パパは色々な業界や職種を経験しているよね。
1番印象的な仕事はなんだった?
住宅営業マン時代が、社会人生活で1番思い出深いかな。
家が建ったときにお客さまから「ありがとう」と感謝される瞬間は、他の仕事では得がたいよ。
営業マン時代に家族として見ていて、パパは本当にきつそうにしていたよね。
大変な仕事なのは間違いないよね。
そうだね、1年もたずに辞めていく人が大半だったよ。
そんな人には大体、パターンがあったなぁ。
そうなの!?
じゃあ「住宅営業に向いていない人」を教えて〜!
こんにちは!住宅営業歴8年のあいろん(@iron_money)です。
今回は「住宅営業で失敗しやすい人」を紹介します。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
そもそも住宅営業ってどんな仕事?
パパ、仕事的に「住宅営業はきつい・厳しい・やめとけ」って良く聞くよね。
具体的にどんな仕事なの?
住宅営業と一口に言っても、色々な営業パターンがあるんだよね。
それによってきつさは変わると思うよ。
住宅営業には、主として下記のようなチャンネルがあります。
一般的には、上記の「受注確度」に合わせて担当者分けされているケースが多いです。
確度の高そうな案件の対応
- 展示場接客(土日祝など見込み客が来やすいタイミングでの接客)
- 各種紹介
- 具体的な問い合わせ時
主として、建物だけではなく土地とセットで動く
- 建売や分譲住宅販売
- 不動産屋さんからの対応に特化している部署のケースも多い
質より量を重視してひたすらTEL、声かけなどを行う
- 源泉営業
- 旧資料
- 資料請求
住宅営業っていうと展示場で接客するイメージが強いよね。
実際は色々あるんだね。
展示場で接客させてもらえたり紹介の担当にしてもらえる営業マンは、ごく一部のエースだよ。
エース級の社員になれば案件が回ってくる確率が上がるからね。
一方で「ダメ社員」だと周りに思われたら全然顧客を回してもらえないから、そこが辛いところだよね。
更に当然のことながら、上記は見込み顧客との「出会い」にすぎません。
ようやく出会えたら、今度は住宅を建ててもらうためにあれこれ提案しないといけないわけだよね。
そして大手ハウスメーカーに多い注文住宅(オーダーメイド)の場合は、更に業務が増えます。
建物のプランニング提案前に、下記のような業務が発生します。
上記にて様々なプランニングや資金計画などを顧客に複数回行った結果、最終的に住宅契約に至るのが一般的です。
パパは住宅営業時代、いつも帰ってくるのが遅かった。
それは膨大な量の仕事をしていたからなんだね。
現業(BtoB/IT商材)と比較すると、とにかく1人あたりの仕事量が多く責任範囲が広かったです。
だからこそやりがいを感じる部分もありましたが、疲労感は常にありました。
今思うとパパは、たまの休日も疲れていて寝てばっかりで、全然休みって感じじゃなかったよね。
大手ハウスメーカー各社の平均年収について
パパ、なんか住宅営業のお仕事ってすごい大変そうだね…それでも人気なのはなんでなの?
そるとちゃん、いい質問だね。
住宅営業は「実力主義」「学歴不問」が色濃い傾向が強いから、平等に稼げるチャンスがあるんだよ。
中でも、大手ハウスメーカーの平均年収は非常に高い傾向にあります。
2024年時点のハウスメーカー各社、最新年収を見ていきましょう。
- 平均年齢40.4歳
- 平均年収964万円
- 平均年齢43.8歳
- 平均年収859万円
- 平均年齢43.9歳
- 平均年収912万円
- 平均年齢44.0歳
- 平均年収914万円
- 平均年齢41.5歳
- 平均年収760万円
- 平均年齢45.0歳
- 平均年収772万円
- 平均年齢33.5歳
- 平均年収731万円
大手ハウスメーカーは平均年収800万円超の会社ばかりで、高給の部類に入るね。
日本全体の平均年収と比較しても倍くらい違う。
しかも学歴も要らないなんて、まさに「一発逆転」「下剋上」って感じだね。
しかも上記はあくまでも、間接部門も含めた平均年収にすぎません。
売れっ子営業マンは平均年収の2〜3倍貰っているパターンもザラです。
住宅営業は大変な分、金銭的な見返りも期待できます。
激務でも、優秀な人材が集まる構造が出来上がっています。
住宅営業は「やめとけ」な人3パターン
- マイペースで他者との比較に慣れていない
- イレギュラー対応に弱い
- 「家」や「空間」に興味が薄い
住宅営業は大変でも、お給料がいっぱい貰えるんだから良いじゃない♪
みんなにすすめちゃえば良いじゃない♪
そるとちゃん、そんなに簡単な話ではないんだよ。
敷居が低い分、売れなくてすぐに辞める人は星の数ほどいるんだよ。
まさに、「住宅営業やめとけ」な人も多いんだね。
今回はパパがそのパターンを紹介します♪
①マイペースで他者との比較に慣れていない
「自分は自分、他人は他人」
上記をモットーとしていた私でさえ、住宅営業では「そう言っていられない場面」が多く存在しました。
