書評

ドイツ人は節約好き?明日からマネできるお金の考え方6選

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そると

パパ、日本がGDPでドイツに抜かれて4位になっちゃったね。

ドイツってどんな国なの?

あいろん

GDP的にはイケイケどんどんのイメージが強いんだけど、ドイツは節約家が多くて有名なんだよ。

あいろん嫁

パパの考え方はドイツ人と近いよね(笑)

気が合いそう。

そると

そうなんだぁ。

じゃあドイツ人の金銭感覚について詳しく教えてください〜♪

こんにちは!ドイツ人の考え方を知り、深く共感したあいろん(@iron_money)です。

今回はGDPで日本を抜き3位に浮上した「ドイツから学ぶお金の考え方」について紹介していきます。

この記事はこんな方に向けて書いています。

  • ドイツ人の金銭感覚を知りたい
  • 日本とアメリカ以外のお金の感覚を知りたい
  • ドイツ人のライフスタイルを知りたい

結論としては、下記になります。

  • ドイツ人は年間休日が「150日」
  • サービスについて日本と考え方が違う
  • ドイツ人の考え方はFIREやセミリタイアの参考になる

それでは早速いってみましょう!

今回の参考書籍:「ドイツ人はなぜ年290万円でも生活が豊かなのか」

そると

パパはそもそも、なんでドイツのことについて詳しいの?

あいろん

ママに「パパは考え方がドイツ人だよね」と言われて親近感が湧いたからかな(笑)

関連書籍は複数読んだけど、今回の参考書籍が1番わかりやすかったよ。

あいろん嫁

「ドイツ人はなぜ年290万円でも生活が豊かなのか」というタイトルがわかりやすいよね(笑)

「ドイツ人の可処分所得の平均は290万円前後」

「生活満足度調査によると、日本よりドイツの方が2割以上満足している」

上記は本書で明らかにされている内容です。

  • 国民一人当たりの所得は日本と比べて少ない
  • GDPでは日本を抜いて第3位の経済大国
  • ドイツでは「カローシ」という言葉は日本特有の言葉だと思われている
あいろん

わたしはドイツはてっきり猛烈系のワークスタイルだと思っていましたが、実態は全く違いました。

本書はわかりやすくそれを紹介してくれています。

そると

日本人が学ぶべきライフスタイルはドイツにあったんだね…それではパパ、わかりやすく紹介よろしく♪

ドイツ人のライフスタイルの特徴3選

ドイツ人のライフスタイルの特徴3選
  1. 「静かな環境」「自由時間」を重視する
  2. 毎年150日休む
  3. ショッピングより「自然」と「家族」

①「静かな環境」「自由時間」を重視する

「お金だけがすべてではない」

ドイツに29年住んでいる著者からすると、ドイツ人は上記の考え方を強く感じています。

では、何を重視するのか?と考えた時に「静かな環境」「自由時間」を重視する傾向が強いそうです。

  • 商店街のスピーカー
  • 選挙期間中の街頭演説
  • 駅で乗降を知らせる音楽
  • 学校の周辺まで響き渡るチャイム
あいろん

ドイツには上記のような音は無縁だそうです。

あいろん嫁

「仕事の疲れを癒すためには静かな環境が不可欠」だとわかっているんだよね。

自由時間に関しても考え方が顕著で、「プライベート確保」が最優先。仕事はほどほどで良い、という国民性です。

そると

「労働で自己実現」という考え方が日本より少ないんだね。

あいろん

「健康を犠牲にしてまで長時間労働」なんていうのはドイツ人にとってはもってのほか。

ドイツ人は不思議な言葉として「カローシ」を取り上げているそうだよ。

あいろん嫁

この考え方は超重要だね。

パパもハードワークしすぎる時があるから参考にするんだよ!

