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【3分でわかる】「私の財産告白」から学ぶ3つのポイント

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そると

パパは黒字家計を目指しているけど、年間どれくらいの貯蓄率なの?

あいろん

貯蓄率で言うと、3人家族1馬力で、大体35%を貯蓄に回せているよ。

本田静六さんの「四分の一天引き貯金法」を取り入れているからね!

そると

パパ、頑張ってるんだね♪

そんなパパが感銘を受けた「本田静六」さんの考え方を教えてくださいな!

こんにちは!10年連続で家計黒字を達成している、あいろん(@iron_money)です。

今回はサラリーマンが目指すべき「貯蓄率」について、深掘りして解説していきます。

この記事は、こんな方に向けて書いています。

  • 貯蓄率の平均を知りたい
  • 「私の財産告白」のポイントが知りたい
  • 貯蓄の目安を知りたい
  • サラリーマンでFIREを目指している
  • 年収1000万円だとどれくらい貯蓄できるのか知りたい

結論としては、下記になります。

  • 手取りの10%は誰でも貯蓄出来る
  • 「四分の一天引き貯金法」は最強のマネーハック
  • 本田静六氏の考え方は貯蓄のヒントになる

それでは早速いってみましょう!

今回の参考書籍:「私の財産告白」

そると

パパ、人生において「絶対に読むべき本」ってある?

あいろん

「私の財産告白」は絶対読むべきだと思うよ。

というか、本田静六さんの考え方を取り入れられれば、お金に困る人生はまずありえないよ。

名著『私の財産告白』本田静六氏の著書で、初版は1950年に出版されています。

お金に関する書籍として、70年以上経過した現代でも通用する考え方が認められています。

良質な考え方が、多く記されています。

あいろん

「お金を貯めたいんだけど貯められない」という相談が来たら、私は迷わずこの本をプレゼントするようにしています。

あいろん嫁

本田静六氏は「四分の一天引き貯金」という考え方が1番有名です。

その他でも、パパがうなった話が多いんです。

本田静六氏の考え(抜粋)
  • 子孫の幸福と財産(財産分与の考え方)
  • 四分の一奉仕(寄付金の考え方)
  • 平凡人の成功法(天才恐るるにたらず)

特に有名な「四分の一天引き貯金」についての考え方は、下記の通りです。

「四分の一天引き貯金」についての考え方
  • あらゆる通常収入は、四分の一を天引き貯金してしまう
  • 臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む

そると

つまり給料は全て25%貯蓄に回して、ボーナスなどの臨時収入は全て貯蓄に回すってこと!?

お金足りなくならないのかな。

あいろん

楽勝だね。

本田静六氏は著書でこう言ってるよ。

「私はただ生活の出発を一段下げた処から始めるとさえ考えればよろしかったのである」

あいろん嫁

深い言葉だね。

見栄をなくせば、誰でも出来るっていう話も本質をついているね。

年収1000万円の「四分の一天引き貯金法」をシミュレーション

あいろん

さて、年収1,000万円の家計であれば、本田静六氏の考え方でどれくらい貯蓄出来るのかシミュレーションしてみましょう。

あいろん嫁

年収1,000万円だと、手取りは大体720万円くらいかしらね。

ボーナスは会社によって全然違うけど、4ヶ月分くらいで見てみようか。

手取り収入:720万円の場合
  • 給料45万円×12ヶ月=540万円
  • ボーナス180万円
  • ①給料からの天引き額・・・540万円×25%=135万円
  • ②ボーナス額・・・180万円
  • ①+②=315万円

貯蓄率

  • 31.5%(額面ベース)
  • 43.7%(手取りべース)
あいろん

当然ながら、額面ベースと手取りベースでは全く数字が異なります。

生活費を400万円/年に使えるので、贅沢しなければこのくらいは余裕で貯まります。

そると

額面ベースでも31.5%は貯蓄に回せるってことだね。

でも年収1,000万円なんてかなり高水準なのに、思ったより少ないね。

あいろん

そるとちゃん、鋭いね。

本田静六氏はこうも言っているんだ。

「貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資するがよい。貯金を貯金のままにしておいては知れたものである」

あいろん嫁

つまり上記のケースでは、315万円の貯蓄は最低ライン。

そこに株式配当金の再投資やその他収入も全て貯蓄に回されるから、実際はもっと多くなるのね。

あいろん

その通り!

