仕事

大企業は楽?平均年収と福利厚生は?大企業転職メリット3選

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そると

パパおかえり~。

今日も早かったね!一緒にお風呂入ろう~。

あいろん

ただいま~。うん、そうしよう。

あいろん嫁

そるとちゃん、今日もパパとお風呂に入れて嬉しいね。

(パパが家族時間をたっぷり作ってくれるようになってそるとちゃんも嬉しそう。本当に良かった)

そると

そういえば、パパそろそろボーナスだよね?

今度欲しいおもちゃがあるんだよね~。。ちらちら

あいろん

…話だけ聞こうか。

(ボーナスも増えたけど結局こうやって搾取されるんだよなぁ)

こんにちは!中小企業から大企業へ転職出来て生活満足度(QOL)が飛躍的に向上したあいろんです。

今回は、大企業の仕事の「メリット」と具体的な「転職方法」についてあいろんの経験を交えて解説します。

本記事は、こんな方に向けて書いています。

  • 大企業への転職を検討している
  • 大企業の平均年収相場を知りたい
  • 今より良い条件で転職したい
  • 大企業のリアルを知りたい

結論としては、下記になります。

  • 大企業は時間のゆとりが多い
  • 大企業は年収1000万円レベルの生活が可能
  • 福利厚生の力で年収数百万円分が変わる
  • 中小企業やベンチャーの仕事とは進め方が全く違う

それでは早速いってみましょう!

そもそも「大企業」とは

そると

パパ、そもそも大企業ってなぁに?

どこからが大企業なの?

あいろん

う…そう言われるとよくわからないなぁ…

一般的に名が知られている会社が大企業なんじゃない?

そると

それだったら、toC(個人向け取引)の方がtoB(企業間取引)より圧倒的に有利じゃん。

そんな適当に分けてないでしょ。

あいろん

………。

上記のように「大企業」という言葉をよく耳にしますが、大企業の定義まで含めて明確に話せる人の方が少数派ではないでしょうか。

大企業は「資本金」「従業員数」「業種」の3点によって定義されるのが一般的です。

大企業とは
  • 資本金・・・3億円超
  • 従業員数・・・300人以上

上記を超えれば、定義的には業種問わず大企業に分類されます。

しかしながら大企業は相対的にみれば少ないとはいえ、定義的にはややハードルが低いという印象を受けます。

そこで本記事で取り上げる『大企業』については、上記にプラスして「業界上位を占める」トップ企業という定義を追加します。

あいろん嫁

いわゆる「大手企業」と呼ばれるような会社たちだね。

大企業の平均年収は700〜800万円程度

そると

パパ、大企業と中小企業はどれくらい差があるの?

あいろん

もちろん業種などによって全然異なるんだけど、一般的に大企業は平均年収が700〜800万円程度。

対して中小企業は400万円前後と言われる事が多いよ。

そると

同じサラリーマンでも、2倍くらい変わるんだね…!

過去記事では書籍「年収443万円」で取り上げた通り、日本国の平均年収は現在443万円です。

大企業は年収ベースだけでみると、全体の約2倍ということがわかります。

それでは、大企業の人間の方が優秀かと問われた時、あいろん個人の感覚としては「否」です。

あいろんは、過去に下記のような働き方を経験しています。

  • 大企業(業界シェア中)勤務
  • 中小企業(業界シェア小)勤務
  • 大企業(業界シェア高)勤務

色々な立場を経験させてもらって、業界シェアの高い大企業の仕事の仕方がいかに「楽」か、しみじみ感じます。

そのメリットについて紹介していきましょう。

大企業に転職して感じたメリット3選

大企業に転職して感じたメリット3選
  1. 働く場所や時間を選びやすい
  2. 年収以外のプラス要素が多い
  3. 役割が明確である

働く場所や時間を選びやすい

中小企業時代と比較して大企業のメリットを感じているのは「場所」「時間」の自由度が高い点です。

まず場所についてのメリットを3点挙げてみます。

メリット(場所)3点
  • モバイル機器などのインフラ環境が整っている
  • テレワークを中心とした働き方にも違和感がない
  • オフィスもネット環境から座席まで細部にわたって高級で使いやすいものが揃っている

