パパ、投資初心者向けの高配当株って誰でも知ってる大企業が多いよね。
ニッチな分野ですごい企業はないの?
そるとちゃん、目のつけどころが素晴らしいね。
日本にはニッチトップ企業もたくさんあるよ。
書籍「半オートモード」にもニッチ企業が掲載されているよ。
パパは「やっと投資中級者向けの高配当書籍が出てきた。読みごたえがある」と言ってとても喜んでいたよね。
今回はそんな「ニッチ分野」でパパが投資している3銘柄を紹介します♪
こんにちは!コロナ禍を機に、高配当株式投資にどっぷりハマっているあいろん(@iron_money)です。
今回は「高配当株に興味が出てきて、セクター別に詳しく知りたい人」向けの記事になります。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる超配当株投資」
「長期株式投資」さんは、パパもX(旧Twitter)でフォローしている日本の高配当株に特化した個人投資家だよ。
そうそう、前回の書籍もとにかくわかりやすくて再現性が高いので今回の書籍も楽しみにしていたんだよ!
「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる超配当株投資」(以下、超配当株投資)著者の長期株式投資さんは、X(旧Twitter)やブログでメインに発信されている個人投資家です。
特筆すべきは「日本株式に特化している」という点です。
「死ぬまで持ちたい17銘柄」として実際に自分の保有銘柄を公開していて、非常にわかりやすくて再現性が高い投資手法が特徴なんだよ♪
パパが保有している銘柄とも結構被っているよね。
そんな長期株式投資さんの投資モットーは、下記になります。
- 再現性があること
- シンプルで誰にでも真似できること
- 投資初心者でも理解できること
前作「オートモード〜」ではわかりやすさを徹底的に追求していましたが、今回の「超配当株投資」では発展的な内容にフォーカスして紹介しています。
前作では「死ぬまで持ちたい17銘柄」を選定した理由にフォーカスして説明していました。
今回は「なぜ他の銘柄はその17銘柄と比べて投資対象として弱いのか?」が懇切丁寧に書かれています。
今回はセクター別に銘柄を紹介してくれているから、すごいボリュームだよね。
パパみたいな「詳しく知りたい中級者」にはたまらない内容だね。
また、本書は下記についても記載があります。
上記において運用に迷いがあったり、悩んでいる時は一読して損はありません。
パパ的には、長期株式投資さんは配当太郎さんと並んで、信用できる高配当投資家だそうです。
企業を見る「決算短信1分間チェック法」
本書で大部分を割いて解説しているのは「株式投資においての判断のモノサシ」についてです。
逆にこのモノサシだけ身につけてしまえば、「株価が割安or割高」を計れます。
売買タイミングが適切なのかを自己判断できるということです。
本書には、様々な指標の見方をわかりやすく解説しています。
わたしが個人的に1番役立ったのは「決算短信1分間チェック法」です。
パパ、「決算短信」ってなぁに??
決算短信は「事業年度に係る決算の内容及び四半期累計期間に係る決算の開示」だよ。
企業の業績が1番早く開示されるから、決算短信を見ると、企業の「今」と「先行き」がわかるんだよ。
決算短信は「四半期」と「年間」に分かれるけど、パパ曰くはじめて見る時は年間の「決算短信」がおすすめだそうです。
決算短信においてチェックするポイントは、3点だけです。
- EPS(1株利益)の推移
- 次年度の予想EPS
- 配当の推移
①で今年度のEPSが前年度より成長していて、②で次年度で更にEPSの増加が見込め、③の配当が順調に増えているか(減配していないか)チェックするという具合です。
これだけで良いんなら、確かに簡単そうかも♪
簡単そうなので、本書でも出てくる銘柄でパパが注目している3銘柄の決算短信をみてみましょう♪
注目銘柄①信越化学工業
EPS(1株利益)の推移
- 2022年度3月期・・・240.76円
- 2023年度3月期・・・347.84円
- 2024年度3月期・・・259.41円
次年度の予想EPS
記載なし
配当の推移
- 2022年度3月期・・・400円
- 2023年度3月期・・・500円
