投資

サラリーマン投資の強い味方「S&P500」SBIバンガードとeMaxis Slimはどちらが良い?

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そると

ねぇねぇ、パパがメインで投資している商品はなんていう名前なの?

あいろん

今1番保有額が多いのは「SBIバンガードS&P500」という商品だね。

eMaxis SlimS&P500も結構持ってるけどね。

そると

同じS&P500なのに商品名が違うの…?

投資信託ムズカシイ。

教えてください。

こんにちは!投資信託で積立設定をしすぎて、現金がほぼなくなってしまった経験を持つあいろんです。

今回は、SBI証券の投資信託商品「SBIバンガードS&P500」について現状整理と、eMaxis Slimとの比較について記事にしていきます。

本記事はこんな方に向けて書いています。

  • S&P500ベンチマーク連動型の投資信託が気になっている
  • SBIバンガードS&P500への投資を検討している
  • SBIバンガードS&P500とeMaxis Slimのどちらに投資して良いのかわからない

結論としては、下記になります。

  • ベンチマーク指標の「S&P500」は磐石
  • SBIバンガードS&P500は、信託報酬0.01%切りの低コスト
  • eMaxis Slim S&P500も低コストのため手数料は誤差の範囲内
  • 下落年もあるのでその点は注意

それでは早速いってみましょう!

SBIバンガードS&P500の現状(2022年11月)

「SBIバンガードS&P500」は2019年にSBI証券より発売された、S&P500連動型の投資信託です。

投資にかかるコスト・ベンチマークの優良さから当初よりだいぶ反響を呼んでいました。

特徴は下記の通りです。

  • ベンチマーク指標はS&P500。ティッカー「VOO」
  • 手数料はノーロードは、信託財産保留額、解約手数料等もなし。信託報酬は0.0938%と隠れコストを加味しても手数料が劇的に低く抑えられている。
  • SBI証券において月間積立設定金額/積立設定件数ランキング1位。(2022年11月時点)

実績は下記の通りです。

2021/6/11時点
  • 設定時から現状のリターン実績は46.65%
  • 純資産は約2230億
2022/8/24時点
  • 設定時から現状のリターン実績は82.90%
  • 純資産は約6642億
2022/11/7時点
  • 設定時から現状のリターン実績は69.99%
  • 純資産は約7106億
あいろん

「S&P500の終焉」など一部では言われていても3年で19.55%のリターンは優秀すぎるレベルです。

純資産増加も申し分なく、来年には純資産1兆に届くでしょうか。

特筆すべき点としては下記が挙げられます。

  • 手数料低コスト
  • 成長性高(米国主要500社)

S&P500の組み入れ銘柄について、昨年と比較しての推移は下記の通りです。

※2021年6月→2022年9月末時点での情報に修正しました

  • アップル↑5.87%→7.04%
  • マイクロソフト↑5.38%→5.77%
  • アマゾン↓4.20%→3.27%
  • アルファベット↓3.97%→3.66%
  • メタ・プラットフォームズ↓2.21%→1.03%
  • テスラ↑1.54%→2.21%
  • バークシャー・ハサウェイ↑1.48%→1.60%
  • モルガン↓1.33%→ランク外
  • ジョンソン&ジョンソン↑1.21%→1.42%
  • ビザ↓1.11%→ランク外
  • ユナイテッドヘルスグループ↑ランク外→1.57%
  • エクソン・モービル↑ランク外→1.22%

上位10銘柄で28.79%を占めている状況です。

GAFAMがTOP5を独占していた昨年からメタ・プラットフォームズが大きく比率を落として10位に陥落している一方、テスラが比率を伸ばし初のTOP5入りを果たしています。

昨年まで圧倒的にハイテク株偏重トレンドだったところから、エクソン・モービルやユナイテッドヘルス・グループなどの非ハイテク株がTOP10に返り咲いている点も特筆すべきポイントです。

こうして、成長企業と衰退企業の入れ替えが自動的に行われる米国オールスターチームがS&P500です。

経済活動において米国がイニシアチブを取っている限りはS&P500が投資の最適解になりうる。

この考えがS&P500投資家の根底のシナリオになっています。

2021/6/11時点で14,748円だった基準価額は、2022/8/24時点で18,198円まで上昇しています。

※2022/11/7時点は17,896円

因みに2020年3月のコロナショック時で7,742円まで短期的に落ち込んだので、2年で2倍以上に持ち直している事になります。

eMaxis Slim S&P500と比較

前述の通り、S&P500に連動した投資信託商品では現状「SBIバンガードS&P500」が手数料最安です。

正直言って他の商品を覚えてもあまり意味がありません。理由は下記です。

  • 同じベンチマークに投資するんだから
  • 手数料が低い方が資産形成に有利

しかしながらSBIバンガードS&P500とほぼ変わらないコストで投資できる「eMaxis slim S&P500」だけは知っておいて損はありません。

投資信託には「隠れコスト」というファンドが株式などを取引するときにかかる費用や、それを保管しておくためにかかる費用が存在します。

直近の実質コスト(2022年11月)
  • SBIバンガードS&P500・・・0.11%
  • eMaxis slim S&P500・・・0.12%

その他リターンについても運用成績が全く同じになることはなく、直近でリターンを比較するとeMaxis slim S&P500の方が上回っているというデータも存在します。

直近のトータルリターン(2022年8月)1年期間
  • SBIバンガードS&P500・・・11.93%
  • eMaxis slim S&P500・・・12.12%

上記は突き詰めるとかなり細かく話ができるのですが、「事前にわからない」「どちらでも良い」が大多数の投資家の総意です。

あいろんはSBI証券とマネックス証券ではSBIバンガードS&P500、楽天証券ではeMaxis slim S&P500にそれぞれ投資をしています。

あいろん

上記を見てもわかるように「どんぐりの背比べ」なので、あまり気にしなくてOKです。

そると

本当に実質コストとリターンの差でみるとあんまり変わらないんだね〜

ラップアップ

今回は、SBI証券の投資信託商品「SBIバンガードS&P500」について現状整理と、eMaxis Slimとの比較について記事にしていきました。

S&P500は過去にどの年次で切り取っても15年以上に渡り投資をしていれば、プラスになっている指標です。

もちろん過去のデータは絶対ではありませんが、名著「ウォール街のランダムウォーカー」「敗者のゲーム」などにデータを用いて詳しく書いてありますので、興味のある方は是非下記記事など参考にして下さい。

最後に一言。

あいろん

S&P500はその万能さゆえに良く取り上げられますが、当然リスクもあるのでしっかり理解してから投資を行いましょう。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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