パパはアッパーマス層になった辺りから、ポートフォリオに高配当株の比率が増えたよね。
そうだね、少しずつグロース株を減らして高配当株に移行してきているよ。
パパは基本的に現金をあまり持たない「フルポジション」だから、配当金は貴重な再投資の原資らしいよ。
一般的に現金比率は30代だったら30%とか言われるけど、パパは違う考えなんだね。
その辺詳しく教えなさい♪
こんにちは!ポートフォリオの現金比率が5%にも満たない、あいろん(@iron_money)です。
今回は「30代サラリーマンのリアルな現金比率」について、紹介します。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「ほったらかしで年間2000万円入ってくる高配当株投資入門」
パパ、今回の参考書籍は高配当株の話がメインだけど、どんな部分が参考になるの?
著者のかんち氏は「元公務員」「高配当株多め、再現性高めの投資スタイル」という点が結構参考になるかな。
著者のかんち氏は元消防士で、三重県在住。49歳で早期退職をしている個人投資家です。
総資産は62歳の現在で8億円超と桁違いではありますが、その投資スタイルは参考になる点が多くあります。
パパ曰く、「起業で一発当てるスタイルじゃない」「個別株中心なので真似はしやすい」という点に興味を持ったそうです。
具体的に、かんち氏の下記のスタイルについては感じるものがあるでしょう。
サラリーマン投資家としては、集中投資成功の結果論はありますが参考にすべき内容は多いと感じました。
そんなパパが、高配当株中心のポートフォリオから特に参考にした点を「3つの戦略」として紹介します♪
高配当株ポートフォリオ「3つの戦略」
- 現金比率少なめ×高配当株は相性◎
- シクリカル銘柄とディフェンシブ銘柄は3:7で調整
- 暴落局面でのみ「信用取引」の検討
①現金比率少なめ×高配当株は相性◎
書籍内で、かんちさんはキャッシュポジションについて下記の通り言及しています。
「私は証券口座に入れているお金のほとんど全てを株式に投資するフルポジション」
証券口座内の95%を常に株式で埋める上記の方法は、一般的にリスク過多と言われます。
しかし、下記のような考え方もあります。
私も9割を株式に投じているフルポジション派ですが、今はだいぶ資産が増えてきたので現金比率について迷いが出ているタイミングでした。
現金比率を少なくしても高配当の投資額を増やしていけば、結果的にインカムは増えるからとっつきやすいよね。
インデックス投資に全投資しているとこうはいかないもんね。
パパみたいに「現金比率を少なめにしたい」という人は、精神的にも高配当株がたっつきやすいということだね♪
②シクリカル銘柄とディフェンシブ銘柄は3:7で調整
「親父が営んでいた建設業の流れから、シクリカル銘柄への投資が得意になった」
かんち氏はシクリカル銘柄(景気敏感株)への投資を得意としているそうです。
一般的な高配当株はディフェンシブ銘柄の方が多くなりがちですが、シクリカル銘柄の投資タイミングを計れれば全体の利回り向上に貢献します。
電力、ガス、医薬品に日用品、食料に保険…インフラ関係のディフェンシブ銘柄の方が底堅い値動きをすると言われます。
パパはディフェンシブ銘柄を7割くらいにしつつ、景気敏感株をタイミングで捕まえる投資法を目指しているそうです。
本書を読んで改めて感じましたが、成功している投資家はどこかで「タイミング投資」をしているケースが大半です。
ここは避けて通れないと感じています。
③暴落局面でのみ「信用取引」の検討
本書には、信用取引について下記のような記載があります。
「信用取引を積極的に活用する人たちは資金を爆発的に増やしたいと望み、私とは考え方が異なります」
「ただそんな慎重派の私が、唯一積極的に信用取引を活用するのが、暴落局面です」
具体的には、下記のような手順を踏みます。
- その年の配当金と同額を信用取引で買いを入れる
- 配当金入金と同時に「現引き」
- 暴落の程度に応じて更に資金を投入する
私自身は信用取引は行う予定はないですが、「暴落時の対応を決めていること」「集中的な投資を厭わないこと」の2点は知識として参考になります。
パパは地方の公務員で資産が8億もある理由がわからなかったが、考え方を読んだら納得した」と言っていました。
リスクを背負うべき局面では大きめに動いているということだそうです。
ただし、集中投資にしても暴落時の対応にしても再現性の観点からは疑問符がつきます。
知識としては理解しますが、再現性については読み間違えないようにしたいものです。
ラップアップ
今回は「30代サラリーマンのリアルな現金比率」について、紹介しました。
高配当株は、現金比率が少なめのサラリーマンにはぴったりです。
ただし銘柄選定については、様々な書籍を読んで参考にすることをおすすめします。
最後に一言。
投資で大きく資産を伸ばす人は、「暴落時の対応が上手い」という印象です。
それではまた!