パパ、「投資初心者」向けの本って多いけど「中級者」以上の人に向けた本って少ないよね。
そうだね。
ただ長期株式投資さんの最新書籍は「投資中級者」にフォーカスしてきた感じだね。
とても面白い内容だったよ。
そるともそろそろ脱・初心者を目指して読んでみよーっと♪
こんにちは!2023年は高配当株式投資にどっぷりハマっているあいろんです。
今回は「高配当株に興味が出てきて、セクター別に詳しく知りたい人」向けの記事になります。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる超配当株投資」
「長期株式投資」さんはパパもTwitterでフォローしている日本の高配当株に特化した個人投資家さんだよね。
そうそう、前回の書籍もとにかくわかりやすくて再現性が高いので今回の書籍も楽しみにしていたんだよ!
「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる超配当株投資」(以下、超配当株投資)著者の長期株式投資さんはTwitterやブログでメインに発信されている個人投資家ですが、特筆すべきは「日本株式に特化している」という点です。
「死ぬまで持ちたい17銘柄」として実際に自分の保有銘柄を公開していて、非常にわかりやすくて再現性が高い投資手法が特徴なんだよ♪
パパが保有している銘柄とも結構被っているよね。
そんな長期株式投資さんの投資モットーは、下記になります。
- 再現性があること
- シンプルで誰にでも真似できること
- 投資初心者でも理解できること
前作「オートモード〜」ではわかりやすさを徹底的に追求していましたが、今回の「超配当株投資」では発展的な内容にフォーカスして紹介してくれています。
例えば、前作では「死ぬまで持ちたい17銘柄」を選定した理由にフォーカスして説明していました。
今回は「なぜ他の銘柄はその17銘柄と比べて投資対象として弱いのか?」が懇切丁寧に書かれています。
今回はセクター別に銘柄を紹介してくれているから、すごいボリュームだよね…
パパみたいな「詳しく知りたい中級者」には今回みたいな内容の方がためになりそうだよね。
また本書においては下記についてもしっかり触れられています。
上記において少しでも運用に迷いがあったり悩んでいる時は、一読して損はありません。
企業を見る「決算短信1分間チェック法」
本書で大部分を割いて解説しているのは「株式投資においての判断のモノサシ」についてです。
逆にこのモノサシだけ身につけてしまえば、株価が安いのか高いのか、売買タイミングが適切なのかを自己判断できるということです。
本書には様々な指標の見方をわかりやすく解説していますが、あいろんが個人的に1番試してみたいと思ったのは「決算短信1分間チェック法」です。
パパ、「決算短信」ってなぁに??
決算短信は「事業年度に係る決算の内容及び四半期累計期間に係る決算の開示」だよ。
企業の業績が1番早く開示されるから、決算短信を見れればその会社の今と先行きがわかるんだよ。
決算短信は「四半期」と「年間」に分かれるけど、パパ曰くはじめて見る時は年間の「決算短信」がおすすめだそうです。
決算短信においてチェックするポイントは、3点だけです。
- EPS(1株利益)の推移
- 次年度の予想EPS
- 配当の推移
①で今年度のEPSが前年度より成長していて、②で次年度で更にEPSの増加が見込め、③の配当が順調に増えているか(減配していないか)チェックするという具合です。
これだけで良いんなら、確かに簡単そうかも♪
簡単そうなので、本書でも出てくる銘柄でパパが興味を持った3銘柄の2022年決算短信をみてみましょう♪
注目銘柄①信越化学工業
EPS(1株利益)の推移
- 2022年度3月期・・・240.76円
- 2023年度3月期・・・347.84円
次年度の予想EPS
記載なし
配当の推移
- 2022年度3月期・・・400円
- 2023年度3月期・・・500円
「化学」セクターは業績安定・財務基盤が堅固な銘柄が多いのが特徴です。
その中でも時価総額トップをひた走るのが「信越化学工業」です。塩化ビニル樹脂・シリコンウエハーという特定の分野で世界首位の超優良企業です。
財務基盤は鉄壁で、配当は実質累進配当となっています。
「実質累進配当」は会社は明言はしていないけど基本は減配せずに配当を増やしていく方向性ってことだよね♪
いいことだね♪
本書では配当利回り3%以上が検討の目安と記載がありますが、個人的には2.5%あれば十分検討して良い銘柄だと感じています。
パパは純粋な高配当株というより、株価の上昇も見込んで信越化学は4,000円前後のタイミングで買い増すようにしているそうです。
注目銘柄②サカタのタネ
EPS(1株利益)の推移
- 2021年度5月期・・・171.24円
- 2022年度5月期・・・276.02円
次年度の予想EPS
2023年度5月期・・・191.67円
配当の推移
- 2021年度5月期・・・38円
- 2022年度5月期・・・45円
- 2023年度5月期予想・・・50円
本書を読むまで全くのノーマークだったサカタのタネですが、上記の通り配当は堅調に推移しています。
売上高営業率10%超、自己資本比率80%超という鉄壁の財務基盤。
種苗において国内首位級、ブロッコリーは世界シェア6割超で海外売上高比率は7割超。
企業としては非の打ち所がなく、それ故に株価も高値圏で推移して配当利回りが低いのが難点です。
個人的には本書の推奨と同様、配当利回りが2%に近づいてくれば投資を検討しても良いと考えます。
パパはブロッコリー大好きだから、今後もサカタのタネさんにはお世話になるもんね〜♪
注目銘柄③リンナイ
EPS(1株利益)の推移
- 2022年度3月期・・・156.80円
- 2023年度3月期・・・176.92円
次年度の予想EPS
183.34円
配当の推移
- 2022年度3月期・・・140円
- 2023年度3月期・・・160円
給湯、厨房などのガス器具首位のリンナイは地味ですが海外展開も積極的です。
売上高営業利益率も製造業として合格ラインの10%超、業績も堅調です。
現在の株価ベースの利回りは2%前後となっているので、検討しても良い水準でしょう。
20年連続増配中の安定感は信用できるね♪
ラップアップ
今回は「高配当株に興味が出てきて、セクター別に詳しく知りたい人」向けに記事にしました。
「超配当」を読むともっと細かくたくさんの会社がセクター別に登場します。
投資先を広げたい人は読むべきだね。
最後に一言。
パパも本書を参考に少しずつ日本の高配当株式を買い揃えています♪
それではまた!