ねぇねぇパパ、パパの会社に入ってきた新人の部下は頑張ってる?
そるとちゃん、いきなり部長みたい事言い出すね…
まぁ頑張っているけど、なんか物足りないんだよなぁ。
パパの指導不足!
「挨拶」「偉そうな態度を取らない」「師匠を早く見つけてひたすら真似する」
新入社員はこの3点だけ出来ればOK!
そして大事なのはこれを「継続する」!
ずいぶん男前な指導だね…でも一理あるかな(笑)
こんにちは!様々なタイプの新入社員を指導して、結局は「素直さ」が1番大事な要素だという原点に立ち返ったあいろんです。
今回は意外と新入社員が軽視しがちで先輩社員が必ず見ている「視点」を紹介します。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、新入社員の心がけ4選が下記になります。
それでは早速いってみましょう!
これだけは大事!絶対に心がける項目4選
挨拶をする
一目置かれる新入社員になる、魔法の言葉を授けましょう。
「おはようございます」
「こんにちは」
「お先に失礼します」
「ありがとうございました」
これだけです。これをやり続けましょう。
そうすれば、相手はきっと貴方に好印象を持つでしょう。
「そんなことか」
「わざわざ言われなくたってわかってるよ」
新入社員の皆さんの声が聞こえてきそうです。でも挨拶の本当のパワーを理解している新入社員はほぼ皆無でしょう。
挨拶を「し続ける」、これって意外と難しいんです。というか、新入社員に限らず先輩たちもほとんど出来ていません。
配属初日や節目のタイミングで挨拶をする事は、誰でも出来ます。
しかしながら、仕事は毎日あります。怒られようが落ち込もうが良いことがあろうが悪いことがあろうが淡々と挨拶し続ける事は立派なスキルです。
試しに、最初の一ヶ月で社内を観察してみてください。意外なほど「挨拶」が出来ていない先輩が目につくでしょう。これは先輩になったから挨拶していないわけではなく、単純に挨拶が出来ない人なのです。
ちなみに、あいろんは新入社員の時フルパワーで全員に挨拶していました。これはこれで半分正解なのですが、その内に疲れてしまい続かなくなるのであまり万人におすすめ出来ません。別に大きい声でなくても良いので、一人一人仕留める形で挨拶をしていきましょう。
それでもまだ信じられないという人は、インターネットで「新入社員」と検索してみましょう。関連キーワードですぐに「新入社員 挨拶しない」と出てきます。それだけ先輩たちは気にしている、ということですね。
この視点、地味に大事なので覚えておいて損はないです。
偉そうな態度を取らない
前述の通り、挨拶はとても大事です。しかしながら「挨拶はしているのに、いまいち周りからの評判が良くない」という新入社員も一定数存在します。
そんな時、次に引っかかりやすいのが「偉そう」です。
こちらも「新入社員 え」で検索をかけると偉そうが上位に表示されるほど、先輩たちの勘に触るあるあるキーワードとなっています(笑)
具体的なキーワード一例を出してみます。
「それはわかってるんですけど」
「大体わかりました」
「効率悪くないですか?」
正直、先輩の目線からすると教えてそうそうこの態度は多かれ少なかれなっかりします(笑)しかしながら、意外とこういう話し方を自然とする人の方が多いのも事実。
というか、あいろんも新入社員の時上記のような感じでした(笑)ほんと生意気で申し訳なかったなと今なら思えます。
上記は言い換えと言い方で対応できます。
- それはわかってるんですけど→「〜までは理解ができたのですが、この部分が曖昧で…すみませんがもう一度確認してもよろしいでしょうか」
- 大体わかりました→「ありがとうございます、私でも理解できました。わかりやすいお話ありがとうございました」
- 効率悪くないですか?→「ここの部分なんですけど、こういう考え方でやってみても良いですか?」
「能ある鷹は爪を隠す」
この言葉を胸に謙虚な姿勢を忘れずに接しましょう。虚勢なんかはらなくても、仕事が出来る様になったらみんなあなたの言う事をちゃんと聞いてくれるようになるので大丈夫です。
師匠の真似をする
「この人、仕事が出来るな」
「この人みたいな仕事の進め方したいな」
「この人のプレゼン、聞き惚れちゃうくらい上手いから真似したいな」
社内でも社外でも良いので、この人を手本にする!という師匠的存在を見つける事は新人の重要課題の一つです。
イメージとしては、2-3人くらい見つけられると最高です。
- 社内の年齢の近い先輩
- 社内の役員クラス位の人
- 社外(取引先・その他)
- 違う働き方をしている人
あいろんの場合、良いなと思った人はそれぞれ「服装」や「持ち物」などの形から「間合い」や「言葉遣い」まで含めて全て完コピしてやってみるようにしていました。
完コピして続けていると、嫌でも慣れてきてオリジナリティが出てきます(笑)
ちなみに、先輩の視点からすると師匠だと思われて悪い気がしない率は100%です(笑)それくらいお互いにWin-Winの話なんです。
師匠の存在は自分の将来を測る時、非常に参考になります。
あいろんも20代は師匠たちに飲みに連れて行ってもらって自分と同じ年齢の時、質問攻めにしていました。
- 若い時は何考えてましたか?
