パパ、読者さんから「NISAとつみたてNISAどっちがおすすめなの?」という質問が多いので、まとめ記事書きなよ。
そうだね。
初心者には圧倒的につみたてNISAの方がおすすめなんだけど、パパの手痛い失敗談からみんなには色々学んでもらわないといけないし。
パパも20代からつみたてNISAにしておけば、もう少し資産が増えてたのにねー。
まったく20代のパパは勉強が足りないよ。
はい、すいません…(昔のことで怒られるとは)
こんにちは!特に投資初心者の方には「つみたてNISA」から入ることをおすすめしているあいろんです。
今回は基本的な「NISA」の仕組みとその活用方法について紹介していきます。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
NISAとは
金融庁お墨付きの資産運用制度、「NISA」については各種メディアで「お得!」「これだけはやらないと損!」みたいな扱いをされています。乗り遅れて焦っている方も多いでしょう。
まずは、金融庁ホームページに記載のある「NISAとは」から言葉の意味を抜粋してみます。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
上記の通り、NISA自体は「金融商品の利益に対する税金を非課税にしてくれる」という神制度な事は間違いありません。
しかしながら、国がなぜこのような制度を始めたのかについても一定の理解は必要でしょう。何事にも表と裏があるものです。
国からの本心(裏)のメッセージとしては下記のような感じであいろんは捉えています。
「本来は譲渡益に対して国に20%税金納めないとだめなんだけど、年金だけで老後の生活とかたぶん賄えなくなるし、その分は自分たちで資産運用してしっかり補ってネ♪運用益は非課税にしとくからさ♪」
つまり、「使った方がお得な制度」とかいうレベルではなくて「しっかり資産運用しとかないと後でお金足りなくなる可能性高いから、ちゃんとこういう制度使っといてね」という国からのメッセージという受け取り方をした方が賢明だということです。
NISAには一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類があります。ちょうど制度的な過渡期であり、一般NISAとジュニアNISAは2023年で終了を予定しています。2024年から一般NISAは「あたらしいNISA」に移行を予定していますが、あたらしいNISAも投資額や非課税期間については一般NISAと同様になる予定です。
本ブログでは「一般NISA」「つみたてNISA」について情報を発信しています。
一般NISAとは
一般NISAとは、2014年1月にスタートした、少額からの投資を行う方のための非課税制度です。
毎年120万円を上限として金融商品の購入に対して「NISA口座」で購入を行うと、下記が非課税の対象になります。
非課税期間は最長で5年。つみたてNISAの20年に比べると期間が短いですが、その分年ごとの投資枠が大きいという特徴があります。
またつみたてNISAとは違い、個別の株式やリスクの高いETFなどにも投資できます。短期でキャピタルゲインを取りたいという玄人投資家向けの制度になっています。
「おまかせNISA」などという全ておまかせで自動的に資産運用できる商品も存在していますが、あいろん的にはデメリットが多すぎてあまりおすすめできない内容になっています。
「NISAがよくわからないけどお得だからはじめたい」という方はくれぐれも一般NISAではなく、つみたてNISAから入ることを強くおすすめします。
つみたてNISAとは
つみたてNISAは一般NISAより後に、より初心者が少額からの「長期・積立・分散」という投資の王道に基づいた投資を支援するための非課税制度として2018年から始まりました。
以下、金融庁のつみたてNISA紹介ページより抜粋です。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
一般NISAと比較して大きく違う点は「非課税期間」「運用金額」です。
ということで、より初心者向けのとっかかりやすい制度と言えるでしょう。
様々な名著で紹介されていますが、基本的にとうしにおいて「タイミング」をはかって売買しようとすることは愚者のすることです。相場に居続けて、安定的な経済成長に伴う果実を複利と共にとりにいくのがインデックス投資家としての正しい姿勢です。
「長期・分散・積立」考え方の基礎を知りたい方はたくさんの名著を記事で紹介していますので是非みてみてください。
一般NISA、つみたてNISAどっちがおすすめ?
