パパ、社会人に必要なスキルは「英語」「IT」「会計」と言われているよね。
どれが1番大事だと思う?
三種の神器ってやつだね。
どれも重要だけど、個人的に絶対に避けて通れないのは「会計」だと思うなぁ。
副業や起業の時にも役立つし。
なるほど。
でも会計ってとっつきにくいからなぁ。
それ一冊読めば会計が理解できて、ストーリー仕立てでわかりやすいような本はないの?
そるとちゃん、難しいこと言うねぇ…とか言いつつ実はあるんだよ(笑)
会計の基礎知識がわかる一冊を紹介しよう。
こんにちは!どんな仕事をするにしても最低限簿記級の知識くらいは身につけておいた方が良いと思っているあいろんです。
今回は「会計の基礎知識をわかりやすく」ストーリー仕立てで紹介している書籍の要約を記事にします。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「会計の神さまが教えてくれたお金のルール」
パパ、新入社員や経理に関係ない人でも「会計」の基礎知識は身につけた方が良いってほんと?
その通りだね。
例えば営業職の人でも、会社としての利益構造やお金の流れを知らないと的はずれな提案になったりどこかでミスしてしまうリスクが高まるんだよ。
とは言っても、会計の用語は「B/S」「P/L」「レバレッジ」など馴染みがない言葉が多くて覚えづらいんだよね。
ママもパパに昔に教えてもらった記憶があるよ。
社会人の必須スキルは「三種の神器」とも呼ばれる下記だと言われています。
中でも会計は特にとっつきづらく人によってはアレルギー反応が出てしまうこともあるでしょう。
実は、私もその1人でした。私の大好きな「夢をかなえるゾウ」のようにストーリー仕立てで読める会計の教科書があれば良いのに…といつも思っていました。
そんな時に出会ったのが、今回の参考書籍である「会計の神さまが教えてくれたお金のルール」です。
主人公は入社4年目の法人営業職で、仕事もプライベートもいまいちうまくいかない日々でした。
そんな時、ふいに現れた「近代会計の父」ルカ・パチョーリに教えを乞いながら会計リテラシーが高まった主人公の人生が好転するというあらすじです。
ほんとに「夢をかなえるゾウ」そのまんまじゃん(笑)
まぁ、ストーリーなんて二の次だからね(笑)
ただそのおかげでかなり読み進めやすくなっているよ。
本書では、会計の知識から考えられるお金の知識についても網羅的に触れています。
内容としては仕事と家計におけるさまざまなお金の話を浅く広く取り扱っているイメージです。
新入社員の入門書としてはまさにうってつけでしよう。
この記事では、特にパパが「これは新入社員でも知っておいてほしい」という3つをピックアップして紹介するよ♪
新入社員に役立つポイント3選
- 預金の目安は「収入の2〜3ヶ月分」
- 借金と不労所得についての考え方
- 黒字倒産と限界利益率の考え方
① 預金の目安は「収入の2〜3ヶ月分」
本書で主人公はパチョーリに尋ねます。
「預金はどれくらいあればいいんでしょうか?」
上記の問いにパチョーリは「収入の2〜3ヶ月分」と答えます。
考え方は色々ありますが、手取りだと仮定すると20万円の人は60万円、30万円の人だと90万円くらいです。
パパも大体100万円くらいは手元に現金を残しているから、考え方は似ているね。
そして上記が貯まらないと嘆く主人公に、パチョーリは月々の先取り貯蓄とボーナスからの貯蓄をすすめます。
上記はまさに貯蓄の王道であり、お金に関するキホンのキです。
愛読書である本田静六氏の「私の財産告白」にも重要性がこれでもかと記載してあります。
「二杯の天丼は美味く食えぬ」の精神だよね。
パパが記事にしているので興味がある人は見てね♪
②借金と不労所得についての考え方
「会計でいうレバレッジは、負債を活用すること」
上記より、借金には「よい借金」と「悪い借金」があるということを本書は教えてくれます。
パパ、難しくて何言ってるのかよくわからないよ〜!
そうだよね(笑)これだけだと中々ピンとこないよね。
でも大丈夫。
本書では、丁寧かつ明快に「借金」の考え方について紹介してくれているよ。
具体的には下記のようなイメージです。
そして本書では下記のような例を挙げています。
上記のパターンでいけば自己資金は20万円しかないのに、利息は6,000円で利回りが2.5万円だから1.9万円を新たに生み出せるってことだね♪
そるとちゃん、その通り!
そして上記のように労働時間に比例しない収入は不労所得と呼ばれるんだよ。
収入には「労働所得」と「不労所得」がありますが、不労所得の例は下記になります。
- 株式
- 不動産
- 印税
- ビジネスオーナー
日本の教育はなんとなく「不労所得はズルい」みたいな考え方があるよね。
労働を推奨しているような。
そうそう。
ただ本書ではかなり核心部分に迫っているパチョーリ氏の言葉があるよ。
「大切なのはおまえが汗水垂らすかどうかやなくて、誰かの幸せを生み出しているかどうかや」という言葉はまさにその通りだと思うね。
労働所得と不労所得はバランス良く持っておくのがいいんだね。
たしかに学校では習わない部分だからすごい参考になるなぁ。
③黒字倒産と限界利益率の考え方
「倒産する会社の4割は黒字倒産である」
上記のように、P\L(損益計算書)上は黒字なのに倒産する会社は珍しくありません。
黒字なのに倒産って…どういうこと!?
普通はそう思うよね(笑)
からくりを説明するよ。
よくある例としては、売上債権の滞留が挙げられます。
「入金を早く、出金を遅く」は黒字倒産を防ぐための鉄則ということだね。
確かに上記を知っていれば「単に売り上げていれば大丈夫」とは思わないから重要な知識だね。
同様に、値下げしても良い商品かどうかを判断する「限界利益率」についても本書は解説しています。
教科書的に言うと、限界利益の公式は下記になります。
限界利益=売上高−変動費
うーん…難しくてよくわからないなぁ。
本書ではわかりやすく解説してくれているよ。
売上高も変動費も数量に比例して増えるから、限界利益も増える。
つまり固定費が大きくて変動費が少ない場合には限界利益が大きくなるから値下げしても限界利益を確保できるんだよ。
新入社員でここまで理解できていたら、会計リテラシーの観点ではバッチリだね。
ラップアップ
今回は「会計の基礎知識をわかりやすく」ストーリー仕立てで紹介している書籍の要約を記事にしました。
新入社員などの初学者はもちろん、中堅〜ベテランの学び直しにも最適な一冊です。
パパも改めて読むと勉強になるわ〜と感心していたよ!
最後に一言。
本書を読んで会計の基礎は押さえておきたいと思ったら、簿記3級の取得がおすすめです。
それではまた!