パパって、数年前からお酒あんまり飲まなくなったよね。昔は毎日飲んでたもんね。
そうだね。わが家はママもお酒飲まないし、炭酸水で十分だよ。
お酒を飲まなくなったきっかけは、何かあるの?
お酒は健康上も良くないし、何より飲んだ後にも影響が出るからね。今はそるとちゃんとも一緒に遊びたいから、酔っ払っている場合じゃないんだよ。
パパ、これからもたくさん一緒に遊ぼうね♪
こんにちは!20代の時は「酒豪」と呼ばれていた、あいろん(@iron_money)です。
今回は「お酒を飲まないメリット」を中心に紹介していきます。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記の通りです。
- 睡眠の質が向上する
- 夕食の量と体重が減る
- 投資に回せるお金が増える
- 思考がクリアになる
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本
パパ、お酒をやめたいと思ったら、簡単にやめられるものなの?
まずは「お酒」について知識を仕入れることがおすすめかな。
ちょうど良い本があるんだよ。
パパは、「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本 」を読んでいたよね。
タイトルがストレートすぎる!でもお酒やめたい人は読むべき本だね!
今回の参考書籍は、「東京アルコール医療総合センター」のセンター長、垣渕氏の著書です。
本書の冒頭では、下記のように記されています。
「これは、お酒の飲み方をこの機会にイチから見直し、より健康で充実した人生を始めようとしている、あなたのお手伝いをするための本です」
趣旨としては、「お酒のデメリット」及び「お酒を飲まないメリット」について言及しています。
私は本書が主張する「飲酒絶対反対」とは思いませんが、知識は知っておいた方が良いと考えます。
本書は「たまに飲むけど別にお酒がなくても大丈夫」という人でも、知っておきたい知識ばかりなので非常に有益な書籍です。
お酒の場は、有効なケースも存在するとあいろんは思っています。
「絶対飲む」「絶対飲まない」の二元論では生きづらくなるだけです。
知識を得た上で、最適な判断をするのがベストの選択肢と個人的には考えています。
私はお酒を飲みませんが、お酒の場で人となりがわかる時も多いので嫌いではありません。
お酒が絶対悪、とは私は思いません。
週一くらいでは付き合いで飲む時もあります。
ただ、飲酒日が連続しないように禁酒アプリで管理しています。
パパは「ソバーキュリアス」として、自分から積極的にお酒は飲まないけど、たまに付き合いで飲酒するくらいのスタンスをとっているんだよ♪
知っておきたい!お酒に関する4つの知識
- アルコールは「薬物」である
- 「酒は百薬の長」はただのキャッチコピー
- 「毎日飲む人」は依存症予備軍
- ストロング系飲料は依存症への近道
- 日本人の約半数は「お酒に弱い」体質
アルコールは「薬物」である
アルコールはなんですか?と聞かれたら、多くの人が「嗜好品」と答えることでしょう。
嗜好品の定義は、下記です。
風味や味、心身の摂取時の高揚感によって楽しむために飲食される食品・飲料や喫煙物の事。
日本では長い間、「お酒」「タバコ」の二大嗜好品が君臨していました。
しかしながら、酒は嗜好品ではなく「薬物」が正解です。
「アルコールは薬物である」という点を知らないまま、依存症になる人があまりに多すぎると著者は言及しています。
お酒には依存性がある。
この事実ははっきり認識しておくべきです。
「酒は百薬の長」はただのキャッチコピー
「お酒は、ほどほどに飲む分には身体に良い」
「酒は、どんな良薬よりも効果がある」
特に年代が上がるほど、上記のような考えを持つ人が多くなっていきます。
しかし上記については、全くのウソだと本書はバッサリ切り捨てています。
本書によると、人類とアルコールのお付き合いは古代エジプト時代から続いているそうです。
そんな昔からお酒は存在していたのね!
びっくり。
お酒は飲むと「気分がいい、楽しい」状態になります。
上記は、脳内で生み出される「ドーパミン」や「セロトニン」などの気持ちよくなる物質が作られるためです。
現代で未だに使われている「酒は百薬の長」という言葉ですが、「全くのウソ」というショッキングな内容が本書に書かれています。
内容としては、下記になります。
話は西暦8年〜20年に中国を支配した「新」の王莽(おうもう)皇帝が財源として酒税を創設した時代まで遡ります。
そこで「消費促進」のため、民に宣布した際の言葉の一部に「酒は百薬の長」という記載があります。
アルコールは脳に対しては「気分が晴れる薬理効果はあるかもしれないが、肉体的には健康へのメリットはゼロ」と著者は断言しています。
えー!
「酒は百薬の長」は、ただのコマーシャルだったってことなの!?
