書評

SNSはくだらない?疲れる?気をつけること3選と正しい使い方解説

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そると

パパって他の人に比べてスマホ見る時間少ないよね〜。

あいろん

見過ぎないようにかなり意識してるからね。

それでも少し気を抜くとついついスマホで株価とかマネーフォワードとか見ちゃうけどね(笑)

そると

YouTubeも楽しいけど、やっぱりそるとは外でみんなで遊ぶ方が好きだな〜。

あいろん

素晴らしい!

そるとちゃんは立派な「デジタル・ミニマリスト」だね。

パパもデジタルも便利だし好きだけど、やっぱり大切な人とは一緒の空間で話すことが好きな点は同感だよ。

こんにちは!若い頃からSNSとは一定の距離を保って付き合ってきた、リア充からは程遠いあいろんです(笑)

今回は書籍「デジタル・ミニマリスト」を読んで気付いた「SNSとの付き合い方」を3つのポイントに絞って解説します。

この記事はこんな方に向けて書いています。

  • デジタルツールと少し距離をおきたい
  • SNSやデジタルの人間関係に息苦しさがある
  • デジタルデトックスに興味がある

結論としては、下記になります。

  • 「イイね」は喫煙と同じくらい依存性がある
  • SNSのアプリを削除してPCからアクセスするという手間が増えただけで、アクセス数は激減する
  • デジタル脱却のカギは「余暇の過ごし方改革」

それでは早速行ってみましょう!

デジタル・ミニマリストとは

「デジタル・ミニマリスト〜スマホに依存しない生き方〜」は2021年に発刊されたジョージタウン大学准教授のカル・ニューポート氏の書籍です。

本書では下記のような章編成で進んでいきます。

  • スマホ依存の正体
  • デジタル・ミニマリズム
  • デジタル片付け
  • 一人で過ごす時間を持とう
  • 「イイね」をしない
  • 趣味を取り戻そう
  • SNSアプリを全部消そう

上記のタイトルを見て、3つくらい「この章読んでみたい」と思ったら本書は買いでしょう(笑)実際あいろんもデジタルデトックスには興味があったけど、何か面白そうな本がないかな〜というきっかけで本書には出会いました。

特に秀逸な点は後述しますが、著者が一貫して主張している点は下記に集約されてきます。

  • 無制限にネットに接続していると心の健康をむしばまれる
  • SNSの目的はユーザーに一定の方法で長時間使わせることを目的としている
  • 定期的に一定の時間を一人きりで過ごす習慣は、どんな人にもメリットをもたらす

デジタルに「心の健康をむしばまれた」経験は誰でも心当たりがあるのではないでしょうか。日常を切り取って念入りに編集した友人の投稿に始終接すると人は必ず劣等感を感じます。いわゆる「キラキラ系」です。

また、SNSをはじめとしたデジタルツールは世界中よ超絶秀才たちにより依存性が高く長時間使わせるように「デザイン」されている点も見逃せません。本書には同じく依存性・中毒性が高く身体に悪影響のあるタバコを例に出した、特徴的な記載があります。

「タバコメーカーのフィリップ・モリスが狙ったのはあなたの肺でした。しかしAppストアは、あなたの魂を乗っ取ろうとしているのです」

また、本書においてメリットとして定義している孤独は「自分の思考が他者の思考のインプットから切り離された意識の状態」という点も非常に興味深い内容です。

混み合ったカフェだろうが地下鉄の中だろうが孤独にはなれるし、反対に一人でいようがスクリーンに引きつけられている間は孤独でないという考え方になっています。

「1人の時間は確保している」といってもその間にYouTubeを見て、本を読んで、podcastを聴いていたら実際は他人のインプットに触れ続けているため、心身は疲弊していくという内容についてはあいろんも心当たりがあったので素直に控えようと思いました(笑)

SNSとの上手な付き合い方3選

SNSとの上手な付き合い方3選
  1. 「イイね」は中毒性があると心得る
  2. SNSとの距離を保つには「アプリ消去」
  3. FI(経済的自由)達成者の行動からヒントを得る

「イイね」は中毒性があると心得る

本書は元・Googleのエンジニアであるトリスタン・ハリス氏の興味深い発言を取り上げています。

「携帯をチェックするのは、さあ、当たりは出るかなと期待しながらスロットマシンのレバーを引くようなものです」

曰く、本書は「ソーシャルメディアユーザーは何かを投稿するたびにギャンブルをしているようなものだ。いいねをもらえるか、それとも放置されるか」ということを繰り返し伝えています。

負担らしい負担がなく、かつ周囲からの承認を求める人間の「本能」を巧みに利用しているので、中々抗うことが出来ません。そもそもそれくらい中毒性があるものだという認識を持っておくだけでも、世界の見え方はだいぶ変わってきます。

SNSとの距離を保つには「アプリ消去」

本書のタイトルにもなっている「デジタル・ミニマリズム」の定義について下記のように説いています。

自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学。

中毒性があって本能に訴えてくるテクノロジーには、しっかりとした上記の哲学を持って撃退しようという話になります。

そして、その具体的な手段として本書がすすめているのは「デスクトップコンピュータを起動してブラウザからアクセスする」すなわちアプリを削除してPCからのみ確認するという制約をつけることです。

上記に関しては言われてみれば最もですが盲点でもあり、特になんとなくスマホから見てしまう時間を削れるのはメリットになりうる人も多いでしょう。

FI(経済的自由)達成者の行動からヒントを得る

本書からFIの話が出てくるとは思いもしなかったのですが(笑)、やはり良い人生にはその行為そのものから生まれる満足感以外に何の利益ももたらさないような活動が必要である、と記載があります。

すなわち「素晴らしい人生には質の高い余暇活動が必要である」ということです。

FIの人は以下の2点を満たしているため、有益な余暇活動のモデルになりうると本書には記載されています。

  • 余暇の時間が圧倒的に増える
  • FIには人生を「どう生きる」という意識の高い人が臨む傾向が強い

本書においてはFI達成者のインタビューがありますが、余暇の過ごし方の一例を挙げてみます。

  • 大工仕事
  • ウェイトトレーニング
  • 演奏
  • 薪集め
  • 草刈り

上記の通り、FI界隈は有り余る時間を手にした人は「体を使う重労働」に充てている事が多いそうです。活動的な暮らしは下記3点をもたらします。

  • 経済的負担が少なく
  • エクササイズになり
  • 心の健康にも良い

「SNSのつながり」のようなものが本当に心身に良い影響をもたらすのであれば富裕層はこぞって取り組むでしょう。

しかしながら、現実にはFI達成者が真逆の薪割りや草刈りをしている点からも、本書が定義している問題の本質が浮かび上がってきているように感じます(笑)

ラップアップ

今回は書籍「デジタル・ミニマリスト」を読んで気付いた「SNSとの付き合い方」を3つのポイントに絞って解説しました。

デジタルを活かすも殺すも自分次第、とはいえ敵は強大です。

是非本書を一読して、自分がテクノロジーの奴隷にならないように気をつけましょう!

最後に一言。

あいろん

SNSの使い方が下手だから僻んでいるわけでは決してありません…

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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