パパ〜、本ばっかり読んでないで遊ぶよ〜!
ちょっと待って、もう読み終わるから。
この本、面白いんだよ。
その名も「DIE WITH ZERO」。
パパもお金を使い切ってから死ぬようにしようかな。
だめ!パパはそるとにたんまり資産を残してください!
(子供なのにちゃっかりしてるな)
こんにちは!自分にはあまり関係のない本だと思って「DIE WITH ZERO」を読む事を敬遠していたあいろんです。
今回は書籍「DIE WITH ZERO」を読んで感じた「お金の上手な使い方」について考察をレビューしていきます。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍「DIE WITH ZERO」について
2020年12月に発売した、ビル・パーキンス氏初の著書にして「ゼロで死ね」という非常にメッセージ性の強いタイトルもあり、発売当初から非常に話題になった書籍「DIE WITH ZERO」。
その過激なタイトルとは裏腹に「お金の使い方」を通じて、「人生における幸福とはなんなのか」を考えさせてくれる良書です。
あいろんは現在30代でライフステージを資産形成期と捉えており、基本的思想として「資産を先送りして複利で資産を増やす」というスタイルを実践しているため、異なる主張をしている本書は読むのに抵抗がありました(笑)
しかしながらあまりにも周囲からの本書の評判が良かったため、覚悟を決めて今回手に取った次第です。
結論としては「読んでよかった」この一言につきます。
特に20代〜30代には知っておいて損のない考え方だと思いますので、ぜひ書籍を手に取ってみることをおすすめします。
「アリとキリギリス」の中間が良い
本書籍の特徴的なパンチラインは、まえがきからいきなり始まります。
「アリはいつ遊ぶことができるのだろう?」
「ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える」
誰もが知っているイソップ童話を引き合いに、アリとキリギリスそれぞれの特性を活かす事が重要、と本書は説きます。
「アリこそが正義、キリギリスは愚かである」という固定観念を覆す序章から始まるこのまえがきには非常に痺れました。
キリギリスのように人生を楽しむことも大事だよね。
大事なのはバランス感覚。
パパが良く言ってる言葉だね。
「今しかできない」ことに金を惜しまない
「DIE WITH ZERO」著者のビル・パーキンス氏の主張は下記の通り一貫しています。
上記から「お金を使う」事に言及しているように見えて、実は「自分の幸福ポイント」を探そうと言っている事がわかります。
「人生の充実度を高めるのは、その時々に相応しい経験である」
特に本書籍では「アリ」型の人に対して今味わえる喜びを先送りにしすぎではないか?という問題提起がしばしばなされます。
典型的なアリ型人間のあいろんとしては、「余計なお世話」と「そういう考え方もあるなぁ」がそれぞれ半分くらい…という感想でした(笑)
赤ちゃんの時に世界一周旅行をしても何が何だかわからないし、成人してから子供向けのプレイランドに行ったところで楽しめないもんね。
確かに言われてみるとその時にしか出来ない経験って多いよね。子どもたちもあっという間に大きくなるし…
「思い出」のパワー
「DIE WITH ZERO」では、下記のように筆者が主張しています。
上記は良いことを言っていますが、なんとなく抽象的な印象が否めませんでした。
しかし、本書には個人的に上記を具体的かつ上手に言語化してくれたと思う表現があります。
「思い出の配当」という言葉です。
思い出の配当の意味は「経験からは、その瞬間だけでなく、後で思い出せる記憶が得られる」ということです。
これにはあいろんも非常に心当たりがあります。
例えば「学生時代からの友人と酒を酌み交わし、昔の話をする」という行為の楽しさは年々増しています。
- 部活動の話
- 貧乏旅行の話
- 恋愛話
- バカ話
- 将来の話
そしてこれらは時が経てば経つほど、味わい深いものに進化しています。そしてこれからもきっと進化し続けるのでしょう。
友人だけではなく、上記の観点から人生を振り返ると色々な経験からの配当を得ている事に気がつきます。
上記のような思い出話は何回話しても飽きないどころか、どんどん味わい深くなっているような感覚があります(笑)
上記のような経験への投資が早ければ早いほど、記憶の配当の複利が効いて「リターンの合計が元の経験を上回ることさえある」と筆者は主張しています。
「死の間際で何かを経験しても、記憶の配当は少なくなる」
死ぬときに1番裕福になってもしょうがない、という意見をよく耳にします。
その1番の理由を言い得て妙に表してくれた一節だとあいろんは感じています。
経験に投資せよとはよくいったもので、ここを軽視すると人生に深みが出ない気がします。
パパみたいにお金を貯めることは出来るけど使うのが下手な人には大事な考え方だよね。
金の価値は加齢と共に低下する
「DIE WITH ZERO」で1番心に残った一節はなにかと聞かれたら、あいろんは下記だと答えます。
金の価値を最大化できる年齢は「26〜35歳」
「もう過ぎちゃってる」
「今が1番金の価値を最大化できる」
「これから使い所が来ると先に知れてよかった」
上記を読んだ読者は、年代によって世界中でさまざまなリアクションが飛び交ったことは想像に難くありません(笑)
しかし、この章で著者のビル・パーキンス氏は単にお金を使う話だけではなく、大事な結論に触れています。
それは「相続」についてです。
「親が財産を分け与えるのは、子どもが26〜35歳の時が最善」と筆者は主張しています。
つまり、「死ぬ前に子どもが金の価値を最大化できる年齢になったら、子どもに相続した方が良いですよ」という事です。
これはあいろんも大いに同意する部分です。両親には長生きして欲しいですが、財産がもしあるなら今欲しいのが正直なところです(笑)
そして、自分は財産をもらう立場から20数年後にはすぐに財産を渡す側の立場に変わらないといけない事にも本書を読んで考えさせられました。
「DIE WITH ZERO」の終盤の筆者の意見にはパワーがあって考えさせられる事が多いので、是非興味のある方は読んでみることをおすすめします。
ラップアップ
今回は書籍「DIE WITH ZERO」を読んで感じた「お金の上手な使い方」について考察をレビューしました。
あいろんのように「サラリーマンしながら時間をかけて資産を増やす」というアリとキリギリスでいうところのアリ型人間は是非一読の価値ありです!
気づきを得る部分が多いと思いますよ。
最後に一言。
「記憶の配当」の話は人生において本当に大切なことTOP3には間違いなく入ると思いました。
それではまた!