現在では、大手企業以外(特にネット系ベンチャー企業など)ではフルリモートワークなども珍しくありません。

しかしながら「インターネットがあるからリモートでも問題ない」という論調は、いささか乱暴に感じます。

例えばチームメンバーで細かい仕様や意見の微調整をしたい時、オフィスのミーティングルームは最大限に力を発揮します。

大企業は資本力を投じて下記のような「デジタル」と「フィジカル」の融合が上手いこと進んでいるケースが多く、ワークライフバランスが取りやすい点は非常に評価したいポイントです。

  • ネット中心の通勤レスの快適な働き方が可能
  • コミュニケーションスペースを活用したリアルコミュニケーションとオフィス環境の併用が出来る
  • 大事なWEB会議や商談時はオフィスに出社する
  • 資料作成専念時は在宅ワーク中心で行う
あいろん

在宅勤務が増えるほどにオフィスの椅子や机の使い心地の良さに気づいた方も多いことでしょう(笑)

あいろん嫁

長時間を共にする相棒だもんね。

パパはオカムラの「シルフィー」っていう椅子が大好きだよね。

そして時間についてもメリット3点挙げてみます。

メリット(時間)3点
  • 上流の仕事が相対的に多く、突発的な対応にとられる時間が少ない
  • フレックス勤務の制度が多い
  • 自分主導で働く時間をコントロールしやすい

当然ながら仕事は上流から下流に流れていくパターンが圧倒的です。

  • 企業から企業へ
  • 上司から部下へ

上記のように仕事は膨大な量が流れつつ、最終的に「担当」という名の最下流に流れつきます。

あいろんも様々な立場で担当者を務めましたが、大企業と中小企業の担当者では全く意味が異なります。

大企業は組織的に動くことを求められる事が大半なので、突発的な仕事を求められることも少ない傾向があります。

逆に少数精鋭で立ち回ることの多い中小企業では「それ、私の仕事じゃないので」など言わず、広い守備範囲を上手に立ち回る事が求められます。

当然大企業ほどコンプライアンス意識も強く、制度が整っており、従業員にも働き方への理解があるためにフレックスや有給なども使いやすくなります。

上記のように大企業は場所と時間だけでも、かなり快適に仕事できるように設計されていることが多いわけです。

あいろん嫁

パパも出社と在宅を半々くらいにして上手く使い分けているよね。

あいろん

特に家族で夕食を食べたい時などは、移動時間がない分在宅でサッと切り上げられるのが嬉しいよね。

そると

パパが在宅だと終わったらすぐ遊べるから嬉しくなっちゃう♪

年収以外のプラス要素が多い

「年収1000万円以上は絶対に欲しい」

そんな事を思って転職時に年収額面だけを追い求めていた時期が、あいろんにもありました。

一般企業勤めのサラリーマンからすると、「年収1000万円超」は1つの節目であり目標です。

しかしながら実際に転職して気づいた大企業の現実は、「年収以外の待遇の重要さ」を味わうには十分すぎる福利厚生の内容でした。

家賃を自分で払う事が当たり前だと思っていたあいろんにとって、「借り上げ社宅」の制度は生活レベルを上げつつ住宅コストを抑える切り札として活躍してくれています。住宅費を抑えたい場合は社宅制度の充実している大企業がおすすめです。

また、あいろんは実際に転職をして「出張旅費規定」で定められている手当一つとっても、会社にとって金額は千差万別だという事実を身をもって体感しました。

転職前後で月数回の出張のペースは特段変わっていないですが、あいろんは以前と比較して月間5〜10万円程度、出張手当が増えました。

正直、転職前の企業と比較して出張手当が倍近く違ったので、最初は「何か間違っていますよね?」と人事に確認しに行ったほどです(笑)

あいろん

現状、つみたてNISA+iDeCoへの投資分は出張手当でまかなえています。

そると

年間で60万円以上、手取りのプラスになるんだから大きいよね。

その他にも大企業には様々な福利厚生が存在します。何点か例を挙げてみます。

企業の様々な福利厚生
  • 栄養のある食事が安価に取れる
  • オフィスに快適なフリースペースがある
  • 書籍が安価に購入出来る
  • 資格取得のスクール費用が安価
  • 各種お祝い金などの制度が整備されている

