書評

年収100万円でセミリタイアは可能?失敗した人のたった一つの「共通点」

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そると

パパ〜。公園連れてって〜

あいろん

じゃあ今日は少しだけ歩いて、大きな公園に行ってみよう!

そると

(公園にて)パパー、四つ葉のクローバーあったー♪

あいろん

そるとちゃんは本当にいつも幸せそうだなぁ。

学ぶ事がたくさんあるなぁ…

こんにちは!「幸福とお金の相関性」が年収800万円前後で頭打ちになるところに、人間の欲深さが表れているなぁと感じているあいろんです。

今回は、現実に年収100万円程度でセミリタイアが可能なのか考察してみたいと思います。

この記事はこんな方に向けて書いています。

  • 人生を少し窮屈に感じている
  • 疲れや焦りを感じている
  • つつましくもストレスのない生活を送りたい
  • 仕事が嫌なのでセミリタイアを検討したい

結論としては、下記になります。

  • 「嫌いな事で死なない事」は重要
  • 本当の自分を知るために、自分と「向き合って掘り下げる」作業が必要
  • 「You are what you eat」あなたは食べたもので出来ている

それでは早速いってみましょう!

今回の参考書籍「年収90万円で東京ハッピーライフ」

「幸せに暮らすにはある程度のお金が必要」

「お金を持っていれば暮らしが豊かになる」

上記の定説は書籍「幸福の資本論」において年収800万円、資産1億円程度まではお金と幸福度に相関関係があることが明らかになっています。

しかしながら、相関関係はあっても個々人に当てはまるかどうかはまた別の問題ということを今回の参考書籍「年収90万円で東京ハッピーライフ」は教えてくれます。

本書は2016年に出版されていますが、お金の価値観を広げる書籍として今なお読み継がれています。

本書には時が経過しても内容として色褪せる部分がなく、むしろ深みが出ている点に「普遍的な哲学書」の特徴を感じています。

内容としても読み応えが満載で、著者は自ら「選択して」下記のような生活を送っている事が赤裸々に記されています。

  • 年収100万円以下
  • 週休5日
  • 週2日勤務(介護職)
  • 東京の多摩地区在住

その他にも著者の自伝的に下記が詳細に書き綴られています。

  • 過去の生い立ち
  • 辛い経験
  • 常識に「違和感」を感じ始めたこと
  • 衣食住に関する考え方
  • 人生についての考え方

本書を読んでいる社会人は、ほとんどの場合著者より高年収のケースが多いと思います。

では、著書を読んで著者より「幸せに自分らしく生きている」と言える人はどの位いるでしょうか?

あいろん

おそらく1%もいないのではないかと思います。

因みに本書の文体はかなりライトなので、あまり読書が得意でない方でもサクサク読めちゃうでしょう。

嫌いなことで死なないこと

本書のキラーフレーズを1つあげるとしたら、「嫌いなことで死なないこと」この一言に集約されるとあいろんは考えます。

進学か就職か、会社でも興さないと生きていけないと思っている人に向けて著者は何にもならなくても、案外生きていけると意見しています。

その際の言葉がこちら。

「大事なのは、嫌いなことで死なないこと」

この言葉にはかなり心が揺さぶられました。

あいろんなりの解釈ですが、「心をなくしちゃうほど嫌な事とは距離をおいて良いんだよ」という著者からのメッセージだと考えています。

「好きなことして生きていく」なんていうYouTubeの広告がありましたが、それとは対極の考え方ですね。

あいろん

「嫌いなことで死なない」という言葉に共感したあなたは、本書を楽しく読める素質があります。

向き合って掘り下げる

「嫌いなことで死なない」を構築した後は、好きなことやベストな生き方について考え抜く作業が待っています。

ここは「向き合って掘り下げる」作業が絶対に必要だと言いながらも「自分の生き方を証明する事には意味がない」と著者は主張しています。

「自分が好きなこと」だけ自分で迷わないようにしておけばオッケーという考え方ですね。

更にこの「好きなこと」の見つけ方については、「周りからウザがられるくらい熱中した」などの体験談がキーワードになる、とも書いています。

あいろん嫁

たしかにパパはビジネス系のお話や資産運用のお話だったら熱量がすごいから、丸一日してられるもんね。

あいろん

周りに聞かれたらついつい聞いていない事まで話しすぎてウザがられる事もあるから、たしかにそうかも(笑)

You are what you eat

本書は、「低所得でも幸せに生きている」具体的な著者の考え方が詰まっています。

中でも生活と切っても切り離せない「衣食住」に関しては特に詳しく意見が述べられています。

あいろんが特に感心したのは「食」の部分です。

本書で「You are what you eat」ということわざが紹介されていますが、これは日本語訳すると「あなたは食べたもので出来ている」という言葉です。

著者の食生活は、大体下記の通りだそうです。

  • 肉は食べなくなった
  • 玄米菜食が基本
  • たま〜に外食する

玄米を主食に漬物、納豆、お味噌汁などを食べる。たまにサバの味噌煮など。

著者は逆にこの食生活にしてから下記メリットを感じているそうです。

  • 体調の変化に気づけるようになった
  • 怒りなどの負の感情が湧きづらい

お金が少なくても、しっかりと食事と向き合って栄養をとりながら美味しい食事が出来ることを著書は教えてくれます。

あいろん嫁

私も若い時は焼肉やパスタばっかり食べていたけど、食生活を健康的に変えてからストレスが溜まりづらくなった経験があるので良くわかります。

あいろん

今ではそるとちゃんの事も考えてめちゃくちゃ健康的な食事を毎日作ってくれるママに感謝です。

セミリタイア生活が合う人、合わない人のたった一つの違い

前述の通り、本書の著者のようにセミリタイアが「合う人」と、こんなはずじゃなかったと「失敗する人」には考え方に明確な違いがあります。

本書にも度々出てきますが、「仕事についての考え方」に他なりません。

著者は仕事に対して下記のような価値観を持って発言しています。

  • やりたい仕事なんて探したらあかん
  • 仕事に求めるのは、「出来ないや嫌いなことをしない」くらいで自分にオッケーを出す

一方で、例えばあいろんは仕事に対して下記のような価値観を持っています。

  • 得意なことを活かして喜んでもらえるなら、いくらでも働ける
  • 家族(特に娘)に対して金銭的な問題で選択肢を狭めたくない
  • 仕事は自分で付加価値をデザイン出来れば楽しい仕事になる

結論として、セミリタイアに合う人は「極端な支出減を苦にせず、仕事より大事な時間がある」人でしょう。

一方であいろんのようや仕事人間は、ある程度セミリタイア的な生活が出来るようになっても結局働いてしまうんだろうなぁと思います(笑)

上記を噛み砕かないままに、「セミリタイア=悠々自適だぜ!」みたいな浅はかな考えで行動に移している人は結局セミリタイア生活を謳歌出来ていないケースが多く見受けられます。

そると

パパも最初はFIREが良いな〜なんて言っていたけど、今では「FI」だけで良いってよく言っているもんね。

あいろん

そうなんだよね。

結局資産が貯まっても今の会社で働き続けるか、辞めたとしても自分で何かビジネスをやりたくなると思う(笑)

ラップアップ

今回は、現実に年収100万円程度でセミリタイアしている著者の書籍を参考に考察していきました。

本当に面白い内容でおすすめできるので、興味ある方は是非読んでみてください。

最後に一言。

あいろん

人生に悩んだ時、読み直したい本です。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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