「マイペースに仕事を進められる業務」と、「住宅営業」は対極に位置します。
住宅営業マンは、社内や顧客から必ず様々な比較をされる場面が出てきます。
「住宅営業は体育会系の人間が向いている」とよく言われます。
より噛み砕いて言うと、体育会系は「結果が全て」「他者比較」の文化に違和感なく溶け込める人が多い。
総じて住宅営業に馴染みやすいのだと感じています。
スポーツをやっている人だったら、結果が出なければレギュラーから外されても文句は言えないし、逆に自分が他の人より上手くなればレギュラーとかエースになれるもんね。
パパの同僚で、体育会系でなくても活躍している人はたくさんいました。
その人たちはスポーツはしていなかったけど、「他者比較ストレス耐性」が強かったということなんだね。
逆に私は元々体育会系でしたが、常に順位づけに晒され続ける状況は精神的にきつかったです。
体育会系ならなじめるというわけでもないです。
②イレギュラー対応に弱い
「今からすぐに家に来てください」
「聞いていた話と違います」
「法的措置を検討します」
「本日の打ち合わせの会話内容については全て録音します」
「ここは頼んだイメージと違います。すぐに直してください」
「もう二度とくるな」(バケツの水をぶっかけられながら)
上記は全て、顧客である施主から実際にあった言動です。
契約関係でこじれたり、近隣トラブルに巻き込まれたことは一度や二度ではありません。
住宅営業は上記のように様々なイレギュラーが発生することが、実に多い職業です。
更に、社内においてもトラブルは日常茶飯事です。
「物流がストップして資材の到着が遅れそう」
「雨で工期が遅れそうです」
「仮住まい延長の費用を請求されました」
「図面にミスがあることが判明しました」
「頼まれていた設計依頼書を設計部門が忘れていました」
上記は思い出すだけでもめまいがしますが(笑)、逆にノートラブル案件の方が少なかったような気がします。
上記のようなトラブルやイレギュラーの出来事に対して、常に考えて行動することが求められます。
住宅営業において、下記のようなタイプは正直向いていません。
パパは転職先で「トラブルやイレギュラー対応に強い」という評価を得ているけど、住宅営業時の経験が活きているそうです。
大抵のトラブルなんて、住宅営業時代に比べたらぬるすぎる(笑)
イレギュラー時の対応力は、相当鍛えられました。
営業マンはいつ何が起きるかわからないから、トラブルやイレギュラー対応への強さが求められるわけだね。
仕事をきっちり進めたい人や、時間通りに帰りたい人には全然向かない仕事だね。
③「家」や「空間」に興味が薄い
前述の通り、ハウスメーカーは一般的に高収入に属する業界です。
更に営業となると手当やインセンティブもあり、高給のチャンスが「誰にでも開かれている」ことは間違いありません。
上記のような「お金」を入り口に転職してくる人を良く見かけますが、結局長く残っているのは「家」「空間」などに興味が強い人が多いです。
興味の有無は、下記の観点で良くわかります。
たしかに上記を見るとパパはマンションの方が好きだし、家の設計とか空間にあんまり興味ないもんね。
パパは昔からアパートの資金計画やライフプランニングは得意だったけど、戸建て住宅の間取りプランには興味なかったよね。
同僚に、お酒を飲んでいる時の「酒の肴」としてお客さんや知人の間取りのプランニングをするのが趣味の人がいました。
すぐに彼は、売れっ子営業マンになっていきました。
「好きこそものの上手なれ」
やはり家や住宅に興味が薄いと、仕事を続けること自体が困難になりがちです。
住宅営業は「営業力」がつきやすい
パパ、住宅営業が大変だってことが良くわかったよ。
プラス面は収入以外ないんだね。
そうとも言いきれないよ。
住宅営業はその商材の特徴ゆえに全体的な「営業力」がつきやすいんだよ。
パパは、営業力のベースは住宅営業で身につけたんだよ。
若くて体力がある内に営業力をつけたいという目標があれば、おすすめできるよ。
住宅営業には、全体的に下記の知識や経験が求められます。
高額の「家」を扱うからこそ、顧客はちょっとやそっとでは営業マンに満足しません。
高いハードルを求められるからこそ、営業力も身につくということなんだね。
隣で見ていても、パパは住宅営業時代に鍛えられたと感じます。
「相手の気持ちや立場まで含めて推しはかる」「物言いをハッキリして自信を持って提案する」今の仕事のスタイルは昔の苦労があってこそです。
激務は避けづらい職業だけど、20代に経験しておくと後に営業職として食いっぱぐれはないというメリットはあるかなと感じます。
ラップアップ
今回は「住宅営業で失敗しやすい人」を紹介しました。
大変な仕事であることは否定しませんが、やりがいはあります。
合う人には、とてもマッチする職業だと感じます。
本記事を参考に、考えてみてください。
最後に一言。
住宅営業は相性がハッキリする職業だと感じます。
それではまた!