ねぇ、パパはいま幸せ?
そうだなぁ、とっても幸せだよ。
そるとちゃんの日々の成長を見るのが楽しみでしょうがないよ。
まぁ、パパはちょうど所得的にも幸福度が高いと言われている層だもんね~。
(ものすごい冷めた意見だな)
こんにちは!「年収800万円で幸福度が頭打ちになる」という研究結果を読んだ時、非常に納得感を覚えたあいろんです。
今回は、あいろんの愛読書でもあるベストセラー「幸福の資本論」という本の中で取り上げられている「所得」と「幸福度」の相関関係について考察していきたいと思います。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
年収(所得)は単体で800万円、世帯年収で1,500万円くらいを目指すのがベスト
パパ、幸福度と年収には相関性があるっていうのは本当なの?
本当だよ。
「幸福の資本論」にはその内容が詳細に書いてあるんだ。
橘玲氏の著書「幸福の資本論」に年収と幸福度に対する興味深いデータが掲載されています。
本書によると日本では世帯あたりの所得増による幸福度は下記で頭打ちになるという研究結果があるそうです。
非常に興味深いのは、アメリカでも同様の研究を行なった際の年収結果が「7万5千ドル」で、日本の年収800万円とほぼ相違なかった点です。
本書によると、上記は「限界効用逓減の法則」という経済学の大原則に基づいていると説いています。
事例として本書ではビールで例えています。
喉が渇いている時に飲むビールはとても美味しいので、「価格」以上に「満足度」が上回るケースが多いでしょう。
しかし2杯目、3杯目…と進むにつれて、美味しさ(満足度)は減っていきますよね。
パパもスイッチが入ったらすごい量飲むけど、最後は惰性で呑んでいるだけだもんね(笑)
なるほど、何でもいずれ「満足度」が「価格」を下回るポイントが来るけど、そのポイントのことを「限界効用逓減の法則」というのね。
お金に関しても理屈は上記と同じで、少ないお給料の人と高給取りでは「1万円の昇給」でも意味が全く変わってきます。
本書でも触れていますが、800万円(世帯で1,500万円)と考えると、月々の生活プラスαとして下記のような様々なお金の使い方が可能になるでしょう。
程度の差はあれ、経済的には下記のような状態です。
上記のような、幸福に直結する贅沢が出来る水準こそが「年収800万円」程度なのだと推察できます。
逆にいうとそれ以上は稼いでも「贅沢」や「浪費」に回ることが多くなるという事です。
年収800万円の場合には、手取りは下記のイメージです。
年収800万円程度=手取り600万円程度
(税率25%計算)
600万円÷12ヶ月=支出50万円/月 程度
確かに、これくらいの収入があれば1割程度は投資や貯蓄に回しながら十分な生活を送れそうだね♪
本書内で筆者に影響を与えた書籍として名著「となりの億万長者」が紹介されていますが、億万長者調査者のスタンリー氏はお金持ちの人を下記のように記しています。
「貯蓄習慣」が幸福になるために必要なことは、数々の名著から明らかにされている事実だと再確認出来ます。
適正な資産は人生を豊かにする
データ上の話はわかったけど、「世の中はお金じゃない」っていう意見もあるよね〜。
そるとちゃん、実はパパ自身「所得」は「幸福度」に比例すると実感しているんだよ。
上記の考えは、転職して所得がUPした時の原体験から成り立っています。
「こんなに生活が楽になるのか」
「こんなにもらって良いのかな?」
毎年の少ない昇給に慣れきっていたあいろんは、転職当時の年収UPについてこんな感覚を持っていました(笑)
上記のような「お金なくても幸せ」的な話には私は共感できません。
統計学的に所得と幸福度の相関関係は証明されています。
「お金がなくても幸せ」だと思っている人は「お金があればもっと幸せになれる」ということだから、それは良いことだよね。
研究結果を素直に受け止め、誰だって少なくとも800万円くらいまでは所得を増やすことを考えるべきだと私は考えます。
お金は、ないと不安になります。
気持ち的にもイライラや悲しみの原因になります。
ある意味で、経済的に豊かというのは最高の精神的な保険です。
また、本書でも触れられていますが総資産的には「1億円」を超えてくると幸福度が頭打ちになるそうです。
1億円あれば幸福という考え方はFIRE(Financial Independence Retire Early)の基本的な考え方と共通します。
- 1億円あれば年利4%で400万円の不労所得を得れる
- 特段贅沢をしなければ十分に経済的自由を手に入れられる
- 嫌な仕事を続けずに新しいことに踏み出す経済的地盤が出来る
- 過度な贅沢は全て「浪費」になるため、幸福度に影響しなくなる
総資産・所得的にも幸福度が低減されない丁度良いラインで設定出来ている、という事で本書の考え方には非常に共感できました。
結局は人や社会との繋がりも必要
前述の通り「所得」と「幸福度」には相関関係があり、総資産も1億円までは効用的に増えると嬉しいというのが本書の主張です。
年収800万円(世帯年収1,500万円)は世間一般で十分高給取りです。
世帯年収1,500万円以下の世帯は、まだまだ道半ばで幸福度が増す伸び代があるとも言えます。
一方で「低所得でも幸せ」派の主張は誤っているかというと「そうとも言い切れない」という根拠を論っているのが本書の面白いところです。
幸福の資本論には「人的資本」という考え方があって、これを極限まで高めて「お金がなくても幸せ」な人たちを取り上げているんだよ。
例えば地元から離れず昔からの仲間たちと大人になってもずっと家族ぐるみで付き合うケースとかだね。
地元大好きな「マイルドヤンキー」なんかが当てはまったりするんだよね。
「幸せには色々な形がある」ということをここまでわかりやすく言語化してくれているのは特筆に値します。
ラップアップ
今回は書籍「幸福の資本論」から所得・資産と幸福度の相関関係について記事にしました。
現在の資本主義社会において、幸福とお金は切っても切り離せない関係なので是非学んでいきましょう!
最後に一言。
パパ、ママが働きたくないって言ってる!
1人で年収1,500万円稼ぐまで頑張って!
ママもちょっとは手伝ってくれても良いんだけどね…笑
それではまた!