あいろんにとって現在勤めている会社は、福利厚生によって年収額面換算で200万円以上は上乗せされていると感じます。

あいろん

大企業では平均的な社員でも福利厚生分も考えたら、年収1000万円位の生活を大企業が担保してくれているのと同義です。

あいろん嫁

パパが転職してくれたおかげで良いお家に安く住めているので、大満足しています♪

役割が明確である

前述の時間の使い方とも少し重複しますが、両方経験したあいろんからすると大企業と中小企業には大きな働き方の差を感じます。

サッカーに例えると、下記のようなイメージです。


大手企業
  • 欧州サッカー
  • パスサッカー中心・・・組織的に立ち回れる人が評価される
中小企業
  • 南米サッカー
  • 個人技中心・・・局面を個人で打開して、ゴールを決められる人が評価される

良く大企業vsベンチャー、どちらで働くのが良いか問題が議論されます。

しかしながら、上記のようにプレイスタイルが違いすぎるため一概の比較は困難を極めます。

例えばですが、サッカー界では南米の強豪として一時代を築いたアルゼンチン代表のリオネル・メッシ氏は圧倒的なゴールセンスとテクニックから長いことアルゼンチン代表の「王様」として君臨していました。

アルゼンチンサッカーが成熟期の2014年、ワールドカップ決勝で敗れた相手国はヨーロッパのドイツ。典型的な組織的パスサッカーでした。どちらも強いですが、そのサッカーは全く異なるものでした。

仮にメッシがドイツ代表に入ったからといって、チームにフィットできるかは疑問符が残るところです。

上記のように企業が合う合わないは「その人による」という身も蓋もない結論に収束されてしまいます(笑)

あいろん個人としては双方のプレイスタイルを経験した結果、組織的にパスを繋げる方が好みでした。組織の中でフォワードとして「点を取る」のは大好きですが、守備は好きでも得意でもありません。

そして大企業には総じて「守備がめちゃくちゃ上手い」人が一定数存在するので、その人たちと上手く連携さえできれば自分が守備をする必要はないのです。

あいろんのように得手不得手がはっきりしている人には、役割がはっきりしていること自体が大きなメリットになります。

反対に「何でも自分で決めたい」という人は大企業より中小企業の方が裁量権やスピード感は得られやすいと思います。

しかしながら勘違いしてはいけないのが、仕事とは必ず「人」と相対しているということです。中小やベンチャーだから自由に好きなように仕事を出来るというのは幻想です。

「役割が明確」とは仕事に対して予測を立てやすくし、家族や大切な時間を守るための1つの手段とも考えられます。

そると

どっちにも良い面悪い面あるんだね。

あいろん嫁

パパもベンチャーに行きたがっていた時期もあったけど、自分で強みを定義した上で大企業の方が良いと判断して転職したわけだね。

大企業への転職方法3選

大企業への転職方法3選
  1. 長期的に計画する
  2. 職種など戦略を立てる
  3. タイミングを逃さない

長期的に計画する

「大企業に興味が出てきた」

「転職できるものなら大企業に行きたい」

こんな思いが湧き上がってきた貴方にアドバイスです。

一旦落ち着きましょう。

時間軸を「年単位」に切り替える事が重要です。

まずは「自分」「業界」各々の分析を行い、どのような売り込み方をするか整えます。

良く自分のことを過小評価している人が見受けられますが、転職市場における自分は「商品」です。恥ずかしがっている場合ではないので上手くアピールしましょう。

「年収がどのように決まるのか」「今、人事担当者はどのような言葉で探しているのか」基本については、しっかり抑えた上で立ち回りましょう。

一通り自分で上記について腹落ちできたら、今度はツールとしての転職エージェントの検討です。

こればっかりは「人」なので、絶対にこの会社が良いという正解はありません。しかしながら大企業とのコネクションが強いのは大手エージェントである事は間違いない事実です。

後ほど大企業転職に役に立った転職エージェントはご紹介します。

職種など戦略を立てる

前述の通り、まずファーストステップは「自分」「市場」「相場」について確認後、信用できる人間を探すことでした。

そしてここまで来たら後は具体的に絞り込むだけなので、結構楽です。

自分の経験をズバリじゃなくても良いので、活かせそうな職種を考えます。

たいそうなことでなくて全然OKです。というか、勘違いされがちですが転職先は細かい事を気にしません(笑)

そると

そうなの!?

