パパ〜、FIREを目指しているんだから支出に対する「消費」「浪費」「投資」の割合は意識してるよね?
そるとちゃん、もちろんだよ。
消費7:浪費1:投資2が出来れば一般的とされているけど、そこはクリア出来てるよ。
甘い!甘すぎる!!
FIREを志すもの、消費4:浪費1:投資5くらいにしないとだめです!
「攻めの節約」をちゃんと読んで行動に移しなさい!
そるとちゃん、いつの間にそんな本を読んだの…
こんにちは!吉野家の牛丼は浪費と言われても控えたくないあいろんです。
今回は書籍「攻めの節約」から日々の生活に役立ちそうな考え方を4点ご紹介します。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
書籍「攻めの節約」について
「攻めの節約」は元自衛隊員で億万長者となりアーリーリタイアを達成した生方正氏の著書で、2021年5月に発売されています。
タイトルの通り、「節約」を一歩推し進めた「攻めの節約」を心情としており、ある程度節約が進んでいる方が見ても気づきがある書籍になっています。
著者は億万長者になった後も節約を続け、質素な暮らしを続けているそうで、本書には下記の通り記載があります。
「支払う価値があるものは高額でも即決しますが、不要なモノには一円たりとも支出しません」
著者の強い覚悟を感じる断定文ですね(笑)
今回はそんな「攻めの節約」において、特にタメになった思考法4選について後述していきます。
「攻めの節約」的思考法4選
消費4:浪費1:投資5がFIREを目指す人の黄金比
お金の使い方には「消費」「浪費」「投資」があることは、マネー系の書籍などでよく紹介されています。具体的には下記のようなイメージの分類です。
家賃、食費、光熱費、携帯代、交通費など
家賃、食費、光熱費、携帯代、交通費など
書籍、セミナー費用、健康に寄与する食事やスポーツジム、ご縁を結ぶための交際費など
一般的には「消費7:浪費1:投資2」の比率が良しとされているそうですが、著者は「消費4:浪費1:投資5」を心がけていたそうです。
そして最も大事なことは「支出するたびにこのお金はどれに分類されるのか?自問自答すること」とも説いています。
例として、あいろん自身で2点ほど考えてみます。
「スポーツジム」は上述の通り本書では投資の部類に入っていましたが、あいろん的には投資ではなく浪費にあたります。なぜなら、筋トレは階段や公園の運動器具を使えば十分に可能だと思っていて「支払った額以上の見返りが期待できない失費」だと思っているからです。
逆に他人から見たら浪費だと思われるケースもあります。
あいろんは家族でスターバックスコーヒーへ行き、テラス席でくつろぎながら団欒するのが大好きです。コーヒーとちょっとした軽食で一人当たり700〜800円程度はかかるので、家族で行ったら決して安くはないですよね(笑)
しかしこれは「浪費」ではなく「投資」にあたると考えています。なぜなら、その時間があるからこそ仕事や生活のハリが出ると思っているからです。あいろん的には「将来の自分に利益をもたらす出費」になるわけです。
上記のような感じで、自分の支出を当てはめて考えてみると客観的に整理が出来るのでおすすめです。
自分の中で折り合いがつく支出は未だOKですが、そうでない場合はムダな支出なので対策を検討しましょう。
人生における三大支出の一つ「住居関連費」を攻略する
あいろん的に「攻めの節約」における最重要項目と捉えている「住居関連費」は、過去記事にも取り上げています。特に都市圏のサラリーマン向けには社宅や寮などの住宅関係の福利厚生をすすめていますが、これは数百万円の年収アップと同等の価値があると考えているためです。
下記記事に詳細を記載しています。
なんとなく「高級な家に住んでいる人はお金持ち」と思われがちですが全く違います。
お金持ちは保有する純金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託など)が最低でも5000万円以上の人を指します。正式には「準富裕層」と呼ばれる階級です。
