という2点からわかりやすい長期保有向き銘柄だそうだよ。
⑤京セラ(6971)
- 時価総額約2.9兆円
- ありとあらゆる電子部品を扱うメーカー
- キャッシュリッチなBtoB企業
- 「京セラの電子部品がなければ商品が完成しない」会社は世界中に存在
- 10年配当推移25円→50円(2.0倍)
- 株主優待あり(QUOカード・カタログギフト)
ファインセラミック部品や半導体部品など、取り扱いは数知れず。
世界水準の高度な技術力でグローバルに活躍するメーカーです。
京セラの製品が完成品で表に出てくる機会は少ないので、日本でも「名前くらいは聞いたことある」程度の人が多いのではないでしょうか。
私はそうです(笑)
長期保有で株主優待特典がUPすることからも、長期投資を歓迎していることが良くわかります。
パパ的にはヤマハ発動機と並んで、コツコツと買い進めたい銘柄だそうです。
⑥日東電工(6988)
- 時価総額約1.8兆円
- 自他共に認める「グローバルニッチトップ」カンパニー
- 液晶パネルに欠かせない「偏光板」世界シェア4割超(No. 1)
- 半導体ウエハ保護フィルム、熱剥離シート世界シェアNo. 1
- 世界的に有名な「なくてはならない」部品メーカー
- 10年配当推移120円→260円(2.2倍)
日東電工は、個人的にずっと気になってウォッチしていた銘柄です。
「グローバルニッチトップ」という戦略が通好みで、大好きな企業です(笑)
パパの大好きな「孫子の兵法」をそのまま企業戦略に落とし込んだ銘柄です。
堅実ですが、大崩れしない安定感があります。
パパ的には社風が「まじめ」、還元方針や配当性向から見ても「増配余地あり」だと見ているそうだよ。
ラップアップ
今回は、高配当株において重要な「増配」についての考え方と具体的なおすすめ銘柄を紹介しました。
長期的に個別株で配当金を受け取りたい人は、ぜひ読んでみることをおすすめします。
今回紹介の銘柄以外にも、パパが以前に紹介した「信越化学」「JT」「三菱HCキャピタル」などなども紹介されているよ♪
最後に一言。
「日本はオワコン」と思っている人は絶対に本書を読んでください。
世界で戦える会社が、日本にはたくさんあります。
それではまた!