パパ、日本の年収の平均値ってどれくらいなの?
ちょうど今読んでる本に載っているよ。
日本全体の平均年収は「443万円」だね。
最近は賃金は上がらないのに商品はどんどん値上げしてるから大変だよね。
今読んでいる「年収443万円」という本に生活が厳しい人たちのリアルが載っているから、少し紹介してみよう。
こんにちは!個人的には衛生的で、四季があって、食べ物が美味しい日本が大好きなあいろんです。
今回は「日本の平均年収と実態について」をまとめた書籍をベースに日本の現状を紹介します。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活」
「年収443万円は安定か絶望か」
こんなキャッチーな見出しで始まる本書は、「平均年収前後の生活の今を知ることから、何を問い直さなければならないか考える」という点が目的になる書籍です。
本書には、嫌というほど生活レベルが上がらない日本の実態が描かれます。
「昼食は500円以内」
「スターバックスを我慢」
「1個80円の玉ねぎを買わない」
「月1.5万円のお小遣いでやりくり」
「ラーメンが贅沢・サイゼリヤは神」
本書は「平均年収」でも家計がギリギリの世帯が多いことに着目し、11世帯のリアルについて密着インタビューしながら実態を明らかにしています。
本書自体は読み物としては悪くないですが、あいろんの所感としては「お金に困るべくして困っているのではないか」と感じました。
本記事では書籍から読み取れる「お金に困る人の特徴」について紹介していきます。
「ものすごいお金ない」みたいな雰囲気でインタビュー受けてるけど、実際は世帯年収400万円以下の人2人しか出てこないし。
みんな世帯でそれやりに稼いでいるのに、そんなにお金に困るかな?というのが印象です。
たしかにパパは年収が平均より低くても楽しく、生き生きと生活してる人たちの本をたくさん読んできているもんね。
日本の平均年収の実態「正社員は508万円、正社員以外は198万円」
本書冒頭において「これを読むだけで一定の価値あり」とあいろんが感じたポイントは「年収443万円 安定か、絶望か」という箇所です。
内容としては下記のようにまとめられています。
パパは「この本は冒頭の年収に対する諸々の統計データへの著者の意見だけでも十分読む価値があるかな」と言っていたよ。
平均年収だけでなく中央値についてもしっかり触れているから、実態も含めて把握しやすいです。
お金に困る人の特徴3選
- 悲観的で対策を取らない
- 支出の優先順位付けが出来ていない
- 投資に否定的・懐疑的
前述の通り、本書には11世帯の「お金に困る人々」のケースが登場しますが、正直言って自業自得に感じる部分も多々登場します。
お金に困る人の共通項を3パターンに分けましたので紹介していきます。
①悲観的で対策を取らない
本書に登場する35歳、年収350万円の女性はなんと世帯年収1000万円にも関わらず下記のような悩みを抱えています。
- スターバックスの「和三盆フラペチーノ(705円)」が大好きだけど、非正規の自分には文不相応だから行かない
- 食洗機は贅沢で買えない
- 高収入の姉夫婦がうらやましい。いくら稼いでいるのか気になるが聞けていない
その他にも本書にはさまざまな悲観論が登場します。
「お昼ご飯は500円以内」
「外食は奢ってもらえる人とだけ行く」
「娘の習いごとを減らす」
本書を読んで、あいろんはこう感じました。
そんなにスタバが楽しみならご褒美のルールを決めて行けば良いのに。
食洗機なんて秒で買えば良いのに。
高収入の姉が羨ましいって、もはや遠回しに嫌味だよね。
パパは「定額制夫のこづかい万歳」の登場者みたいに楽しく生きれば良いのに…と感じたみたいだね。
我が家もスタバは大好きだけど、パパはスタバ費用は「投資」としてその時間があるからこそ仕事や生活のハリが出ると思っているんだよね。
そうそう、収入を上げるための対策も、現状の中で楽しく暮らすための対策も放棄しちゃったら人生楽しくないよね。
本書を読んでお金に困るかどうかは考え方が大きいと思ったよ。
② 支出の優先順位付けが出来ていない
「手取り40万円ないときついです。年収700万円あればトントンかな」
こう語る年収520万円の48歳会社員は、お酒も安い甲類焼酎ばかりだと言いつつ下記のような発言もしています。
「車は維持費がかかるが、ないと不安」
「中流以下の僕は、車で安いスーパーに行くのが日課」
「自分に病気がみつかるといけないので、健康診断は受けないことにしている」
このケースも中々ツッコミどころが満載ですが(笑)、収入云々の前に「支出の優先順位がめちゃくちゃ」と感じるケースが本書には多く登場します。
特に住宅や車、趣向品は「お金を使おうと思えばいくらでも使える」という特徴があります。
本ブログでも取り上げていますが、「生活レベルを上げない」「固定費を徹底的に削る」の2点を遵守すれば、年収500万円もあれば十分に幸せな生活が送れます。
住宅費に関しては会社員なら「社宅」が1番手っ取り早いです。
これ狙いで転職するのも有りなくらい大きい福利厚生です。
結局、優先順位をつけて対応しないとお金っていくらあっても足りないんだよね…
③投資に否定的・懐疑的
前述の年収350万円(世帯年収1000万円)の自治体職員は下記のような発言もしています。
「職場の同僚と真面目に話をするんです。世界と比べて日本は賃金が横ばいで、支払う場面ばかり増えて、収入は増えない」
「ただやたらNISAとか煽られて、気持ちがぐらつくけどなんか腑に落ちないよね」
正直、このマインドではお金に見放されて仕方ないでしょう。
「投資をする、しない」の判断前には少なくとも自分で調べて、考え、その上で自分には合わないと判断してやらないくらいの胆力が欲しいところです。
Twitterとか見てると全員投資してるくらいの感覚に陥るけど、やっぱりまだ投資家は少数派なんだね。
賃金が横ばいで自分たちでなんとかしないといけないっていう答えまでたどり着いているんだけどね。
やっぱりお金については「知識不足」が1番大きいんだよなぁ。
中流家庭は年収600万円以上
2022年9月の労働政策研究・研修機構が実施したNHKとの共同調査では「年収600万円以上」が中流の暮らしを送るのに必要な年収として最も多い回答でした。
また、イメージする「中流の暮らし」は下記が多いです。
前述の通り、お金がなくても「車」や「家」の支出にこだわっている人は上記のイメージを持ち続けている弊害なのかもしれません。
過半数が「中流より下の暮らしをしている」と回答し、日本の閉塞感をあらわしていると筆者は主張しています。
車や家が中流家庭に必要だと考えている人が多いのには、びっくりしました。
今は賃貸でも良い物件たくさんあるし、車だってカーシェアとか便利なサービスがあるから必ずしも所持しなくても良いよね〜。
ラップアップ
今回は「日本の平均年収と実態について」をまとめた書籍をベースに日本の現状を紹介しました。
本書を読んで強く感じたのは、「行動せず文句ばかり言っている人には光は差さない」という残酷な現実です。
反面教師にしながら毎日を「楽しく、ありがたく」生きていきましょう。
最後に一言。
お金持ちの定義は年収ではなく、総資産額。
そもそも年収で人を測るのは的外れです。
それではまた!