人によって収入源は違えど、この方法でいけばサラリーマンでも「貯蓄率35%」は達成できるはずだよ。

あいろん嫁

パパのような都内在住のサラリーマンは下記のような暮らしが、ストレスなく過ごせる黄金比率と考えているそうです。

都内在住のサラリーマン黄金比率
  • 年収1000万円(手取り700万程度)
  • 生活費400万円
  • 貯蓄率35%
あいろん

年収は平均から見れば高いとは思いますが、年収にこだわる必要はないので福利厚生なども使い倒すのがコツです。

特に住居費削減(社宅)のインパクトは大きく、必見です。

「私の財産告白」3つのポイント

「私の財産告白」3つのポイント
  1. 自分の値打ちを過大評価しない生き方になる
  2. 仕事が面白くなる
  3. 二杯の天丼はうまく食えぬ

サラリーマンは所属している会社によって所得が大きく分かれますが、それでも「四分の一天引き貯金法」は実現可能です。

あいろん

最新の平均年収「443万円」で計算しても、手取りは大体月30万円。

その中から22.5万円で暮らすことは、可能でしょう。

あいろん嫁

ここまでパパが本田静六氏に深く共感したのは、単なる蓄財だけではなく下記3点のポイントが心に刺さったからです。

あいろん

お金のみならず「人生観」として心に留めておきたい言葉です。

①自分の値打ちを過大評価しない生き方になる

本田静六氏は、本書でこう説いています。

「貯金生活を続けていく上に、1番のさわりになるものは虚栄心である。一切の見栄をさえなくすれば、四分の一天引き生活くらいはだれにでもできるのである」

「自分の値打ちが銀もしくは銅でしかないのに、暮らしのほうは金にしたい。金メッキでもいいから金に見せかけたい。こういった虚栄心から多くの人が節倹できないのである。銀はどうせ銀、銀なりに暮らせば良いのである」

そると

銀なのに金に見せかけてもしょうがない!って言ってるんだね。

深いね。

勉強になる〜。

あいろん嫁

言われてみれば、本当にその通りだね。

文字だけで心に響く感覚があるね。

さらに本田静六氏は、下記のようにたたみかけます。

「さらに人生をより安全に、生活をより健全にしようとするならば、むしろ一歩を退いて、実力以下の銅なり、鉄なりの生活から出発していくべきではないだろうか」

あいろん

いやぁ、この言葉にはシビレました。

「銀は銀なりに暮らせば良いし、なんなら銅の暮らしをすれば良いじゃない」という私の価値観を70年以上も前に言語化してくれていたとは驚きです。

そると

パパはこの本を読んだ時がちょうど生活レベルが「銅→銀」になった時期で、本田静六さんを見習ってまた銅の暮らしに戻したらしいよ。

②仕事が面白くなる

本書には、仕事についての価値観も多数記載されています。

一貫して「経済的自立と仕事の面白みは相関関係にある」と主張しています。

本田静六氏は、下記のように語っています。

「経済的な自立が強固になるにつれて、勤務の方にもますます励みがつき、学問と教育の職業を道楽化して、いよいよ面白く、人一倍に働いたものである」

「職業を道楽化する方法はただ一つ、勉強に存する。努力また努力の他はない」

「あらゆる職業は芸術と等しく、初めの間こそ多少苦しみを経ねばならぬが、早晩必ずその仕事に面白味が生まれてくるものである」

あいろん嫁

パパと全く同じ考え方でびっくりしちゃった!

パパも「仕事は面白ポイントをいかに早く見つけるかのゲーム」って言ってるもんね。

あいろん

本書にも本田静六氏が実際に行った「米つき」という仕事が書いてあるけど、機械的なツマラヌ仕事でも、少し工夫をすれば面白く続けることができる点はすごい共感できるね。

そると

仕事の道楽化が進めば、経済的自立にも進んでいくから一石二鳥だよね♪

③二杯の天丼はうまく食えぬ

本書の中で、個人的に最も共感したのが「二杯の天丼はうまく食えぬ」です。

本田静六氏が苦学生時代に食べてあまりに美味しかった天丼を、いつか二杯食べてみたいと思ったそうです。

時がたって、お金持ちになった本田静六氏は二杯の天丼を頼みました。

結果的に食べきれなかったし、美味くもなかったというお話です。

そると

経済学でいうところの「限界効用逓減の法則」だよね。

話としては、そんなに珍しくもないような気がするけど?

あいろん

そるとちゃん、素晴らしい着眼点だね。

でもすごいのは、ここからなんだよ。

本田静六氏は人生について、下記のように分類します。

「人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その動きの生活の方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである」

上記はまさに、人生の真理と呼べるでしょう。

本田静六氏は、天丼から学んだ人生観を最後に下記のように記しています。

「一杯の天丼を一杯だけ注文して舌鼓を打つところに、本当の味わいがあり、食味の快楽がある」

あいろん

深すぎて、読んだ時に鳥肌が立ちました。

自分が幸せを感じられているのは、確かに少しずつだけど上向いているからだとハッと気付きました。

そると

サラリーマンは少しずつでも所得が上がっていると、幸福を感じやすいのかもしれないね。

ラップアップ

今回は本田静六氏を参考に、サラリーマンが目指すべき「貯蓄率」について深掘りして解説していきました。

具体的に支出を減らしたり収入を上げたい場合は下記の記事も参考にしてみてください。

最後に一言。

あいろん

本田静六氏のマインドは、現代でも十分役立ちます。

興味ある方は是非読んでみましょう。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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