書評

投資とギャンブルの違いは「再現性」投資で利益を出している人の教え3選

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そると

パパは「投資家」を名乗っているけど、投資とギャンブルの違いがよくわからないんだけど〜。

あいろん

そるとちゃん、良い質問だね。

投資とギャンブルの境目は「再現性」の有無につきるよ。

「投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え」という本にも書いてあるんだけど、投資で利益を出す方法には法則があって…ぺらぺら

そると

(まずい質問をしてしまった…パパが止まらなくなってしまった)

こんにちは!投資で1番の楽しみは「利益確定」ではなく、「暴落時にスポット買いすること」という境地に10年でようやくたどりついたあいろんです。

今回は、「投資で利益を出している人の教え」について紹介していきます。

参考書籍として、市川雄一郎氏の著書「投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え」から特におすすめ部分を紹介します。

この記事はこんな方に向けて書いています。

  • 投資とギャンブルの違いが知りたい
  • 投資家として、健全に利益を出していきたい
  • 素人でも大きな資産を作る「勝利の方程式」を知りたい

結論としては、下記になります。

  • 投資は「労働」である
  • 「事実」に基づいて投資することが重要
  • 資産を増やす勝利の方程式=資金×利回り×年数×資金力

それでは早速いってみましょう!

投資とギャンブルの違い

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「投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え」冒頭部分は下記のような言葉から始まります。

「株や不動産投資で儲けている人はいったいどうやっているんだろう?」

投資を始めたばかりの人、あるいはこれから投資をしようと考えている人は、必ずこんな素朴な疑問を抱くと思います。

上記の言葉はある意味、投資家にとって「投資で利益を出す」という永遠のテーマです。そして著者はそのテーマに対して、「投資で利益を出す方法は存在する」と言いきります。

そして投資には法則があり、ギャンブルと違って「再現性」がある…と続きます。

(実はこの投資とギャンブルの違いについても、45の教えの中の1つとして本書内で丁寧に解説されています)

そしてこの世には投資に関して、下記の2パターンに分かれることが多かったと言及しています。

  • 経済や取引の仕組みを解説する本→理屈っぽくてとっつきにくい
  • 個人的な経験から投資で利益を出す方法を解説する本→面白く読めるが普遍性に乏しい

「投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え」は上記のいずれのアプローチとも異なり、一般個人投資家にターゲットを絞って45の教えを通じて「投資の基本原理と相場に臨むべきスタンス」がわかるようになっています。

そんな本書の45ある教えの中から、特に興味深い3つの教えについて今回ご紹介します。

投資で利益を出している人の教え3選

  1. 投資の予想を外さない魔法の方法
  2. 「投資は労働」だと思えばうまくいく
  3. 素人が大きな資産を作る「勝利の方程式」はこれひとつ

投資の予想を外さない魔法の方法

投資に「予想」して「外す」ことはつきものですが、著者は「予想しなければ良い」というスタンスを貫いています。

本文にわかりやすい説明があるので引用します。

あなたが今から24時間、何も食べないと24時間後には「お腹が空いた」となることは容易に想像できます。それはお腹が空くことを「予想」しているのでなく、過去の経験からお腹が空くという「事実」を知っているから、そう考えるのです。

たしかに言われてみればそうだな、とあいろんは膝を打ちました。とかく投資の世界の話になると「先のことはわからない」という結論に持っていきがちです。そしてその結論は正しいように聞こえて、上記のように「事実を見極める」ことを怠っているだけではないですか?という、著者からの強烈なメッセージに感じました。

話を戻しますが、著者は投資においては下記2点を見極めるべきと述べています。

  • 「事実」を創れる企業に投資する
  • 短期ではなく、長期目線で投資するべき

身近にある消費者ニーズを当て推量で「予想」するのではなく、試行錯誤と検証作業を積み重ねて「事実」に基づいてビジネスモデルを創り上げていった企業に投資する。そして健康な人でも時に体調を崩すことがあるように、目先の成績に一喜一憂せず投資を続けていく必要性がある…ということですね。

本書でも筆者は「言うは易し」と記しています。

これはその通りですね(笑)

しかしながら、このスタンスを忘れずに持ち続けることは重要です。更に本書内では本当に基礎的な定量・定性分析も書いてありますので「具体的に何すれば良いかわからない」と言う方は一度是非本書を手に取ってみることをおすすめします。

「投資は労働」だと思えばうまくいく

あいろんが投資をしていることを下記のように言ってくる人がいます。

「良いな〜、不労所得」

あいろんはこの言葉に強い違和感があります。たしかに配当金などはある程度何もせずとも入ってくる側面がありますし、側から見れば不労所得に見えるのかもしれません。

しかし、あいろんは「人生においてかなりの時間を投資や経済の勉強、情報収集に充てている」という自負があります。

判断ひとつにしても、昨日今日聞きかじった情報ですることはありません。

また、調べてみてもよくわからない点などは「生の情報」が欲しくてリスクを取って投資してみることはよくあります。

本書内の「投資は労働」という言葉にはあいろんも共感を覚えます。

世の中には「投資というものは、お金がお金を生んでくれるもの。苦労なんかしなくてもお金が増えるもの」という概念がありますがこれは誤りです。仕事と同様に苦労を伴います。逆にいうと苦労があるから乗り越えた先の達成感にもつながります。

上記の大原則を理解していれば、「楽」「簡単」「知識不要」「誰でもできる」などの詐欺ワードにも違和感を感じられるはずです。

素人が大きな資産を作る「勝利の方程式」はこれひとつ

資産を増やす勝利の方程式=資金×年利回り×年数×知識力

本書では、投資の方程式をわかりやすく4つの要素でまとめてくれています。

特筆すべきは、「知識力」が資金や利回り、時間といった投資において絶対に必要な変数と同様に扱われていることです。

上記の理論でいくと、他がどれだけあっても知識が0の人は勝利の可能性は0ということになります。

資産家の子どもが財産を使い果たしてしまう転落人生は今も昔も良くありますが、上記の「知識」が欠落したために起こる悲劇でしょう。

知識がないと正常な判断ができず失敗したり、奪われたり、騙されたりします。挙句お金を失う話は枚挙に暇がありません。

逆に今手元に資金がなくても、高い利回りは望めなくても、長い時間は取れなくても「知識」だけは自分次第でどうにでも強化出来る、ということです。

「投資は労働」とも通ずる部分がありますが、要するに仕事やスポーツや勉強と同じように、下記が大事になります。

  • 土台となる基礎知識
  • 日々の情報のアップデートやキャッチアップ
  • 自分なりの考えや信念を持つ

当たり前の話ですが忘れがちな最も大事なことを、本書は指摘してくれています。

ラップアップ

今回は、「投資で利益を出している人の教え」について紹介しました。

投資はギャンブルではない、必ず勝てる。しかし簡単ではない、地道である…

「簡単に、楽して儲けたい」という下心を正してくれる良書ですので是非手にとってみてください。

最後に一言。

あいろん

あいろんは投資も労働としてカウントしたら、365日働いています。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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