パパは、長期的な株価にフォーカスして日本株に投資しているよね。
個別で面白い事例はあるの?
「NTT」「積水ハウス」「全国保証」の3社は期待して投資しているよ。
中でもNTTは株価下落しているけど、特に期待しているね。
それでは、パパが期待している3社の成長戦略について詳しく教えてください♪
こんにちは!NTTの短期的な株価下落を大歓迎して、買い増しているあいろん(@iron_money)です。
今回は「日本の会社の成長戦略」について、3つの事例をもとに紹介していきます。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
記事の結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「フルオートモードで月に31.5万円が入ってくる強配当株投資」
今回の参考書籍は、パパの大好きな「長期株式投資」さんの三部作の最終巻です♪
パパは過去作も毎度紹介しているよね。
個別株選定の参考にもしているそうです。
本書は「定性分析」にフォーカスし、数値よりも企業の経営戦略やビジョンに重きをおいています。
「大型株はバリエーションを見積もって機関投資家が投資している」
「誰もが知っている大型株を選択することは、それだけで負ける可能性を相対的に低くできる」
上記は、各企業や業界の定性的特徴がわなっていると腹に落ちる内容です。
良く「日本はオワコン」とか一括りにされますが、定性的に客観的に見るとそうでもないです。
今回は書籍でも取り上げられている「大型株」について、パパが投資対象にしている3社の戦略を紹介します♪
日本の大企業経営戦略3選
- 積水ハウス
- 全国保証
- NTT
①積水ハウス
積水ハウスといえば、日本ではハウスメーカーのリーディングカンパニーです。
近年では「地面師詐欺事件」などで話題に事欠かさない企業でもあります。
パパは住宅業界のノンフィクション書籍が大好きだから(笑)、積水ハウスの内部を描いた書籍「保身」もレビューしています。
ハウスメーカーは、一般的に少子高齢化が極端に進む日本のトレンドにおいてジリ貧の業界です。
それでもパパが投資対象として見ているのは、「海外展開」に成功しそうだと考えているからなんだよ♪
積水ハウス以外にもハウスメーカー各社は海外に活路を見出して、展開を加速しています。
それでも積水ハウスが独自で強みを持っている点は、下記だと感じています。
上記の戦略+元々の規模による投資額の大きさを武器に、積水ハウスは2022年の全米5位(年間約15000戸)を形成するホームビルダーグループとなっています。
パパ的にはお騒がせで内部的に崩壊していた時期もあったけど、積水ハウスの「シャーウッド」ブランドは世界でも受け入れられるであろうと考えているそうだよ。
積水ハウスを投資対象で考えている方は、一度住宅展示場でシャーウッドの実物を見た方が良いとパパが言っています(笑)
②全国保証
全国保証は、国内で唯一の独立系住宅ローン保証会社です。
株主優待のカタログギフトが好評で有名だよね♪
全国保証は私も保有していますが、特徴的なのは日本国内に活路を見出している点です。
海外展開に積極的な会社は多いけど、少子高齢化の進む日本でもまだ伸びしろがあるんだね。
上記は、全国保証が中期経営計画で打ち出している一部です。
「成長を国外でなく国内に求め、市場規模の大きさから可能だと判断している」という点は特筆すべきポイントです。
全国保証のケースは、国内市場に伸びしろがなくても国内シェアの拡大によって利益成長が実現できている好事例です。
なんでもかんでも海外進出すれば良いってものじゃないんだね。
考え方が色々あって面白いね。
③NTT(日本電信電話)
NTTは国内首位の通信会社として、通信インフラを支えています。
NTTが特徴的なのは、「アイオン構想」という新市場開拓の切り札があることです。
パパ、アイオン構想ってなぁに?
IOWN(アイオン)構想とは、光電融合デバイスを活用したネットワークの構築を指しています。
特徴としては、下記だそうです。
- 低消費電力
- 大容量
- 高品質
- 低遅延
IT化の加速によって、発生するデータ量は増加。
データセンターと消費電力は増え続ける一方だそうです。
NTTの光電融合技術は、電力の消費を抑えて「省電力・低遅延」を実現させる夢のような技術なんだね!
脱炭素も実現♪世の中が求めている技術を、NTTは作っていくんだね。
NTTからの発表では、アイオン構想に必須な「光電融合技術」は既にスケジュール化されています。
2030年を目処にロードマップを引いており、内容も具体的。
まさに長期投資において投資妙味のある会社です。
本記事執筆時点(2024年6月)において、NTTの株価は年初最低価格(146円)を更新しています。
配当利回りは直近で3.5%を超えてきました。
個人的にはどんどん買い増していくフェーズです。
2024年、新NISAが開始して買いやすさからNTTへの投資人気は継続しています。
年初価格の192.9円から直近は25%下落していますが、上記のビジョンを知っていれば「いずれは株価が戻ってくる」と考えることができます。
長期投資において、短期的な株価はノイズに過ぎないってことだね♪
ラップアップ
今回は「日本の会社の成長戦略」について、3つの事例をもとに紹介していきました。
投資先の目付けの仕方を勉強したい人は、本書はかなり参考になります。
最後に一言。
NTT株が下がって右往左往している人は、一度しっかりと考え直しましょう。
それではまた!