- 今の自分見ててどう思いますか?
- 何が自分には足りないと思います?
- 客観的にみた自分の長所教えてくださいなどなど
言葉で確認するというのは、非常に重要だとあいろんは思っています。
チャットやリモートワークで同じこと聞かれても、先輩はちゃんと答えないですからね(笑)
今はインターネットを通じて誰とでも繋がれる世の中ですが、あえて同じ社内や取引先に「ご縁」を感じてまずはその中で師匠を見つけて越えるために頑張ってみる。
そんな泥臭い考え方が出来る新入社員は先輩から好かれること請け合いです。
1~3を何があっても継続する
社会人になると否が応でもわかる事実があります。
それは「継続」の難しさ。
1~3が最初は出来ていてもすぐに出来なくなる新人は少なくありません。
そんな時、先輩や会社はどんな対応をするでしょう?
「あいつは挨拶しなくなった」
「最初は猫かぶってただけで、偉そうなやつだ」
「先輩みたいになりたいとか言ってたけど、口だけだったな」
上記を思うだけで、表面上は変わらず付き合ってくれる人が大半でしょう。
しかしながら、内心では評価が下がっていきます。
逆に、継続し続けるだけでどうでしょう?
「あいつは若いのにちゃんとしている」という手にすると何かと便利なレッテルを手に入れることが可能になります。
継続は力なり、再確認しましょう。
出来たら行いたい、新入社員が心がける項目
気負いすぎない
やる気満々の新社会人に対して、あいろんは「肩の力を上手に抜こう」というアドバイスからスタートすることが大半です。
理由としては一時的なパフォーマンスを優先した結果、精神面を病んでしまう同僚をあいろんは何人も見てきた経験があるからです。
競走馬でいうところの「かかりすぎる」人は、優秀な人ほど陥りやすく、「続かない人」の特徴的な性質です。
やる気に満ち溢れた若者に対していきなり何を言っているんだ!という感じですね(笑)でもここだけは絶対に外せません。
入社直後は同期や年の近い先輩と比較して無駄に落ち込んだり、競争意識で頑張りすぎたりしがちです(笑)
しかしながら大卒の22歳で入社したら65歳の定年まで43年ありますし、時間軸は長く見ながら働いていかないと30代に差し掛かる頃、ガス欠します。
もちろん若い時は体力があるのである程度スパンを決めてガッツリ働いてビジネスマンとしての基礎体力を作る期間を設けることに対して、あいろんら肯定派です。
あいろん自身も3年ほどそんな期間を作ったからこそ今の自分があると思っています。
気負い続けることは無理をし続けている事と同義ですので、無理は心の病に繋がりやすいという意識を持ってもらう。
これだけでもだいぶ心のリミッターのブレーキが効きやすくなりますので覚えておいて損はないです。全ては健康から…ですよ。
そしてあまり誰も教えてくれないとっておきの残酷な現実を、ひとつだけ教えます。
「精神を病んで働けなくなっても、会社は面倒を見てくれません。面倒を見てくれるのは家族や本当に自分のことを想ってくれる人間だけです」
自主学習の意識を持つ
社会人になると、仕事以外の予定は自分で好きに決められるようになります。
- 住む場所
- 人間関係
- 休日の使い方
- お金の使い方などなど
しかし、自分のキャリアについて真剣に考えた上で、何かをオススメしてくれる人は待っているだけではまず現れないと思って間違いありません。
今までは何も考えなくても生きていけたけど、結局は自分の人生だと良くも悪くも痛感するのが新社会人の特徴です。
なので、自分を律する意識を持つ事が大事です。
具体的には
- 興味のあるプログラミング勉強の時間を作る
- 仕事に関係ある本を10冊読んでまとめてみる
