(株価を見ながら)今週はだいぶ下がったなぁ…調整局面でもっと下がるかもなぁ…
パパは株価が下がっても怖くないの?
まぁ、最終的に上がっていれば良いと思っているからね。
でもこんな事言っててもいざコロナショックみたいなのに直面するとさすがに怖かったよ(笑)
そこで怖くなって売っちゃうのが1番の損だもんね〜。
こんにちは!2021年は相場が好調のため、調整局面はまだかまだかと待っているあいろんです。
今回は「相場暴落時の対応」についてテーマにしていきます。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
2021年の相場について
2021年5月は、株式相場が大きく動きました。
5月2週目の日経平均株価は、最終的に金曜日に2.3%戻した2万8,084円でフィニッシュしましたが、その前の3日間で2,000円以上の激下がりを見せました。そして9月26日終値ベースで、30,240円になっています。
日経平均3万円突破!なんていっても実体経済とはかけ離れた印象を見せていましたが、まさに現実になった格好です。
5月の株価乱高下については米国の長期金利の影響と叫ばれていますが、今後については正直不透明な状況です。
このような状況下で、投資を始めて資産が増える事しか考えていない初心者の方は今一度褌を締め直す必要性があります。
相場に暴落はつきものです。
更に現在はコロナ影響で全世界で緊急事態宣言が頻出している極めて「特殊な時代」である事は間違いありません。
時代の流れから考えても、コロナショックは余震のようなものであり、ここ数年の間に本当の暴落が待ち受けている可能性も否定出来ないわけです。
相場暴落時、資産を増やす人と減らす人に分かれます。その分かれ道をあいろんは実際に経験するまで知りませんでした。
度胸?違います。
運用テクニック?それも違います。
もっと単純な話で、「暴落時の対応方法とメンタルコントロールを知っているかどうか」というだけです。
考えてみれば当たり前の話ですが、相場暴落時は優良株もつられて株価が下がります。ウォーレン・バフェット氏が「バーゲンセール」と表現するのも納得です。
ただ、実際に猛スピードで下落する株価を見ると「このまま下がり続けるのでは」という感情が邪魔をしてきます。
という事で、そんな時にどう立ち回れば良いか?あいろんが昨年のコロナショック時に出来なかった自戒の念を含め、3箇条を記していきたいと思います。
心構え①キャッシュポジションの調整
2020年3月、コロナショック発生時はあいろんが投資を始めてから1番の暴落でした。
あいろんは投資を始めた時期がリーマンショック後、相場好調が続いた時期だったために本当の意味での相場のリスクと向き合うタイミングがありませんでした。「資産はキャッシュで持つのはもったいない、株に変えておかないと成長機会を失う」と本気で思っていました。
コロナショックでは米国市場の「サーキットブレーカー」が4回も発動しましたが、そんな制度がある事自体その時に始めて知ったくらいです(笑)
※サーキットブレーカー
- 価格が一定以上変動した場合、強制的に相場を停止させる制度。
- 米国の場合、S&Pが1日で前日より7%下がった場合レベル1が発動し、15分間取引停止。
- 因みに2013年にルールを変更してから米国でサーキットブレーカーが発動したのは2020年3月のコロナショック時の4回のみ。
コロナショック時、あいろんは急速に減りゆく資産を見ながら下記のような状態に陥りました。
- ここが資産を増やせるチャンスなのは間違いないと感覚的に理解していた
- ただ、資産のほとんどが金融資産なので突っ込めるキャッシュがない
- 資産を整理してキャッシュを100万円ほど作り、再投資したが結果的に投資はベストのタイミングではなかった
結果的に、予想より早く相場は回復し現在に至りますがこの時に「自分が今まで相場にいた時代はたまたま調子が良い時代だっただけ」という事を認識できました。
暴落時は、とにかく資産が目減りします。あいろんも一時期は50%近くまで目減りしました。
こんな時に相場の原則を理解し、「キャッシュを適切な金融資産に変えられる人」が資産家になるのだと非常に勉強になりました。
総資産額にもよりますが1,000万円以上ある場合は、生活防衛資金という意味合いも兼ねて数百万円はキャッシュで手元に残しておく方が現相場では賢いとあいろんは考えています。
有事の際に「こんなはずじゃなかった」と言う人間はリスクヘッジができない無能な人間だとよく言われますが、投資界隈においてもまさにその通りだと感じました。
心構え②時が来るまで愚直に積立
キャッシュポジションの調整はとても大事ですが、ここで重要な問題が発生します。
それは「相場暴落がいつ来るかわからない」問題です。
来年かもしれないし、10年後かもしれない。
30年後かもしれない。
30年後だと、もう定年して、全く違う資産配分になっているよという方も多いでしょう(笑)
そんな時の第二の矢は「愚直に積立」です。相場が読めないので、積立しましょうという話です。ドルコスト平均法です。
このドルコスト平均法は「投資の面白みがない」ところが最大の弱点です。
しかし暴落を経験すると、また違った見方になってきます。「タイミングを考えなくて良い」ことは実は相当投資においての負担が減ります。総合的に考えても非常に優秀な投資手法になります。
タイミング投資はバッチリハマれば妙味がありますが、再現性がありません。
手堅く資産を増やしたい場合はインデックスファンドに連動した優良ETFもしくは投資信託の長期積立をコア資産とする事を強くおすすめします。
心構え③暴落時も慌てず分散
ある程度事前に勉強している投資家ほど、実際に暴落が来た時に前のめりになります!下記のような感じです。
「キタキタ!ついにキタ!ここが勝負どころだ!フルパワーでいこう!」
あいろんは、コロナショック時の3月の初回のサーキットブレーカー発生時にこう思いました。
「絶対にこの場面が底だ」
そして、なけなしのキャッシュを突っ込みました。
結果は…前述の通り、同月に4回サーキットブレーカーが発生するという異常事態が発生しました(笑)
つまり、あいろんが投資したタイミングはまだまだ深い底がある内の、序盤に過ぎなかったということですね。
後から考えると軽率だったと思いつつ、「米国で初のサーキットブレーカー」という言葉や情報に惑わされてしまいました。
とにかく、落ち着こうと思ってもいざ相場がパニクっているのを見ると中々難しいです。
したがって暴落時は「投資金額を機械的に4分割して毎週◯曜日に購入する」等の自己流ドルコストマイルールを決めて取り入れるのが無難です。
ラップアップ
今回は「相場暴落時の対応」をテーマにしました。
相場暴落だけは、体験したくても出来るものではありません。
是非心構えをしておきましょう。
最後に一言。
暴落時は情報や悲観論が錯綜するので、必要以上な情報のキャッチアップはやめたほうが無難です。
それではまた!