(Amazonで本を物色中)
パパ、次に読む本は決まった?
うん。
もうタイトルでびびっときたよね(笑)
「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」まさにパパが1番超えたい壁だよ。
(パパ、10年目の壁越えられてなかったんだ)
こんにちは!いつからか、若手とは呼ばれなくなって久しいあいろんです。
今回はあいろんと同世代の30〜40代「中堅社員」別名ナイスミドル(笑)の悩めるおじさんに7つのメッセージを紹介します。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツとは

本書は電通〜アクセンチュア〜IBM〜そして現在はスタートアップの経営をされている河野氏の著書です。
著書名ではピンと来なくても「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」などの99%シリーズを読んだことがある方は多いのではないでしょうか。
そんな河野氏がピンポイントで「10年目」の社員を題材に狙い撃ちにしてきました。これは30〜40代のサラリーマンにとっては興味をそそられる内容です。
本書では「キャリア思春期」と形容していますが、10年目の社員にはたくさんの悩みがあります。
- 同期との出世競争
- ライフステージの変化
- 転職への興味
- 漠然とした不安
- 周囲との比較
あいろん自身も思い返してみれば新入社員時代の10年目の先輩と言えば「雲の上の存在」だったと記憶しています。自分は今、あの時の先輩と比べて自分は劣っているのではないか?と悩んだ日々もあります。
また、一口に「10年目」と言っても置かれた環境によって全く状況は異なります。ベンチャー企業や少人数の会社であれば経営者や責任者になっているパターンもあるでしょうし、年功序列の大企業であれば管理職どころか役職が何もない、なんていうパターンもあるでしょう。
前述の通り、河野氏の強みは「幅広いキャリアを自身で経験してきたこと」なので内容に説得力があります。
そんな海千山千である河野氏の魂の言葉から、特にあいろんが「タメになる」と思った厳選の7項目をご紹介していきます。
仕事のコツ7選
10年働いて誇れる仕事など1つあれば十分
「成し遂げたこと」なんて、キャリアに一度あればいい。
正直、書店でチラッと立ち読みした際に1番最初が上記内容だった時点で、あいろんは本書の購入を決意したと言っても過言ではありません。
「自己紹介の時にアピールできることは?」
「自分の売りはなんなのか?」
10年目の人はこんなことを考えがちです。
特に10年も働いて、誇れることがないと自己嫌悪に陥りがちです。
ただ人生を振り返った時に、長い仕事人生の中でまだ10年目はひよっこです。そしてこのように考えることで「目の前の仕事をおろそかにするな」と本書は説いています。
コンフォートゾーンにいるかの把握が重要
「慣れた」「飽きた」は退化のサイン。コンフォートゾーンから抜け出そう。
仕事に慣れて余裕が出て、周囲からの評価も上がり、頼りにされ、充実感を感じる。
上記自体はあいろんも仕事の中で経験した感覚ですし、大変楽しく働けている状態だと思います。
問題は、これが続いてきて「思考しなくてもナリである程度捌けてしまう」状態です。あいろんはこれをコンフォートゾーンだと捉えています。
本書では千利休の「守・破・離」も紹介していますが、これは茶道だけでなく仕事全体にも通ずる点があると主張しています。そして1年単位で守・破・離を行い3年程度で考えたらどうかと本書は提案をしています。
仕事の内容によって期間の差はあれど、あいろんも概ね納得できる内容でした。
もし、3年以上同じ内容の仕事をしていて成長が実感できない場合、そろそろ一歩踏み出してみて「離れる」チャンスかもしれません。

キャリアの駆け出しでの出世はアテにならない
これはサラリーマンあるあるの典型なのですが、「同期で最速で課長になる人と部長になる人は違うことが多い説」という説があります。
特に大企業などでは30代半ばから40代にかけてまずは管理職の登竜門、課長になるタイミングで必ず周りとの比較を余儀なくされることがあります。
しかしながら、課長を2〜3部門で経験し、部長になるためには資質も違えば運の要素だって絡みます。なにせ自分の力だけでチームを率いるわけではないので、上司や部下、チームとしての総合力に左右されてその後のキャリアは決まっていきます。
特に他部署の人間の出世などは自分と比較してもしょうがないので、心を乱されないように注意しましょう。
日系伝統企業の1社勤めは危険水域

