パパ、クレカ積立が月に10万円できるようになったよね。
パパはどのくらいやっているの?
月に15万円、クレカ積立してるよ。
個人的には新NISA分+マネックスで5万円が最適解かな。
へぇ、なんか色々考えられそうだね♪
それではパパのおすすめを教えてください♪
こんにちは!クレカ積立の還元率をちまちま考えるのが大好きな、あいろん(@iron_money)です。
今回は2024年版のクレカ積立おすすめについて紹介していきます。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
クレカ積立の限度額変更について
2024年3月、内閣府令の一部改正でX(旧Twitter)を中心に投資家は大いにざわつきました。
今までクレカ積立は上限5万円/月でしたが、10万円に改定されたのです。
パパみたいに、新NISAのつみたて投資枠の10万円/月を「5万クレカ、5万現金」にしていた人はクレカ一本で10万円にできるんだね。
大前提として、基本的には株式などの「有価証券」はクレジットカードで購入する事が出来ません。
しかしながら金融庁が規制緩和することによって、下記の条件でクレジットカードで積立投資を行うことができるようになりました。
上記において、2021年に本格的にクレカ積立はスタートしました。
各社とも、クレカ積立の上限を5万円に設定していたんだよね。
クレカ積立のメリット・デメリット
上限が引き上げられたクレカ積立ですが、メリデメは下記の通りです。
メリット
- 証券口座の残高を気にしなくて良い
- ポイント還元がお得
- 最小金額の敷居が低い
デメリット
- 対象カードが限られている
- ポイントがまちまち
- 一括投資が出来ない
クレカ積立のメリット
①証券口座の残高を気にしなくて良い
クレカ積立の最大のメリットは「天引き」の様な気軽さで投資を継続できる事です。
「証券口座の資金を移動させる」っていうのも割とストレスなので、クレカ積立の方が楽な人も多いでしょう。
「収入の1割は貯蓄に回しなさい」
名著・バビロンの大富豪の教えで一番最初に登場する、「先取り貯蓄」に対する概念です。
クレカ積立はこの天引きのスキームを簡単に出来てしまいます。
上記は長期投資として、非常に優秀な手段です。
②ポイント還元がお得
クレカ積立は、ただ設定するだけでポイントが付与されるのがお得なんです♪
マネックス証券のクレカ積立サービスを例にしてみましょう。
1.1%ポイント還元(550円)
60万円の年間投資に対して、1年間で6600円の差が出ます。
ポイントをノーリスクで取れるのは大きい魅力です。
投資で利回りを1%上げようと思うとすごい難しいけど、クレカ積立にするだけで良いならわたしでも出来るかも♪
③最小金額の敷居が低い
ミニマムの投資金額が低いのも、クレカ積立の利点です。
主要各社の投資の最下限金額は下記の通りです。
月々の投資金額が少なくても始められるのは、初心者向けのハードルを低くします。
100円からでもいいなら、お小遣いでもはじめられるね♪
クレカ積立のデメリット
①対象カードが限られている
現在では対象が増えてきているものの、対象カードが限られているのはデメリットです。
主要プレイヤー3社で「クレカ積立」をしようとする時の対象カードは下記の通りです。
- SBI証券・・・三井住友NLカード
- 楽天証券・・・楽天カード
- マネックス証券・・・マネックスカード
普段使いしているカードでそのままクレカ積立出来れば負担はありませんが、違う場合はクレジットカードの発行が必要です。
パパみたいに「あんまりクレジットカードを増やしたくない」人にとっては管理手間のデメリットがありそうです。
②ポイントがまちまち
前述の通り、クレカ積立は各社ごとに還元率も付与されるポイントもバラバラです。
- SBI証券・・・青と黄色のVポイント(三井住友カード)
- 楽天証券・・・楽天ポイント
- マネックス証券・・・マネックスポイント
個人的な圧倒的に使いやすいのは「楽天ポイント」です。
もはや使えない場所の方が少ない印象ですし、楽天Payの使い勝手と還元率1.5%も優秀です。
「青と黄色のVポイント」もTポイントとVポイントが統合されたもので、キャッシュバックや店頭利用出来るので使い道に困ることは少ないよね。
ダントツでマニアックなのは「マネックスポイント」だけど、Vポイントもしくはポンタポイントに交換できるので大丈夫です♪
上記の通り、ポイントの使い道に困る事は少ないでしょう。
ただし「どうしてもポイントは特定ポイントに絞りたい」場合は、ポイント還元率よりブランドで優先した方が賢明です。
③一括投資が出来ない
クレカ積立は文字通り「毎月一定額を投資する」ドルコスト平均法が前提です。
手元に資金が潤沢にあって、一念発起して投資をドンと始めたい!という場合でも、月10万円という限度額があります。
上記のような場合、複数社のクレカ積立を併用することでポイント還元を受けながら投資することが可能です。
