パパ、FIREと似ている考え方で「パラレルインカム」というのがあるそうだよ。
知ってる?
うん、「パラレルインカムのはじめかた」という本で読んだよ。
内容的には「不動産投資」の色が強いから結構好みは分かれるかな。
パパは好きだけどね。
パパは株式中心のペーパーアセット派だけど、不動産もポートフォリオに組み入れているもんね。
不動産は「実物投資」としての面白みがあって、ペーパーアセットにはない魅力があるよ。
万人には少しすすめにくいけど、ハマる人には良いと思う。
それでは、パラレルインカムのリスクとかデメリットも含めて紹介しなさい!
こんにちは!不動産好きが高じて宅建免許まで取得してしまったあいろん(@iron_money)です(笑)
今回は「パラレルインカム」と不動産についての考え方とリスクをご紹介します。
本記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
パラレルインカムとは
パパ、不動産を中心にポートフォリオを組み入れる「パラレルインカム」とはどのような考え方なの?
パラレルインカムは2022年に『「パラレルインカム」のはじめ方』にて紹介されている概念なんだよ。
具体的には「2本のお金のなる木を持つ」という働き方です。
上記を同時に育てていくスタイルです。
パラレルインカムは上記により「5つの自由」を達成することを目標にしています。
- お金の自由
- 時間の自由
- 住処の自由
- 人間関係の自由
- 仕事の自由
お金の自由
単なる生活費にとどまらず、稼ぎを潤沢にすることでお金の面から制限をなくす
時間の自由
ワークとライフを両どりして、自分の好きなように時間を使う
住処の自由
複数拠点やデュアルライフ(季節や時期で住む場所を変える)など可変性のある住まい方を可能にし、生活満足度を高める
人間関係の自由
心地よい関係が成り立つ人だけに囲まれ、対人関係のストレスを抱え込まない状態
仕事の自由
収入の多寡でなく、好きなことを仕事にできる
なんか、FIREと似たような考え方だね。
そうだね。
ただ稼ぎを多くするという点で、多少下記のように違いが出てくるよ。
パラレルインカムとFIRE/サイドFIREの違い
パラレルインカムとFIRE(Financial Independence Retire Early)との違いについては、下記の通り紹介しています。
運用資金を貯蓄でつくり、株式投資を主とした資産運用で生活費を賄えるようにして早期リタイアを目指すムーブメント
FIREに付随して時間だけでなく、お金を稼ぐ事で更なる自由の幅を広げる
FIREやサイドFIREは「最低限の生活を保証するためのインカムを持つ」という意味合いが強いです。
一方でパラレルインカムはガッツリ稼いで「満足できる生活を過ごせるだけの収入を持つ」といった感じでしょうか。
必要な資金も少なくて、得られるものも多い。
パラレルインカムすごい!
パラレルインカムで推奨されている不労所得「不動産投資」は簡単ではない
本書では、「パラレルインカムはFIREより5倍ラク」と謳われています。
本書の論法は、下記になります。
全体的に「不動産>ペーパーアセット」の前提ですすめられており、不動産投資がいとも簡単に感じてしまうような表現が多いのは気になるとパパは言っていました。
パパは実際に不動産投資も株式投資もやっているから、一長一短なことは良くわかってるんだよね。
少なくとも、不動産投資において一般的な「不動産の8つのリスク」については知っておくべきでしょう。
不動産投資の8つのリスク
一般的には、不動産には大きく「8つのリスク」が存在すると言われています。
- 家賃変動リスク
- ローン金利上昇リスク
- 価格変動リスク
- 空室リスク
- 家賃滞納リスク
- 修繕リスク
- 天災リスク
- 管理会社倒産リスク
家賃変動リスク
入居ニーズの低下による家賃の低下
ローン金利上昇リスク
金利変動による支出増大
価格変動リスク
物件の老朽化などによる物件価格の低下
空室リスク
空室率上昇、利回り低下
家賃滞納リスク
家賃滞納による収入減少、法的措置手間
修繕リスク
大規模修繕にかかる多大費用の請求
天災リスク
地震や火災による物件価値の大幅な下落
管理会社倒産リスク
賃貸管理会社の倒産など、家賃回収不能による収入低下
特に不動産投資特有の大きいリスクとして「空室リスク」がよく挙げられます。
本書では空室リスクについて、「実際に現地に足を運んでエリアマーケティングを行うべき」など一般論に終始している印象です。
これでは空室リスクを軽くみて、利回りが高く出せると考える読者が出てもおかしくはないでしょう。
本当に不動産について真剣に検討する場合は、他にも書籍を読むことをパパは強く勧めています。
パパ曰く「まずアパート一棟買いなさい」は不動産投資家の必須書籍だそうです。
不動産投資をしっかり勉強して行いたい向けの人には良いですが、興味がない人には不動産部分は参考にならなそうだね。
結論:不動産投資は「ビジネス」である
なんだか、不動産って結構大変そう。
投資というより事業みたいだね。
そるとちゃん、ご名答!
不動産投資は物件を「買って」「使って」「売る」ものだから、事業の側面が強いビジネスなんだよ。
不動産投資は「レバレッジを活かす」ことがキモです。
よく言えば資金効率が良いですが、悪く言えば物件の購入にローンを組まなければならないとも言えます。
事業計画書や収支の把握も必要だし、利回りを上げるためにコストを抑えて修繕やリフォームをかけないといけない。
管理を管理会社にどこまで任せるか考えたり、行うことは山のようにあります。
合わない人は軽い気持ちで片手間で出来る感じではなさそうだね…
ただ、パパも最初は敬遠していたけどやってみたら実物投資ならではの楽しさがあってハマりました。
ビジネスとして取り組む分には取り組む価値がありそうです♪
ラップアップ
今回は「パラレルインカム」と不動産についての考え方とリスクをご紹介しました。
書籍『「パラレルインカム」のはじめ方』の考え方自体は面白いので、是非自分の意見を持ちつつ読んでみていただければと思います。
最後に一言。
早期にキャッシュフローを増やすには、ペーパーアセットだけではなく不動産も組み入れることは、避けて通れないと考えます。
それではまた!