「今の会社に留まるべき?外に出るべき?」
上記はあいろんも10年前後で大きく悩んだテーマになります。
- 仕事を変えたい
- 勤務地を変えたい
- 年収を上げたい
- キャリアアップしたい
- 自由な時間が欲しい
新卒から10年前後勤めた人で、上記を考えたことがない人は皆無でしょう(笑)それくらい上を見たらキリがない世の中です。
ただ、一方で下記のような不安もあります。
- 新しい環境に馴染めるか
- 新しい仕事で成果を出せるか
- 新しい人間関係を構築できるか
- 年収は下がってしまわないか
- 今の環境が良かったと気付かされるのではないか
こんなウダウダした気持ちは少なからず誰でもるはずです(笑)
本書は、ズバリこの悩みに対して答えてくれています。下記に該当する場合は「転職活動」をするべきと断言しています。
組織として硬直している可能性の高い会社に居続けることによって自分の市場価値が失われてしまう可能性があるので、外に出てみて変化への順応性を身につけた方が良いですよと本書は説いています。
そしてあいろんは正に、上記に当てはまる会社から転職を行ったこの本のすすめの体現者です。
上記は、間違いありません。少なくとも自分の市場価値や可能性の把握のためにも、転職はしなくても転職活動は絶対に行うべきです。
状況にもよりますが、少なくとも10年勤めた会社でそれなりにやって来れた方は転職先でもそれなりにやっていける可能性が高いです。今の評価と転職先の評価が大幅にズレるということは、可能性として低いことを知っておきましょう。
ブランドにこだわっても意味がない
「今の会社はブランドがあるので、捨てるのが惜しい」
「外に出たいけど、今の会社は給料がそこそこ良いから辞めたくない」
こんな人、周りでよく見かけます。
本書はハッキリとそのブランドが未来を保証しないことについて言及しています。
確かに言われてみればそうです。あいろんが就職活動をしていた時、航空業界や旅行業界といえば人気中の人気でした。あいろんなどエントリーシートの時点で余裕でお祈りされるレベルでした(笑)
10年経過した今、転職で面接なしで入社出来ますと言われたらどうでしょう?
あいろんは絶対に入社したくありません。なぜなら「状況が変化した」からです。
上記は当たり前のことなんですけど、自分のキャリアになると見落としがちな不思議です。ブランドなんて数年後わからないし何の意味もないので過信しないようにしましょう。
昇進より空いた時間を有効活用する
「役職が全然上がらない」
これは全ての勤め人にとって大きな問題です。
本書では下記のように説いています。
「実力があるのに昇進しないなら、できた余裕を別のことに使ってみる」
上記の考え方はあいろんも納得できます。すなわち「他責思考」にとらわれて会社が悪いとか言っても何も始まらないので出来ることを自分で考えてやれば良いじゃん、という考え方です。
ただ、あくまで会社が求めていることと自分の行動や結果がズレていない事が前提ですので、しっかり会社のニーズ把握は行っていきましょう。
「これから求められるスキル」は杞憂
「これから求められるスキルを習得したいけどそれがわからない」
本書ではこんなあるある悩みに対して、「杞憂」だからそんな事考えなくて良いとバッサリ回答しています。そして「変化に柔軟である事」これだけが激動の時代を生き抜く唯一のスキルであることにも言及しています。
あいろん的にも、激しく同意できる内容です。
あいろん自身、これからの時代に「ITスキルは必須」と考えIT業界に転職しました。
確かにITの素養は身に付きましたが、実は1番大きいのは「変化への意識」だと感じています。
以前の職場では、従前踏襲型の仕事の進め方が良しとされていました。それが今の職場では通用しません。
日進月歩ITの業界で、「前はこうやっていた」とか「以前のやり方を踏襲しよう」なんていう人間は生きていけません。参考にする事はあっても、考えずに従前踏襲しようなどという発想すら出てこないのが正直なところです。
IT業界への転職によって、結果的に変化に対する意識を研ぎ澄まされたイメージです。これは間違いなく自分のスキルとして計上できると自覚しています。

ラップアップ
今回は悩める30〜40代「中堅社員」への7つのメッセージを紹介していきました。
この手の書籍はサクサクと読み進めていきながら、「これは」と思った内容だけ取り入れていくことをおすすめします。
最後に一言。
変化しないことへのリスク、しっかり考えましょう。
それではまた!