この「お金持ち」と「幸せなマイホーム」は中々相性が悪いことで有名です(笑)
本書にも記載されていますが、一般的な住宅ローン借入期間の35年には様々な罠があります。
- 仕事の自由が奪われやすい→場所・条件の自由がきかない
- ストレスが溜まりやすい→仕事の無理難題に耐えなければならないリスク・戦闘機に乗るよりストレスが溜まる通勤電車
- 場所が制約される→郊外だとマイカー所有による更なる固定費増
- 建物の評価価値はほとんどなくなる→修繕費用や管理コストは年を追うごとにかさんでいくし、木造住宅の耐用年数は22年のためそれ以降は建物に価値はなくなる
上記を良く考えずに「毎年の家賃を払うのと変わらない価格で自宅を所有できる」というセールストークに惑わされるのは賢明ではありません。
住宅価格に加え、下記も地味に「想定していなかった」コストとしてのしかかってきます。
- 登録免許税などの諸経費がかかる
- 融資手数料や印紙税など諸費用の総額は3〜5%にも及ぶ
- 所有物となった時には不動産取得税・毎年の固定資産税が発生する
コロナ前と比べ、住宅ローン返済軽減負担相談件数は150倍に増加しているそうです。破綻率は2%という数字ですが、自分は無関係だと言いきれるでしょうか。
マイホームVS賃貸の論争はお互いに価値観が違うため、永遠に終わらないでしょう(笑)それでもサラリーマンや自営業者は家を購入せずとも低い住居関連費で暮らすことができる制度がこの世にあることを知って、検討するのは非常に重要です。
あいろんは住所を聞かれて答えた時に「家賃高いでしょ」「お金持ってるんだね」という反応をよくされます。
しかしながら家賃もほぼ払ってないですしお金もお金持ちと呼べるほど持っていません。
ただ単に住宅費を安く抑える方法を自分で調べて、実行しただけです。少し調べれば誰にでも可能な再現性の高い方法なので本当におすすめです。
あいろんは個人的に30〜40代前半は資産形成を優先しながら借上社宅制度を利用して賃貸で生活し、純金融資産が準富裕層以上になって仕事をリタイアする時に家が欲しかったら、買おうかな〜…と考えています。この方法は個人的に支出が少なくて済むしおすすめです(笑)
「悪い習慣」という金食い虫を退治する
本書では「自分のムダづかいにきちんと向き合う」重要性を説いています。
具体的には、下記のような項目です。
- ギャンブル
- 飲み会
- 2次会
- 締めのラーメン
- なんとなく立ち寄るカフェ
- 目的のない資格取得
- 衝動買い
- 通わない習い事やスポーツジム
- 使ってないサブスクサービス
- 大画面テレビや居心地のいいソファ
重要なのは「習慣」という点です。あいろんで言うと昔は飲み会や二次会、締めのラーメンはほぼ漏れなく行っていました(笑)
ここは前述の「消費」「浪費」「投資」の分類分けをより細かく行なっていく部分ですが、習慣としては「誘われたら断らない」人の飲み会や「新しいもの好き」な人のコンビニ利用などが挙げられると思うのでセルフチェックしてみましょう。
付き合う友達で人生が変わる
「自分と時間を共有する5人の平均年収が自分の年収である」
これは中々刺激的な話ですが、読んでいて膝を打つポイントでもありました。
結局は学歴・仕事・収入により行動範囲が変わって自分が出会う人は必然的に同じ階層になる、という事です。
本書においての「職場の色に染まる人は、賭け事や飲酒でお金を減らす」という内容には全く共感できませんでしたが(笑)、「お金持ちになりたければお金持ちと付き合おう」という点には概ねあいろんも同意です。
しかしながら、幼馴染や家族など「例外」も多数存在しますし全てを上記で考えるのは極端すぎるので、あくまで参考程度にとらえましょう。
ラップアップ
今回は書籍「攻めの節約」から日々の生活に役立ちそうな考え方を4点ご紹介しました。
とにかく「住居関連費」を抑えるとグッと人生が楽になりますので、支出でお悩みの方は是非ご検討あれ。
最後に一言。
個人的には、嫁と娘に節約の意識をどう持たせるか試行錯誤中です…
それではまた!