② 毎年150日休む

日独の働き方の大きな違いとして、「有給休暇」が挙げられます。

ドイツは60年以上前に制定された「連邦休暇法」によって、経営者は毎年従業員に最低24日の有給を与えなくてはならないとされています。

あいろん

驚くべきことに、ドイツの大半の企業は上記を上回る年間30日の有給を与えているそうです。

上記に「残業の代休振替え」「土日祝日」を合わせることによって、ドイツのサラリーマンは毎年150日休んでいる計算になります。

あいろん

日本は令和4年の統計調査で年間休日107日が平均とされていて、大企業でも年間休日115日。

この差は圧倒的です。

あいろん嫁

年間の41%を働かないのに、GDP3位の経済大国として君臨しているのは衝撃的です。

そると

毎年6週間の有給があって、長期休暇も当たり前。

日本も見習うべきライフスタイルだね。

③ ショッピングより「自然」と「家族」

ドイツ人の国民性の1つに「強烈な国民主義」があります。

あくまでもゴーイング・マイ・ウェイ。

大半は洋服にお金をかけず、他人が自分のことをどう思おうと気にしないメンタルを持ち合わせています。

また前述のようにワークライフバランスを何よりも重視するので、ショッピングなどで「消費して」ストレスを発散する発想がないのも特徴です。

  • 友人をブランチに招いてコーヒーを飲みながら世間話
  • 近くの公園をのんびりと散策
  • 陽の光を浴びてゆっくり過ごす

上記のようにお金をかけず、豊かに暮らすことが上手な国民性と言えるでしょう。

あいろん

ドイツ人は感覚として「セロトニン」と「オキシトシン」による幸福を理解していると感じます。

あいろん嫁

パパの愛読書、樺沢紫苑さんの「精神科医が見つけた3つの幸福」の内容をまさに実践している感じだね。

そると

パパの休日の過ごし方、ドイツ人そのまんまだね(笑)

ママがドイツ人と気が合いそうって言った理由がわかったよ。

ドイツ人から学ぶ「お金の考え方」3選

ドイツ人から学ぶ「お金の考え方」3選
  1. サービスより費用を重視する
  2. お金<時間の徹底
  3. お金をかける場所に納得する

①サービスより費用を重視する

「ドイツは閉店法により店を開ける時間が規制されている」

「ドイツ人はサービスが苦手で、日本人の感覚からすると低いサービスレベルにある」

上記を聞くと、サービスに慣れきっている日本人は驚くでしょう。

あいろん

日本からドイツへ駐在した同僚も、「日本のサービスレベルがいかに高いか思い知った」と言っていました。

ホテルのサービスを例にとってみても、日本では下記のようなサービスはザラにあります。

  • 深夜にお腹が空いた時の軽食
  • 無料でフロントで備品を貸し出す
  • ズボンのファスナーが壊れたら無料で直してくれる
  • 客のために従業員がエレベーターのボタンを押してくれる
そると

上記はドイツ人にとっては考えられないそうで、「サービスよりも宿泊代を安くしてほしい」という考え方なんだって。

あいろん嫁

パパが出張時に良く使う「アパホテル」の考え方はドイツ的だよね。

あいろん

ドイツ人の考え方、マジでわかる!

そのサービス要らないから千円安くしてって何回思ったことか(笑)

②お金<時間の徹底

前述の通り、時間に関してもドイツ人は大変シビアです。

あいろん

下記のような日本的な考え方は全く通用しないらしいです。

  • 仕事は終わっているのに上司が帰らないので自分も職場に残る
  • 基本給が低いので、残業で手取りを多くする

前述のサービスにこだわらない考え方も、根底には「サービスをあえて低水準にする」があります。

上記によって、2つのメリットが生まれます。

  • 労働者は短い労働時間で済む
  • 消費者は物の値段が割安になる
あいろん嫁

パパは本書を読んで「ドイツは素晴らしい。考え方に一貫性がある」と感動していました。

あいろん

タイムイズマネーとはよく言ったものです。

わたしも大いに見習おうと思いました。

③お金をかける場所に納得する

そると

パパ、ドイツ人の考え方は良くわかったよ。

でも少し「ケチ」な感じに見えちゃうね。

あいろん

そるとちゃん、素晴らしい着眼点だね。

確かに国民性はケチなんだけど(笑)、同時に下記のようなお金のかけ方に国を挙げて取り組んでいるんだ。

  • 電力料金の値上げ
  • 排ガス規制の強化
  • 消費税(19%)
あいろん嫁

日本だったら反発が起きそうな内容でも、ドイツ国民は大半が納得しているんだね。

所得が多くない層が多いドイツ人が上記に対しても文句を言わない根底は、「エネルギー転換」というプロジェクトへの支持です。

  • 多少のコストがかかっても自分たちの済む環境を守る「エコロジー思考」
  • エネルギー転換による「脱原子力・化石燃料」
あいろん

過剰なサービスや物への依存、エネルギーを減らしても経済は成長できる。

皮肉なことにドイツは「GDPで日本を逆転」という結果で日本人に証明してくれました。

ラップアップ

今回は「ドイツから学ぶお金の考え方」について紹介していきました。

特にFIREやセミリタイアに興味がある人は、ドイツ人の思想を知っておくべきでしょう。

最後に一言。

あいろん

かなり親近感が湧いたので、近いうちに一度ドイツへ行ってこようと思います。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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