特に30〜40代の世代は両親に飲酒習慣がある事も多く、上記のような概念を持っている高齢者は一定数存在します。
たしかに私たちの親世代はお酒飲む人多いよね。
親戚付き合いも「とりあえずお酒」みたいな(笑)
「毎日飲む人」は依存症予備軍
本書によるとアルコールの副作用には「急性」と「慢性」があり、慢性は気づかないうちに進行する特徴があるそうです。
そして個人の飲酒スタイルは、大まかに下記の3パターンに分けられるそうです。
危険度としては、下記になります。
パパは「機会飲酒」で頻度も少なければ大丈夫そうだね。
毎晩お酒飲む習慣がある人も多いもんね。
その人は危ないってことだね。
私も以前は野球観戦時の習慣飲酒でしたが、続けている間に「野球を見る時にお酒がないと物足りなくなる」感覚を覚えていました。
おそらく依存の一歩手前だったのでしょう。
パパも「アルコール依存症予備軍」だったのだと考えるとゾッとします。
ストロング系飲料は依存症への近道
今や、どこに行っても必ず目にするお酒。それがストロング系飲料です。
元々は缶チューハイから始まり、現在は強めのハイボールやサワーなども良く目にします。
この「ストロング系」ですが、下記理由で圧倒的な人気を誇っています。
ビールと比べると、アルコール1gあたりの料金は3倍程度差があると本書は解説しています。
酔いたいことだけに焦点を当てれば、ビールに比べて3倍も効率が良いことになります。
しかしながら、本書ではストロング系飲料はもはやお酒でもなく「危険ドラッグ」に近いと警鐘を鳴らしています。
中身は「エチルアルコール+人工甘味料」であり、化学調味料を入れたアルコールのようだと言われているそうです。
ストロング系飲料に関しては、あまりの危険度に「法規制をするべき」という専門家の声もあるほどです。
ストロング系飲料は「依存症になりやすい」というリスクは知っておくべきです。
可能であれば避けるようにした方が無難だと考えます。
安くて手軽に酔えると評判のようだけど、それが逆にリスクなんだね…
日本人の約半数は「お酒に弱い」体質
本書では、そもそも論として日本人は約半数が「お酒に弱い」と主張しています。
アルコールが体内に入ると、胃腸から吸収されて大部分は肝臓から処理されます。
その際に「アセトアルデヒド」という有害物質が発生します。
この「アセトアルデヒド」は本書で幾度となく登場しますが、この有害物質こそが頭痛や吐き気などの「悪酔い」を引き起こす原因となります。
本書では、アルコールの分解酵素+アセトアルデヒドの分解酵素の組み合わせから5パターンにタイプ分けできると説いています。
その中でもお酒に弱い2タイプが下記になります。
私は全く飲めないので、下戸になるのかな。
確かに数人で飲みに行ったら、1人は顔が赤くなるフラッシャーの人がいるよね。
上記40%は遺伝子的に「お酒に弱い」体質であり、調査期間によって多少ばらつくものの日本人の約半数程度がお酒に弱い、という結論は変わらないそうです。
本書では5タイプ別に細かく記載してありますので、興味がある方はぜひお読みください♪
お酒を辞めるメリットTOP4
さて、ここまで読んでアルコールのデメリットばかり読んで「疲れた」という感覚の方もいるのではないでしょうか。
私はそうでした(笑)
パパも飲みに行ったら気にせずお酒を飲むし、そういう場は好きな人だもんね。
ただ、明確にメリットを感じるようになったのも確かです。
私が実際にお酒を常飲しなくなって痛感したメリット4つを紹介します。
ぐっすり眠れるようになる
「目覚めがすっきり爽快になった」
「朝のだるさがなくなる」
上記は、数あるお酒を辞める理由の中でもメリットの筆頭候補です。
個人的には爽快になったというより「子どもの時の目覚めを取り戻した」という感覚の方がしっくりきます(笑)
そるとちゃんの起床時間直後のテンションの高さには、お酒が残っていると太刀打ちできないもんね(笑)
やはり起床直後の気だるさは、毒による影響だったのだな〜と今となっては感じます。
夕食の量と体重が減る
夕食に関してのメリットも、見過ごせません。
お酒を飲むと、ついつい食べすぎてしまいます。
更に味覚が鈍くなり、味が濃い刺激的なものが欲しくなります。
毎晩のように飲み会三昧だったパパは、あっというまに体重が7〜8kg太った時期もあったよね。
そんなパパでもお酒を控えるようになってからは適正体重でキープ・コントロール出来るようになりました。
出費が抑えられる
お酒にかかる「コスト」についても、見逃せないポイントです。
お酒はお金をかけようと思ったら、青天井でかけられる世界です。
一回数十万円の食事、数百万円のワイン…お酒の世界には際限がありません。
本書では、下記のように単純計算しています。
上記はあくまでシミュレーションですが、人によっては「家一軒が建ってしまう」数千万円程度のコストをかける人も珍しくないそうです。
お金、時間、健康…
全て費やしておきながら、「投資の割にリターンが少ない」と筆者は主張しています。
確かに上記のように考えると、ちょっともったいなく感じてしまうね。
思考がクリアになる
飲酒をしなかった翌朝は、アルコールの分解で体が疲弊していません。
頭がクリアな状態で、1日のスタートを切れます。
作業効率は捗るし、何か発生した時に煩わしさも感じづらくなります。
個人差はありますが私の場合、ビール350ml一本までは翌朝に影響が出ないことが自己調査で判明しています(笑)
飲酒において翌日にどの辺りから影響が出るか、把握するのは重要事項です。
禁酒は「90日」で脳が学習する
本書において最後の項で「禁酒はどの程度続ければ定着するのか?」に関する記載があります。
禁酒の目安期間は「90日」ほどで、続けることによって脳が学習して習慣が変化するそうです。
また、禁酒による離脱症状(飲みたくなる)がもっとも辛いのは、最初の2週間です。
しかし、それを越えると体調がよくなる結果も出ています。
禁酒に限らず、「一つを手放すと、他の依存対象にも自然と執着しなくなる」という好循環が生まれるようになるそうです。
3ヶ月飲まなければ体に変化がある点は、頭に入れておくべき知識と言えるでしょう。
90日と聞くと少し長く感じるけど、実際は最初の2週間で気にもならなくなるのでそんなに辛くないです。
ラップアップ
今回は「お酒の正しい知識と、飲まないメリット」を中心に紹介していきました。
「正しい知識」はお酒に限らず自分を守る最高の盾になります。
読んでおいて損のない良書なので興味がある方は是非手にとってみてください。
最後に一言。
パパはお酒の次は食べすぎをやめましょう。
そるとちゃん。
これまた手痛いところをついてくるね…
それではまた!