パパは「幸せだよ」っていうのが口癖だよね。
どんな時に感じるの?
たくさんあるよ。
例えば、朝に起きて太陽の光を浴びながらランニングしている時。
そるとちゃんの楽しそうな表情を見ている時。
家族3人で美味しいご飯を食べている時。
なんかすごい、平凡な日常って感じだね…
幸せの土台は安らぎの「セロトニン」とつながりの「オキシトシン」だからね。
平凡な日常が1番幸せだよ。
お金持ちだからって幸せとは限らないんだよ。
そうなの!?
それでは今回は「幸せに感じるパターン」について詳しく教えてください♪
こんにちは!家族がいて幸せだと感じている、あいろん(@iron_money)です。
今回はサラリーマン向けに「幸せを感じる3つのパターン」について紹介していきます。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「精神科医が見つけた3つの幸福」
パパ、今回の参考書籍はどんな人が書いているの?
精神科医であり、ベストセラーも多数出している樺沢紫苑さんだよ。
具体的に「幸福」を定義していて、面白いんだ。
パパは樺沢さんのファンだもんね。
特に今回の参考書籍は「学校の教科書にした方がいい」と興奮していたもんね(笑)
よくある「幸せ」になる方法は、たいてい間違っています。
上記は本書の冒頭の言葉ですが、どんな状態になったら「幸せ」なのか定義できていない人が大半です。
大多数の人は、下記のような事柄が幸せだと勘違いしています。
勤勉で真面目な日本人は、幸福度が世界第62位。
主要先進国では最下位です。
そして、著者は日本人の幸福度が低い原因として「ドーパミンだけを求めすぎている」ことに言及していきます。
ドーパミンって、何か達成したり挑戦する時に出る脳内物質だよね。
それがいけないの?
ドーパミン自体は幸せに感じる脳内物質なんだけど、もっと大切なものが他にあるんだよ。
それが「セロトニン」と「オキシトシン」なんだね。
それでは実際にあいろん一家の事例を通じて、幸せを感じる瞬間をパパに紹介してもらいます♪
幸福の3パターン
- セロトニン的幸福(健康の幸福)
- オキシトシン的幸福(つながりと愛の幸福)
- ドーパミン的幸福(成功や地位の幸福)
①セロトニン的幸福(健康の幸福)
気分・感情・体感
一言で言うと「心と身体の健康」
- 体調がいい
- 気分がいい
- 気持ちがいい
- 清々しい
- 爽やか
具体的なケース
- 青空がきれいだと感じながら朝散歩
- 森林の中をウォーキング(森林浴)
- 天気が良い日に公園でランニング
- マインドフルネスや瞑想をしている時
- 外で寝っ転がって空や星を見ている時
- 温泉に浸かり「気持ちいい〜」時
セロトニンは、日常の中で十分得られる幸福だっていうことが良くわかるね。
その通り!
病気になったり調子が悪いと、何もする気が起きなくなるよね。
それこそがまさにセロトニンが低下している状態なんだよ。
心も同じで、うつ病はセロトニン低下の究極の状態だそうだよ。
パパは良く朝からランニングしてるけど、これはセロトニン分泌のためには理にかなってたわけだね。
びっくり。
パパは20代の時は長時間残業や不健康な生活でセロトニン不足だったもんね。
それで気分が落ち着かなかった時期があるから身に染みて大切さをよくわかってるんだよね。
②オキシトシン的幸福(つながりと愛の幸福)
安心・やすらぎ・リラックス・満たされ感
一言で言うと「つながりの幸福」
- 夫婦関係
- 親子関係
- 恋人関係
- 友人との一体感
- コミュニケーションや交流の楽しさ
- コミュニティ所属の安心感
- ペットとの触れ合い・癒し
具体的なケース
- 友達とのおしゃべり
- 夫婦でゆっくりと話す時間
- 子どもと一緒に遊ぶ、抱っこする
- 話が盛り上がって楽しい
- 会社仲間とのコミュニケーション
- 動物やペットといる時の癒され感
オキシトシン的幸福が失われている最たる状態が「孤独」や「孤立」になります。
ずっと1人でいても、脳科学的に人間は満たされないようにできているそうです。
職場や家庭内の人間関係がうまくいかないと、幸せとは言えない。
職場のストレスの9割以上が「人間関係」というのも納得です。
長年仕事しかせずに「会社人間」になってしまうと、会社がなくなった瞬間に所属コミュニティが失われて不幸になる。
これもオキシトシン的幸福が関係しています。
③ドーパミン的幸福(成功や地位の幸福)
成功・達成・高揚感
一言で言うと「成功の幸福」
- 昇進や昇給
- 地位や名誉
- 達成や自己成長
- 学び
- 承認欲求
- 快楽物質
具体的なケース
- お金を得る
- 欲しいものを手に入れる
- 仕事で成功する
- スポーツの大会で優勝する
- ゲームをして楽しい
- 美味しいものを食べた時
- お酒を飲んだ時
なんか、ドーパミンはセロトニンやオキシトシンみたいな感じじゃないね。
高揚感と興奮がともなう、激しい幸福なんだね。
そうなんだよ。
ドーパミンは端的に表現すると「楽しい・おもしろい」+「もっともっと」の物質だからね。
遊びでも趣味でも仕事でもドーパミンが出る場面はあるんだよね。