- 自社と他社の違いや良し悪しを自分の言葉で語れるように体験してみるなどなど
別に勉強っぽい事じゃなくても、ハマって徹底的にやればそれは自主学習と同義だとあいろんは考えています。何が役に立つかどうかは自分の中で仮説を立て、ストーリーとして考えておきましょう。
「自主学習なんて小難しいことはイヤだ!一生遊んで寝て暮らす!」という本能に忠実なそこのあなた、嫌いではありません。
しかしながら強制的にルーチンに落とし込んででも、自主学習はやるべきです。10年後、その経験が血肉になります。
複数人の話や態度を基に判断する
新社会人は産まれたばかりのヒナみたいなものなので、最初に接する部署・先輩の影響を多分に受けます。
もちろんその人が前述の「師匠」に当たれば最高ですが、そんなケースばかりではありません。
まずは色々な先輩と接して考え方に触れ、自分なりの善悪や正義を持つ事はとても重要です。
頭でっかちにならず、複数の考え方をもとに自分なりの仮説を導けるようになれば仕事の進め方がぐんと楽になります。
理想を持ちすぎない
これは、あいろんが実際に師匠(当時の部長)から言われた言葉です。
体育会系で猪突猛進だった事もあり、仕事に邁進してやる気はあったのですが…世の中に出てみると仕事とは名ばかりの「調整事項」ばかりで非常に苦戦していた時期がありました。
- 多岐に渡る社内調整
- 納期調整
- 関係者調整などなど
自分は正しいと思っている話が通らずひっくり返され、苦労した時期もありました。
その時に師匠(関西弁)から言われた言葉です。
あいろんは理想を持ちすぎや。頭でっかちすぎる。
もっと地に足つけて歩かんと誰もおまえについていかへん。
相手には、相手の立場がある。理想の形は立場の数だけあるし、違う可能性もある。
あいろんは「話す」前に「聞く」クセをつけた方がええな。
今思うと自分の考えた通りに進まない物事にイラだち、余計に進まないという悪循環に陥っていたあいろんの状況を師匠は見てくれていたのでしょう。耳の痛い話だった事をよく覚えています。
今では、サラリーマンとしての必須スキル「社内調整」はあいろんの得意項目になっています(笑)
うまくいかない時は理想主義者になっていないか、振り返ってみましょう。
仕事の楽しさを見つける
仕事が出来る人は、どの部署でも楽しそうに仕事をします。
仕事が出来ない人は、どの部署でも辛そうに仕事をします。
これは色々なサラリーマンを見てきて、たどり着いた真理です。
この差はなんなのでしょう?
仕事が出来る人は、「仕事の楽しいポイント」を見つけるのが上手です。
仕事が出来る人は、クレーム処理だろうが地味な仕事だろうが自分なりのやりがいを見つけ、やりがいをKPIに落とし込む事に長けています。
だからこそ成果が上がるとも言えます。
希望の部署・興味のない部署・色々あると思いますがどんな仕事にも面白みはあるものです。
そこを見つけられるようになると、サラリーマンとしての宿命「人事異動」にも前向きにいられるのでオススメスキルです。
是非この仕事の楽しさってなんだろう?と考えてみてください。
ラップアップ
今回は意外と新入社員が軽視しがちで先輩社員が必ず見ている「視点」を紹介していきました。
「どれも当たり前の話ばかりじゃん。方法論を教えろよ」なんて野暮な事言うのはやめましょう。
思考法を習得できれば方法論なんて後付けでどうにでもなります。
千里の道もまずは心構えから!
共に日本経済を盛り上げていきましょう!
最後に一言。
仕事って、出来る様になってくるとめちゃくちゃ楽しいからだまされたと思って出来る様になってみるところまでいってみましょう。
それではまた!