- 2024年度3月期・・・100円
※2023年3月31日に株式5分割実施済
「化学」セクターは業績安定・財務基盤が堅固な銘柄が多いのが特徴です。
その中でも時価総額トップをひた走るのが「信越化学工業」です。
塩化ビニル樹脂(塩ビ)・シリコンウエハーという特定の分野で世界首位の超優良企業です。
財務基盤は鉄壁で、配当は実質累進配当となっています。
シリコンウエハーは今もっとも世界で必要とされている「半導体」の材料であり、塩ビは住宅用建築資材などに使用される「必需品」です。
片方だけでもすごいのに、二分野で世界首位ってもうニッチトップのレベルじゃないね。
信越化学は会社として、基本は減配せずに配当を増やしていく方向性ってことだよね♪
いいことだね♪
本書では配当利回り3%以上が検討の目安と記載がありますが、個人的には2%あれば十分検討して良い銘柄だと感じています。
パパは純粋な高配当株というより、株価の上昇も見込んでいます。
実際に長期保有でダブルバガー(取得時の2倍)を達成しています。
参考株価 | |
---|---|
2023年10月 | 4,302円 |
2023年12月 | 4,895円 |
2024年1月 | 5,940円 |
2024年2月 | 6,424円 |
2024年5月 | 5,900円 |
注目銘柄②サカタのタネ
EPS(1株利益)の推移
- 2021年度5月期・・・171.24円
- 2022年度5月期・・・276.02円
- 2023年度5月期・・・213.98円
次年度の予想EPS
2024年度5月期・・・180.38円
配当の推移
- 2021年度5月期・・・38円
- 2022年度5月期・・・45円
- 2023年度5月期・・・55円
サカタのタネは、本書を読むまで全くのノーマーク銘柄でした。
しかしながら配当は堅調に推移しています。
財務基盤が鉄壁だね。
まさにニッチトップ!
ブロッコリーのシェアがすごすぎる。
企業としては非の打ち所がなく、それ故に株価も高値圏で推移して配当利回りが低いのが難点です。
個人的には本書の推奨と同様、配当利回りが2%に近づいてくれば投資を検討しても良いと考えます。
パパは、信越化学と同じく「増配余地+株価上昇」も含んでサカタのタネに投資しているそうです。
パパはブロッコリー大好きだから、今後もサカタのタネさんにはユーザーとしてもお世話になるもんね〜♪
サカタのタネは株主優待がカタログギフトなので、それも合わせて楽しみにしている銘柄です。
長期保有向きなので付き合いやすい銘柄です。
参考株価 | |
---|---|
2021年11月 | 3,175円 |
2022年12月 | 4,330円 |
2023年12月 | 3,910円 |
2024年2月 | 3,630円 |
2024年5月 | 3,655円 |
注目銘柄③リンナイ
EPS(1株利益)の推移
- 2022年度3月期・・・156.80円
- 2023年度3月期・・・176.92円
- 2024年度3月期・・・184.75円
次年度の予想EPS
199.88円
配当の推移
- 2022年度3月期・・・140円
- 2023年度3月期・・・160円
- 2024年度3月期・・・60円
- 2025年度3月期予想・・・80円
※2023年に株式3分割実施済み
給湯、厨房などのガス器具首位のリンナイは地味ですが海外展開も積極的です。
売上高営業利益率も製造業として合格ラインの10%超、業績も堅調です。
EPSと配当がどっちも年々伸びていっている、良い会社だと言うことがよくわかるね。
リンナイも株価ベースの利回りは2%前後が検討目処です。
20年連続増配中の安定感は信用できるね♪
参考株価 | |
---|---|
2022年4月 | 2,706円 |
2022年12月 | 3,263円 |
2023年12月 | 3,280円 |
2024年2月 | 3,489円 |
2024年5月 | 3,714円 |
ラップアップ
今回は「高配当株に興味が出てきて、セクター別に詳しく知りたい人」向けに記事にしました。
「超配当」を読むともっと細かくたくさんの会社がセクター別に登場します。
投資先を広げたい人は読むべきだね。
最後に一言。
「将来の高配当株」という簡単で増配や成長余地のありそうな会社に投資するのも楽しいものです。
それではまた!