ドーパミンは「やる気やモチベーションの源」という光の側面と「依存症になりやすい」という闇の側面があるんだね。
上記のようにドーパミンには良い面と悪い面がありますが、特に気をつけないといけないのが「依存症」です。
実は下記の依存症、すべてドーパミンが原因です。
手軽に手に入る「快楽物質」でドーパミン的幸福を得るのは危険なんです。
パパも若い頃はドーパミンだけを追い求めて「成果」「承認」に奔走していました。
どれだけ仕事で成果を出しても、いつも辛そうでした。
その時はママとも不仲で、うまくいってなかったんだよね。
ドーパミン的幸福だけでは幸せになれないというのは、当時のパパを見ていたら納得だね。
優先順位は「セロトニン→オキシトシン→ドーパミン」
前述の通り、本書は幸福ホルモンについて下記「優先順位」まで示してくれるのが特筆すべき点です。
1番は「セロトニン」
2番が「オキシトシン」
最後が「ドーパミン」
また、それぞれについてもおすすめの方法を教えてくれます。
年収800万円までは、収入にこだわるのが「幸せのコスパ」が良いということだね。
オキシトシン的幸福も、色んな人と交流すればいいってもんでもないんだね。
家族や友人など、各コミュニティの中で2〜3人とつながっていれば十分幸せなんだね。
著者はアメリカで毎日5時に帰社する人に「帰って何をするのか」と聞いた時、こう答えられたそうです。
「何をバカな質問をするの。家族と一緒にご飯を食べるに決まってるじゃない」
筆者を執筆に導いた、原体験が上記だそうです。
オキシトシンはやっぱり重要なんだなとしみじみ感じます。
「リモートワークの方が幸福度が高い」というのは、上記も影響しているのかもしれません。
実際にパパのリモートワークが多くなってから、家族でご飯を食べる頻度が段違いに多くなったもんね。
嬉しい♪
最強の幸福「フロー状態」に入りやすい状態3選
- 仕事が楽しい
- 能動的娯楽が趣味
- 読書習慣がある
本書では、幸福心理学における1つの結論も教えてくれます。
「フロー体験こそが幸福である」
フロー体験ってなぁに?
何かに「没入している」「熱中している」という状態だね。
フロー体験時は「ドーパミン」「オキシトシン」「エンドルフィン」「ノルアドレナリン」「アナンダミド」の5つの幸福物質がどばどば出ているそうだよ。
そんな「幸福物質のオンパレード」を出しやすい状態を、パパが3つ紹介します♪
①仕事が楽しい
仕事をするときに「楽しい」と思う人は、ドーパミンが出ます。
ドーパミンが出ると「モチベーション」が高まり、「仕事の生産性」「記憶力」「学習能力」がアップします。
上記の人は、仕事がうまくいきやすい。
すると、結果が出やすいという「正のループ」に入ります。
フローに入るためには「どんな仕事が向くのか」「どんな仕事している時が楽しいのか」の自己観察が必須です。
例えばパパの場合は「人と話す」「外出や出張して商談する」「現場の問題点を探しに行く」などの仕事は楽しいと感じるそうです。
逆に「デスクワーク」「ルーチンワーク」などは、明らかに向いていません。
パパは現在では講師や外向きの仕事をメインにして「仕事が楽しい」「充実している」と言っています。
ドーパミンが出ているから楽しいということなんだね。
②能動的娯楽が趣味
「仕事が楽しくない」
「仕事が楽しめれば苦労していない」
上記のように考える人もいるでしょう。
個人的には「まず仕事を楽しめる環境にする」ことは重要だと考えますが、一方で本書には下記のような記載もあります。
「没入できれば趣味でも仕事でもいい」
言い換えると、フロー状態に入れるような趣味を持っていればドーパミン的幸福は十分に得られることになります。
ドーパミンが出やすい趣味は「能動的娯楽」と呼ばれ、本書で紹介されています。
- 読書
- ボードゲーム(将棋、囲碁、チェス)
- 楽器の演奏
- ダンス
- スポーツ
一方で、フロー状態に入りにくい「受動的娯楽」もあります。
- テレビ
- ゲーム
- スマホ
- お酒
集中力を使わず、スキルも必要としないのが「受動的娯楽」の特徴なんだね。
「能力を発揮するフロー体験は人を成長させ、受動的な娯楽は何も生まない」ということだね。
③読書習慣がある
パパ、幸せになるためにフロー状態に入りたいけど仕事も趣味もない人はどうすればいいの!?
「確実」かつ「手軽」にフロー状態に入りやすい趣味に昇華させやすいのは、間違いなく「読書」だとパパは思うよ。
「読書」にはものすごいパワーが秘められています。
上記の「能動的娯楽」にも当てはまり抜群にとっつきやすいのが読書のいいところです。
パパも20代後半までは一切読書してなかったけど、人に勧められてから急激に読みはじめるようになったもんね。
ラップアップ
今回は「幸せを感じる3つのパターン」について紹介していきました。
「幸福ホルモン」の基礎知識は誰にでも当てはまる、確実に知っておいた方がいいレベルの知識だと感じました。
興味を持った方は読んでみて損のない良書です。
最後に一言。
「セロトニン」と「オキシトシン」さえあれば人生は楽しめる。
「ドーパミン」はスパイスとして楽しめばいいとわかれば、生きやすくなる人も多いはずです。
それではまた!