パパは色々な書籍を読んでいるけど、全体的な「お金」の知識が網羅されていて1番わかりやすい本を選ぶとしたらどれを選ぶ?
全体的な構成のわかりやすさで言ったら「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!」かな。
タイトルが長いのだけがネック(笑)
書籍の8割がマンガになっているのが大きいよね。
マンガ仕立てなのに骨太で内容がしっかりしている感じだよね。
お金の知識に詳しくないわたしでも、すぐに理解出来たよ。
そんなわかりやすい本があるとは…!
是非詳しく紹介してください〜!
こんにちは!税金や年金の仕組みを説明させたら、税理士の大河内先生が1番だと思っているあいろん(@iron_money)です。
今回は社会人が最低限知っておくべき「税金や年金」の仕組みについて紹介していきます。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速行ってみましょう!
今回の参考書籍:「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!」
本書は2021年に発売された、税理士の大河内薫さんと漫画家の若林杏樹さん(あんじゅ先生)の共著です。
パパ、お金の本ってたくさんあるよね。
この本が読みやすいのはどういうところなの?
最大の特徴は、「わかりやすさ&面白さ」特化型ということだね。
基本的にめんどくさがりやで何も学ぼうとしないあんじゅ先生に自分を重ねる読者は多いはず(笑)
面白おかしく読み進められて、気づいたら「タメになっていた」というのは書籍の理想系だよね。
「お金の知識は学校では教えてくれない」「自分で学ぶしかない」という大河内さんの熱い想いと「めんどくさい」「投資とか怖い」「変えるのがダルイ」というあんじゅ先生の徹底した読者目線のズボラさがうまくマッチしています。
老若男女問わず知識として役立つ書籍ですが、特に下記のような方には本書の効果抜群です。
それなりにお金周りの話に詳しくて、社会人経験が10年以上あるパパでも「学びがたくさんある」と言っていたよ。
社会人が絶対に知っておくべきお金の知識3選
- 社会保険
- 年金の3階建のしくみ
- 控除の仕組み
①社会保険
- 医療保険
- 年金保険
- 介護保険
- 労働保険
こんな疑問に対して「税金」と「社会保険」が理由の1つだと本書は教えてくれます。
税金はなんとなくわかるけど、社会保険を説明しようと思っても出来ない人も多いのではないでしょうか。
社会保険は下記の通りに分類できます。
社会保険 分類 | |
---|---|
医療保険 | 医療費負担上限が3割(75歳以上は原則1割) |
高額医療費制度 | |
年金保険 | 老後にもらえる年金 |
障害認定(就労不能など) | |
介護保険 | 介護サービス料負担は原則1割 |
保険料支払いは40歳から | |
労働保険 | 失業、育児、介護などで休職中の給付金(雇用保険) |
仕事中のケガや病気の給付金(労災保険) | |
フリーランスに労働保険はない |
パパ、社会保険って結構難しいね…
働き盛りの会社員が特に覚えておくべき制度は意外と少ないよ。
パパ的には、医療保険の「高額医療費制度」と「遺族年金」は絶対に知っておくべきだそうです。
高額医療費制度
高額医療費制度は「1ヶ月の医療費のうち、限度額を超えた分はお金が戻ってくる制度」です。
この制度はマジで神です。
仮に大きい病気になって100万円払ったとして、大抵の場合はお金が戻ってくるってことなんだよね♪
医療費の限度額は年収によって変わりますが、下記のようにわかりやすく紹介してくれています。
医療費を100万円支払った場合、年収別の限度額(概算) | |
---|---|
年収 | 自己負担額 |
500万円 | 9万円 |
800万円 | 17万円 |
1000万円 | 25万円 |
「日本の医療保険は素晴らしい」とよく言われているけど、何かのときにちゃんと対応できるセーフティーネットがしっかりしてるんだね。
遺族年金
「もし自分が死んだ時に、家族はどうやって生活していくのか」を考える人は多いでしょう。
その際に遺族年金はとても役立ちます。
遺族年金は「年金保険」の一種ですが、一例として妻と子ども1人がいる家庭でみてみます。
子どもが18歳になるまで、下記の通りに遺族年金が受け取れます。
年金加入中の標準報酬月額の平均20〜40万円のとき | |
---|---|
標準報酬月額の平均 | 受け取れる遺族年金額 |
20万円 | 10.7万円 |
30万円 | 11.7万円 |
40万円 | 12.7万円 |
わが家の場合は「現状の総資産」+「遺族年金」で自分になにかあっても、家族が生活できるくらいの蓄えはあります。
上記が理解出来ていれば「不要な保険に入る必要がない」ということがよくわかるね。
②年金の3階建のしくみ
- 国民年金(基礎年金)
- 厚生年金
- iDeCo、NISA
本書のテーマの1つとして、「年金の3階建のしくみを理解する」があります。
確かに実際働いていても、年金ってどのくらいもらえるのかピンとこないですよね。
まず、年金の3階建の仕組みは下記になります。
更に年金の受給額目安は、下記になります。
年金の受給額目安 ※40年支払いの場合 | |
---|---|
国民年金(1階) | 6.5万円/月 |
厚生年金(2階) | 9万円/月 |
※厚生年金加入の40年間で平均月給43.9万円の場合
年金の平均受給額は自営業や専業主婦で月5万円、パパのような会社員で月14万円だそうです。
このままの状況のわが家でいくと、パパは15〜16万円くらい、ママは7〜8万円もらえそうなんだね。
もちろん先のことなので今後の状況や制度の微修正はあるかもしれません。
ただ、個人的には「案外もらえるんだなぁ」という感覚です。
上記にプラスして、年金の3階建のiDeCoやNISAに投資が出来ていれば老後に困るような可能性は激減します。
本書では「月5万円以上積み立てられる人は、併用が向いている」など使い方の整理までしっかりしてくれています。
パパはiDeCoも新NISAも満額で埋めていっています。
詳細記事はこちらまで。
③控除の仕組み
- 主な税金「所得税」と「住民税」
- 所得控除の基本と節税
- 年収別ふるさと納税逆算法
パパ、そもそもなんで税金って存在するの?
税金は、「色々なサービスを無料や安価で受けられる」ようにするという側面が強いんだよ。
主な税金としては下記が挙げられます。
上記の所得税を緩和するため、様々な控除ができるようになっています。
特に下記の控除については、会社員は絶対に覚えておくべきです。
- 基礎控除(48万円)
- 配偶者控除(13-38万円)
- 社会保険料控除
- 小規模企業共済等掛金控除(iDeCo)
- 寄附金控除(ふるさと納税)
パパは基礎控除+配偶者控除+iDeCo、ふるさと納税も合わせたら100万円以上節税してるんだね。
サラリーマンでもそれくらいはできるんだね♪
ちなみに本書では、下記のような合コン用のふるさと納税テクニックも書いてあります(笑)
わたしも昔に知りたかった(笑)
ふるさと納税額からみるざっくり年収表 | |
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ふるさと納税額 | 年収 |
6万円 | 500万円 |
8万円 | 600万円 |
11万円 | 700万円 |
13万円 | 800万円 |
19万円 | 1000万円 |
211万円 | 5000万円 |
438万円 | 1億円 |
ラップアップ
今回は社会人が最低限知っておくべき「税金や年金」の仕組みについて紹介していきました。
楽しみつつ、お金の知識が網羅的に学べるのでとてもおすすめです。
最後に一言。
大河内さん、あんじゅ先生、新NISA対応版もぜひ書いてください〜♪
それではまた!