クレカ積立の変遷
パパ、聞けば聞くほどクレカ積立って便利な「神制度」だよね♪
パパもそう思うよ。
歴史自体が浅く、朝令暮改であることも事実だから変化に対応する力は求められるね。
そんな「クレカ積立」のこれまでを簡単におさらいしていきましょう。
長らく、有価証券はクレジットカードで購入が出来ませんでした。
金融庁が規制緩和を実施して、2018年から「クレカ積立」という概念がスタートしています。
まず、はじめにクレカ積立に手を出したのはマルイグループの「tsumiki証券」という証券会社です。
SBIとか楽天じゃないんだね。
クレジットカード界の重鎮「エポスカード」を使ってクレカ積立が出来るようになったということで、投資界隈では当時話題になりました。
しかしながら…tsumiki証券には「優良なインデックスファンドに投資出来ない」という致命的な弱点がありました。
クレカ積立は選べる投資信託が5銘柄のみで、しかも低コストの優良インデックスファンドの取り扱いがなかったんだよね。
上記が原因で流行らなかった「クレカ積立」ですが、2018年に楽天証券が動きます。
最強クレカ「楽天カード」を使って積立が出来るようになったんです。
パパも当初から「これは画期的」と喜んでいたよね(笑)
上記が転機となり、「投資デビューは楽天カード決済で」というような風潮が生まれました。
具体的には、下記のような点が大きかったと感じています。
クレカ積立は「カードの使いやすさ」が求められます。
楽天カードの強さが楽天証券の口座開設を増やした好例と言えるでしょう。
その後、2021年にはSBI証券も三井住友カードと提携してクレカ積立をスタートします。
資金額別おすすめシミュレーション
それでは、ここからは「つみたて金額別」のパパのおすすめでシミュレーションしていきましょう♪
大前提として、下記で考えていきます。
当てはまる人が多いであろう組み合わせにしました。
証券会社 | クレジットカード | ポイント | ポイント還元率 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カードゴールド(NL) | 青と黄色のVポイント | 還元率1.0% ※年間利用100万円以上 |
楽天証券 | 楽天カード(通常) | 楽天ポイント | 還元率0.5% ※信託報酬0.4%未満の場合 |
マネックス証券 | マネックスカード | マネックスポイント | 還元率1.1%(5万円まで) 還元率0.6%(5〜7万円) 還元率0.2%(7〜10万円) |
auカブコム証券 | auPAYカード(通常) | 還元率1.0% |
楽天カードと三井住友NLカードを主力に据えて、年間100万円は三井住友で利用するパパの布陣です。
「結局、どれだけ年収上がろうがこの2枚で良い」とパパは言っています。
投資額5万円/月まで
投資額が月5万円だと、ポイント重視なら現状マネックスが有力です。
1.1%(年間6,600円)のポイント付与がおいしいです。
ポイントだけではなく、考え方としては「新NISAの開設口座」でも良いよね♪
投資額10万円/月まで
ポイントだけで考えると、マネックス+SBIもしくはauカブコムで5万円ずつの投資が有力です。
年間12,600円のポイントが得られます。
ただし、2社にまたいだ管理が煩雑になるデメリットもあります。
個人的には新NISAを開設している口座でまとめて10万円積立にしてもいいと思います。
パパみたいにSBI証券で新NISA開設している人は、SBI証券だけで管理しちゃった方が楽です♪
投資額20万円/月まで
クレカ積立のポイント還元率だけでいうと、現状の最適解は月に20万円の投資だと私は考えています。
パパは積立を月20万円しているので、実際のパパのケースを紹介します。
SBI証券
- 10万円積立(三井住友NLゴールドカード)
- ポイント還元・・・12,000円/年(1.0%)
マネックス証券
- 5万円積立(マネックスカード)
- ポイント還元・・・6,600円/年(1.1%)
auカブコム証券
- 5万円積立
- ポイント還元・・・6,000円(1.0%)
トータル積立額・・・240万円/年(20万円/月)
トータルポイント還元・・・24,600円/年(1.025%)
※月あたり2,050円
積立するだけで月に2,000円以上ももらえるなんて、嬉しいね♪
クレカ積立自体、新NISAの影響もあってここ数年で各社ポイントの考え方が変わっています。
しかしながらその点を差し引いても、積み立てるだけで年間に2万円以上は非常においしいです。
ラップアップ
今回は2024年版のクレカ積立おすすめについて紹介していきました。
ポイント付与に踊らされる必要はありませんが、堅実に投資しながらポイントを手堅くゲットする手法は知っておきたい制度です。
最後に一言。
新NISA分だけでも、クレカ積立にしてポイントをいただいちゃいましょう♪
それではまた!