パパ、ママ友の〇〇さんのおうちなんだけど旦那さんと険悪で大変なんだってさ…色々相談されちゃったよ。
そうなんだ。確か旦那さん超一流企業勤務だったよね?
稼ぎはあるけど忙しくて時間取れないんだろうな…
その点、パパはそるとちゃんともいっぱい遊べる時間を確保してくれるから助かるよ。
やっぱり家族仲が1番だよね♪
パパー、早くおままごとしよ〜♪
こんにちは!家族の人間関係が円満なあいろんです。
今回は2022年5月13日号の雑誌「プレジデント」で特集されていた「年収300万父さんのリッチ経済学2022」よりお金と幸福度についての統計調査を見ていきます。
この記事はこんな方に向けて書いています。
- 年収300万円のリアルを知りたい
- 年収300万円でも勝ち組になりたい
- 稼ぎが少なくても幸せと感じるメカニズムを知りたい
結論としては、下記になります。
- 幸福度TOP3は「家族」「時間」「健康」
- 守るものがないと人は気楽に生きられる
- 真っ先に削る支出は「家賃」
それでは早速いってみましょう!
幸せな年収300万VS不幸せな年収1000万(3000人アンケート調査)
今回本誌では「年収300万円でも幸せな人」と「年収1000万円でも不幸せな人」という対立を特集しています。
年収300万円というと大体手取りにして240万円前後で、20万円/月程度の生活レベルになります。
本誌のアンケート結果を一部抜粋してみます。
毎月の貯蓄額
- 〜1万円未満:15.3%
- 〜2万円未満:20.8%
- 〜3万円未満:14.6%
- 〜4万円未満:9.7%
- 5万円以上:15.6%
- 10万円以上:4.4%
3万円未満に過半数がよってはいる一方、5万円以上も20%と大きく差が分かれるアンケート結果になっています。
- 〜2万円未満:13.3%
- 〜3万円未満:6.7%
- 〜4万円未満:16.7%
- 5万円以上:20%
- 10万円以上:36.7%
順調に貯蓄できている世帯もいる一方、年収300万と変わらない貯蓄レベルの人が4割弱にのぼります。
金融資産残高
- 〜100万円:24.2%
- 〜300万円:30.1%
- 500万円以上:26.3%
- 〜500万円:13.3%
- 〜1000万円:13.3%
- 1000万円以上:70.1%
金融資産残高は貯蓄と違い、年収によって大きく差が開く結果になりました。
幸せ/不幸せに思う理由
年収300万が幸せな理由
1位:家庭円満
2位:時間に余裕あり余暇充実
3位:良好な健康状態
4位:信頼できる仲間がいる
年収1000万が不幸せな理由
1位:余暇の時間が取れない
1位:職場の人間関係
3位:家庭内の人間関係
4位:仕事がつらい
上記はあくまでプレジデントが都合よく特集のために対比させているので当たり前ですが(笑)、幸福度は「人間関係」「時間」「健康」に集約されていることがわかります。
「家庭のために仕事頑張っているのに忙しすぎて家族仲悪くなって、余計仕事一筋で生きていたのに最近その仕事もいまいち充実感ない」みたいな高年収サラリーマンがモデル像なのでしょう。
確かにどれだけ高年収でも家庭を顧みない旦那さんはちょっと嫌だな…
年収別の合理節約術へのツッコミポイント3選
本誌では「年収別頭が良い人の合理節約術」も取り上げられています。(実際は家計簿をわかりやすく見せるため手取り額にされています)
本誌で取り上げられているケースから300万円のケースを抜粋して見てみますが、結構ツッコミどころが多いです。
手取り300万円家族のケース
(山元家):夫38歳、妻32歳、子供一歳
- 手取り額:月25万円
- 児童手当:月1.5万円
家計簿
- 食費:7万円
- 日用品費:0.8万円
- 住居費:8万円
- 水道光熱費:1.5万円
- 通信費:1.6万円
- 保険料:3万円
- 被服費:0.5万円
- 交通費:0.3万円
- 保険医療費:0.5万円
- 趣味娯楽費:1.2万円
- 夫小遣い:2万円
- 妻小遣い:0.5万円
- その他:1万円
支出合計:27.9万円
改善項目
- 食費→−2万円
- 日用品費→−0.3万円
- 通信費→−1.2万円
- 保険料→−1万円
- 被服費→−0.1万円
- 趣味娯楽費→−0.7万円
- 夫小遣い→−0.5万円
本誌においては節約、改善ポイントを3点明示しています。
正直、この手の家計簿改善系はツッコミどころが多いのですが今回も全く話にならないレベルのぬるい改善です。
おそらくスポンサーが多数存在していて、多方面に配慮した結果なのでしょう。
特にツッコミポイントは下記3点です。
住居費を削った方が良いのでは問題
手取り額25万円に対して8万円の住居はどう考えても割高です。稼ぎに対して32%が無条件で抜かれているようなものなので、ここを改善しないことには道が開けてこないはずです。
不動産会社や住宅会社はプレジデントをはじめとしたビジネス系雑誌のスポンサーにつきやすいので、忖度が見え隠れしています。
個人的にはサラリーマンであれば借上社宅をおすすめします。これは年収に関わらず制度が整っている企業に転職すれば利用出来るので十分チャンスがあります。
その他、寮や社宅、個人事業主であれば住宅を事務所利用して経費に回すなど実は住宅費を削減する方法は多数存在します。
住宅費の支払い比率が高いと資産形成の難易度が一気に上がります。
保険料高すぎ問題
「日本は保険制度が非常に整っている」
「不要な保険は必要なく、掛け捨ての最低限で十分である」
特に投資の種銭を作る際の家計の見直しや節約系の書籍などでは、上記のような論調で保険不要論を主張する人が近年多くなりました。
そもそもが、万一の備えに対して保険料3万円払って毎月1.4万円赤字になっている家計はちょっとひどすぎますが(笑)、住宅と同じく保険会社も多額の広告料を予算で持つのでここも忖度されているのでしょう。
あいろんがもし山元家だったら保険料はどれだけ払っても1万円に抑え、毎月の黒字化を最優先にするでしょう。
パパは毎月黒字じゃないと気持ち悪いっていつも言ってるよ。
娯楽費や小遣い多すぎ問題
本誌内でも厚切りジェイソン氏が少し指摘していましたが、そもそも手取り額に対して15%が趣味娯楽費や小遣いという点も気になります。
収入と支出のバランスで考えた時、上記では貯まるものも貯まっていかないでしょう。
パパは月5千円くらいで生活出来る人だから、逆にちょっと異常ですけどね…
ラップアップ
今回は雑誌「プレジデント」で特集されていた「年収300万父さんのリッチ経済学2022」よりお金と幸福度についての統計調査を見ていきました。
年収300万でも1000万でも幸福度の違いはあまり変わらないという点は是非知っておきたいですね。
最後に一言。
私自身もいつ年収が300万円になっても大丈夫なように、生活レベルは上げないつもりです!
それではまた!