どちらがおすすめかと言われたら、あいろん個人はつみたてNISAを強くすすめます。これには自分自身への戒めも込められており(笑)、一般NISAでキャピタルゲインを取ろうとして失敗した結果、大きく損失を出した経験によるものです。
特に「つみたてNISAなんてぬるいことしてないで、トレードでキャピタルをとるんだ」という血気盛んな投資家は、参考にしてください(笑)トレードの思惑が違う方向にいくと、5年間なんてあっという間です。そういう意味では20年という期間を複利と共に優良インデックスファンドに投資する方が、「増える確率は遥かに高い」と考えます。
口座開設のおすすめ証券会社
「NISA口座はどこで開設すれば良い?」という問いに対しては、「SBI証券もしくは楽天証券」この2択でOKです。NISA関係の書籍などにおいても、この2社はほぼ例外なく薦められています。
甲乙つけ難いので上記2社の間であれば好みで問題ないと考えます。
あくまで個人的な好みですがあいろんはどちらかを選んでくれと言われたら、実際に自分もNISA口座を利用している「SBI証券」を薦めます。
現状では米国株のインデックスファンドを運用する方には手数料率0.1%以下の「SBI・Vシリーズ」をお薦めしているためです。
しかしながら「eMaxis Slim S&P500」などでもほぼ変わらないので、楽天証券でも特に問題はありません。
唯一注意しておきたいのが、「上記2社」以外でNISA口座を開設するのはやめた方が良いということです。
あいろんが聞いたことのある「なんとなく言われるがままにNISA口座を開設したパターン」を下記に記載します。
上記のような「担当者のノルマ」的な部分で口座開設をしたは良いけど、よくわかってないし運用もしていない、もしくは適当に商品を選んでいるというケースが散見されますがこれは絶対にNGです。
つみたてNISA自体は金融庁公認の商品しか選ばれないという特性上、極端な「ぼったくり」投資信託はないにせよSBI証券などの優良投資信託と比べたら手数料が3倍、4倍の商品はザラにあります。
実際にあいろんが相談を受けた信託銀行からの営業のケースなどは、口座変更をしても住宅ローン金利に影響を及ぼさないことが判明したのですぐにSBI証券に変更しました。わざわざ手数料の高い商品を使う理由がないので、他社から誘いがあったとしてもしっかりとお断りしてSBI証券か楽天証券で口座開設をしましょう。
SBI証券 おすすめ銘柄
あいろん的SBI証券のおすすめは「SBI・Vシリーズ」になります。過去記事でも紹介しています。
「SBI・Vシリーズ」は「S&P500」「全米株式」を0.1%以下の手数料で運用できる超絶優良商品でしたが、2022年1月31日から全世界株式もリリースしています。
https://go.sbisec.co.jp/lp/lp_sbi_v_series.html
個人的には記事にも書いてある通り、米国インデックスに投資する場合は「SBI・Vシリーズ」全世界株式に投資したい場合は「SBI雪だるま全世界株式」で良いかとあいろんは考えています。
あいろん個人でいうとつみたてNISAを運用している今後20年に関してはアメリカ優位の経済体制が続くことを予想していますので、米国インデックスを愚直につみたてていこうと思案中です。
楽天証券 おすすめ銘柄
正直申し上げて、基本的なスタンスと選択肢はさほど変わりません。楽天証券には「SBI・Vシリーズ」がないので以下に変わるくらいです。
つみたてNISA以外であいろんも全て実際に購入・運用している商品です。
「楽天全米株式」「楽天全世界株式」の2商品に関しては過去記事でもすすめています。
番外編:一般NISAでの失敗談
番外編では、自分は選ばれた投資家だと勘違いしてイキった結果「損失」を出して一般NISAはゴリゴリになった体験談を記事にしています(笑)
一般NISAでは多少の調整局面で四苦八苦していましたが、つみたてNISAに変更した現在は何にも感じません。
20年という長期間からしたら調整などノイズにすらなりません。枕を高くして寝ていられます(笑)
もちろん投資である以上リスクはありますが、必要以上に過信してリスクを取りすぎないように努めて謙虚にいきましょう。
ラップアップ
今回は基本的な「NISA」の仕組みとその活用方法について紹介していきました。
余談ですが、投資において運用成績が良かった人を調べてみたら1位は「故人」2位は「投資しているのを忘れていた人」という嘘のような本当の話があります(笑)
つみたてNISAで優良商品に設定だけしておいて、20年後にこんにちは…が資産運用上は最適解なので、興味がない人も設定しておくと老後が楽になる可能性大です。
最後に一言。
NISAの非課税枠は使わないと本当にもったいないので、使える人はどんどん使いましょう。
それではまた!