あいろん

事実を詳細に確認したいのではなく、入社後に自社にフィットするかどうかを知りたいだけだからね。

また、表現方法にも気をつけてみるとより一層のオファーが見込めます。

表現方法の例としていくつか挙げてみます。

  • 社内の新規プロジェクトの企画・立ち上げ・運用安定化まで携わった
  • 改善提案型営業の経験あり
  • サービスや商品の使い方まで含めて一緒に考えながら、営業した経験あり
  • PdMとして事業設計を行った経験あり
  • カスタマーサクセス/コンサルティング営業の経験あり
  • プリセールス経験あり

あいろんが転職した際の経験でいくと、「コンサルタント」「DX」系の人材は敷居が広いように感じます。

前者は人材の流動性が高く、後者は精通している人間が稀有なのでポテンシャルで採用せざるを得ない現状があるためです。

上記のように、自分の経験・趣向と入社難易度を照らし合わせながら戦略を立てていく作業が必要になります。

ここは先入観を捨てて、ゲーム感覚でやってみると非常に楽しいので騙されたと思って試してみると良いです。

私も自分の経験に希少性などないと思っていて、そもそも「プリセールス」という言葉自体知らなかったのですが、自分の営業経験の中で「ただのモノ売りではなくコンサルティングもできる」という経験が非常に評価されたことがあります。

そると

自分では当たり前と思っていることが人から見たら魅力的だってことだよね。

タイミングを逃さない

転職のタイミングを図ることに特化した、非常に面白い書籍があります。「わらしべ転職」という考え方で、新卒で落ちた会社でもリベンジ転職できるというようなスパイラルアップ型の転職方法が記載されています。

本書では、企業の採用タイミングが「緩くなる」時期を見逃すなと説いています。

あいろんも自己の経験から、身に覚えがあります。

「急に大手企業の求人が入った」

「売上成長中のメガベンチャーからスカウトが来た」

「超有名コンサルティング会社からプラチナスカウトが届いた」

昨日までは入れないだろうと思っていた会社の門扉が、急に開く。

現実にはこんなことが起こります。

この現実を読み解くには「企業」を主語にする必要があります。そして企業には採用条件を緩くしてでも人材が欲しいタイミングが確実に存在します。

前述の「長期的」な目線で転職した方が良い最大の理由は、この「タイミング」にあります。

良質なエージェントと良い関係を築けていれば、然るべきタイミングで急に情報が入ってきます。

後は、現在の状況や心境に合わせて判断を下せば良いわけです。

「転職タイミング」は、意外と軽視されがちな盲点です。

「自分が転職したい時」より「市場から求められる時」の方が自分の価値が上がることをしっかり理解しておきましょう。

あいろん

例えば「業績好調による人員拡大」や「新規事業のため経験者優遇」など、企業の採用が緩くなる理由が発生した時に自分とマッチング出来るかが勝負です。

あいろん嫁

パパも結局希望の会社に入れるタイミングをはかりながら、1年くらいかけて転職したよね。

応募してからは速攻で決まったけど(笑)

30代男女で大企業転職に役に立った転職エージェント(あいろん周囲の10人調べ)

参考までに、あいろんを含む周囲の転職経験者にプチアンケートを取ってみましたので、紹介します(笑)

JAC Recruitment(ジェイエイシーリクルートメント)

ハイクラス転職に強み。キャリアアドバイザーの質が相対的に高い。

リクルートエージェント

求人の質が高く、登録しているだけで情報がある程度得られる。看板の割に、キャリアアドバイザーの質は総じて低い印象。

doda

「転職ならdoda」でおなじみ。リクルートと同様に大手求人多数。

ビズリーチ

転職サイト「ビズリーチ」に経歴を登録して、フィーリングの合いそうなエージェントと直接やり取りをする方法。

ビズリーチには「プラチナスカウト」「エクスクルーシブスカウト」が存在するので、とりあえずスカウトを受け取れる状態にしておくのが吉。

個人的にはまずは上記4サイトに登録し、合わないと感じたら外していき最終的に信用できるアドバイザーさんと長期的な関係を築くのが望ましいと感じます。

ラップアップ

今回は、大企業の仕事の「メリット」「年収」と具体的な「転職方法」について解説しました。

転職も投資同様、地ならしをしながら長期的な視野でとらえるのが成功の近道だと感じます。

最後に一言。

あいろん

時間にも余裕ができ所得も上がると、家族との時間が増えて本当に幸せな気分になります。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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