パパ、2024年は日経平均株価も、アメリカのダウ平均も史上最高値だって!
すごいね♪
今は多くの投資家にとって「株が買いづらい相場」だよね。
こんな時に「ただ買い続ける」という行動が取れる人は、実は強いんだよね。
まさに「ジャスト・キープ・バイイング」だね♪
そるとも積立は継続しつつ、個別株はタイミングを見て仕込む予定だよ♪
(父と娘の会話とは思えない…)
こんにちは!株式を10年以上「買い続けている」あいろん(@iron_money)です。
今回は、株式に関する様々な心理やデータをまとめている「JUST KEEP BUYING」の要約と重要な3つのポイントについて紹介します。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍: 「JUST KEEP BUYING」
「ジャスト・キープ・バイイング」(ただ買い続けなさい)
本書で主張している点は、全てこの3語に集約されています。
「富を築くためになにより重要なのは、米国株をいつ買うかではなかった」
「カギを握っていたのは、買い続けることだった」
冒頭から上記のように畳み掛ける著者のニック・マジューリ氏はアメリカのデータサイエンティストです。
冒頭から、キャッチーでわかりやすい言葉を読者にインプットしてきます。
過去のデータから導き出されるデータと突き合わせていく内容は圧巻です。
さすがパパの大好きな書籍「サイコロジー・オブ・マネー」著者のモーガン・ハウセルさんも絶賛しているだけあるね。
モーガン・ハウセル氏は下記のように述べています。
世の中には優れたデータサイエンティストもいるし、優れたストーリーテラーもいる。
だが、ニックのようにデータの真の意味を理解できるデータサイエンティストでありながら、説得力のあるストーリーを語れる人はまずいない。
これは絶対読むべき一冊だ。
それでは、そんな書籍からパパが特に重要と感じた3点を解説していきます♪
「JUST KEEP BUYING」重要ポイント3点
- 早く買い、ゆっくり売る
- 底値を待って現金を貯めるのは無意味
- 株式市場への「無賃乗車」は出来ない
①早く買い、ゆっくり売る
前述の通り、本書の投資哲学は「ジャスト・キープ・バイイング」ただ買い続けなさいという考え方に集約されます。
そして様々なデータを用いながら「ほとんどの市場は、長期的に見るとほとんどの期間上昇している」ことを証明しています。
機会損失の観点からみると、資産売却時の基本戦略は「すぐ売るより、時間をかけて少しずつ売る」方が良いということになります。
「早く買い、ゆっくり売る」できる限り長く資産を保有した方がリターンの期待値は高くなるということなんだね。
「リバランス」「集中投資からの脱却」「経済的に必要になった時」以外は極力売らない方が良いと本書は解説しています。
長期投資の重要性が良くわかります。
②底値を待って現金を貯めるのは無意味
「神でさえ、ドルコスト平均法には勝てない」
本書にはそんな内容を裏付けるデータが用意されています。
仮に株価の変動が読める「神様」がいたとして、40年スパンで見たら神様がドルコスト平均法に負けるという衝撃的な内容です。
パパ、なんで相場が読める神様が負けちゃうケースがあるの?
1番の要因は「複利」の効果が大きすぎるからだね。
平均すると早い段階で投資するほど増加額は多くなる傾向があるんだよ。
本書によると、相場を読める神様の「バイ・ザ・ディップ」(タイミング投資)がドルコスト平均法のパフォーマンスを下回る確率は97%だったそうです。
上記がジャスト・キープ・バイイングの核心部分です。
いかにタイミング投資が難しく、考えること自体が無意味なのかを教えてくれます。
パパもこれを読んでから「結局、タイミング投資が重要になる個別株は趣味程度にしておくのが1番だな」と再確認していました。
2024年現在、株式相場は日本も米国も絶好調です。
そんなタイミングだとつい「下がってから買う」を行いたくなるのですが、上記はそれが無意味だとしっかり教えてくれています。
③株式市場への「無賃乗車」は出来ない
「まったくリスクを取らないことが、最大のリスクになるときがある」
「もしあなたがプラス面(資産の増加)を望むのなら、ボラティリティと周期的に訪れる資産の下落を受け入れなければならない」
投資においてもっとも重要な「リスク」についても本書はかなり言及しています。
長期的に投資で成功するために、資産変動や暴落は必ず発生する「入場料」だと説いているわけだね。
本来、避けられるのであればデータ的に「15%超」の年間下落は避けたいんだよね。
ただ、結局「途中で困難を体験せずに無賃乗車することはできない」から居続けることが1番効率が良いんだね。
「1世紀に2、3回の割合で起こると予想される50%の市場暴落に腹を据えて対応できなければ、一人前の投資家とはいえず、大したリターンも期待できないだろう」
上記はウォーレン・バフェット氏のビジネスパートナーでもあるチャーリー・マンガー氏の言葉ですが、本質だと感じます。
ラップアップ
「JUST KEEP BUYING」の要約と重要な3つのルールについて紹介しました。
最後に、本書であいろんがもっとも心を揺さぶられた言葉を紹介します。
私は投資でも人生でも、運が大きな役割を担っていることを認めている。
だが、私は決してそれに対して無力ではない。あなたにとってもそうあるべきだ。
投資には運も絡むけど、自分で選択して未来を良くすることは可能だという考え方はとても素敵です。
私もそんな人間でありたいと思わせてくれる言葉です。
それではまた!