パパは今30代だけど、40代で「サイドFIRE」を目指してるんだよね。
うん、40代になったら少しずつ稼ぎながらのんびり暮らしたいな(笑)
そうなんだ!
じゃあ、サイドFIREについてシミュレーションをしないとね!うちは3人家族ですからね♪
私の学費もあるから、生活費はこれくらいで…
(そるとちゃん、しっかりしてる…)
こんにちは!FI(経済的自由)の40代達成を目標にしているあいろん(@iron_money)です。
今回は40代、3人家族が「サイドFIRE(セミリタイア)」する時の資産について考えていきます。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「30代で4500万円貯めた僕の世界一たのしいお金の増やし方」
今回はサイドFIREを30代で達成している「節約マスクかおる」さんの書籍を参考にサイドFIREについて紹介します。
節約マスクかおるさんは、工場で働きながらお金を貯めたユーチューバーだね。
本書の特筆すべき点は、なんといってもその再現性の高さです。
かおる氏は「労働環境さえ選ばなければ年収400万円くらいは稼げる」と主張してます。
工場での年収は同程度の水準だったそうです。
パパより条件が悪いのに、パパより資産を持っているんだね。
これは参考になるね。
本書を読んで強く感じるのは、著者のお金に対しての強い情熱です。
著者自身も語っていますが、お金がある=精神安定に繋がっていることが感じられます。
「節約・投資・副業」
資産増加に寄与しそうなことは、なんでもやるのが著者のスタイルです。
本書では57の項目に細分化して紹介されています。
著者の情熱がものすごいだけに、同様に全て行うのは難しいです。
しかし1つや2つは共感できるものが必ずあると感じます。
本記事ではそんな本書を参考に、「サイドFIRE(セミリタイア)」の必要金額やデメリットについて掘り下げて紹介します。
サイドFIREは「する」より「できる」が重要
本書において、著者は下記のように語っています。
上記は真理をついていると感じます。
パパのように現在は「働くことが楽しい」と感じている人も、資産を築いておくに越したことはないですよね。
上記は全て仮定の話ですが、ありえない話ではありません。
リストラや急な環境変化は誰にでも起こり得ます。
著者が主張するように、有事の際に凡人を支えてくれるのは間違いなくお金です。
お金さえあれば人生の立て直しだって、難易度がぐっと下がります。
完全な不労所得収入だけで生きるのはハードルが高くても、まずはサイドFIREできるくらいの資金を「蓄えておく」
これが非常に重要な考え方になるでしょう。
お金はナンボあっても良いもんね♪
あって困るものじゃないしね♪
そるとちゃん、ミルクボーイみたいになってる(笑)
サイドFIREの必要金額目安5選
前述の通り、サイドFIREは「出来る方が良い」ものです。
しかし、その達成に必要な金額は下記によって大きく変わります。
検索キーワードも、「サイドFIRE いくら」と検索されることが多いようです。
「自分のサイドFIREにはいくら必要なのか?」が関心ごとになってるってことだよね。
下記の5つのケースをみていきましょう。
ケース①低年収会社員
- 年間収入(手取り)250万円
- 副業 なし
- 年間支出 180万円
- 保有資産 30万円
- 運用利回り 4%
- サイドFIRE後の年間収入 96万円(8万/月)
- サイドFIRE後の年間支出 180万円(15万/月)
- サイドFIRE必要金額 2100万円(180万−96万)×25年
上記は「支出が少なければ低年収でもFIRE可能」を絵に描いたようなパターンです。
収入は少なくても、節約して年間70万円ほど貯蓄可能です。
そして生活水準を低く設定し、そのままの支出額で暮らし続けるイメージです。
このパターンでサイドFIREしようと思ったら居住地は地方。扶養家族を持たない。など、制約がいくつか出そうです。
今のインフレ下だと、年間支出的にも結構厳しいかも…
ケース②子育て頑張る節約夫婦
- 年間収入(手取り)350万円+100万円(副業、配偶者収入)=450万円
- 副業 あり
- 年間支出 396万円※子供自立後216万円
- 保有資産 300万円
- 運用利回り 4%
- サイドFIRE後の年間収入 150万円(12.5万/月)
- サイドFIRE後の年間支出 216万円(18万/月)
- サイドFIRE必要金額 1650万円(216万−150万)×25年
上記は、結婚して5歳の子どもが1人いる家庭のケースです。
サイドFIRE後は夫婦で12.5万円の稼ぎでよいため、ゆるい労働で済むでしょう。
我が家も3人家族なので、そるとちゃんが独立後のサイドFIRE必要金額がこの程度だと考えると楽な気持ちになります。
実際は東京に住むと、少し支出が厳しいと思います。
そもそもサイドFIREしているのに都内に住む必要もないですが。
ケース③夢破れたミュージシャン
- 年間収入(手取り)300万円
- 副業 なし
- 年間支出 120万円
- 保有資産 0円
- 運用利回り 4%
- サイドFIRE後の年間収入 60万円(5万/月)
- サイドFIRE後の年間支出 120万円(10万/月)
- サイドFIRE必要金額 1500万円(120万−60万)×25年
支出を減らすという観点で見た時、最強な手段は「実家に住む」です。
上記の場合、家賃が0円のために支出が大きく減少します。
住居費がいかにFIREへのインパクトが大きいか、感じられるケースです。
実家以外にも会社員であれば「社宅」や「寮」など様々な住居費削減が考えられるよね。
住居費削減はパパの得意分野です♪
ケース④そこそこ高収入で生活レベルも高い
- 年間収入(手取り)500万円
- 副業 なし
- 年間支出 360万円
- 保有資産 800万円
- 運用利回り 4%
- サイドFIRE後の年間収入 96万円(8万/月)
- サイドFIRE後の年間支出 360万円(30万/月)
- サイドFIRE必要金額 6600万円(360万−96万)×25年
手取り500万円というと、年収額面660万円程度です。
業種にもよりますが、中小企業の管理職〜大企業の30代では同水準の年収ん見込めるでしょう。
このケースからは、サイドFIRE後の年間支出がFIRE前と変わらないと必要金額が多くなってしまうことがよくわかります。
例えば地方に移住して、年間生活費を240万円に下げたとします。
その場合、上記でサイドFIREに必要な金額は6600万円→3600万円に下がります。
やっぱり住居費はサイドFIREの支出を抑えるポイントなんだね。
ケース⑤子供が自立後の夫婦
- 年間収入(手取り)500万円+配偶者100万円=600万円
- 副業 なし
- 年間支出 300万円
- 保有資産 1000万円
- 運用利回り 4%
- サイドFIRE後の年間収入 96万円(8万/月)
- サイドFIRE後の年間支出 300万円(25万/月)
- サイドFIRE必要金額 5100万円(300万−96万)×25年
本ケースは、夫婦で悠々自適に暮らすケースを想定しています。
その際の平均的な支出は、大体25万円/月程度だそうです。
上記のケースは「子供を育て、普通に暮らしているだけではサイドFIREは難しい」という不都合な真実が明らかになるケースです。
収入が劣っているわけでも、保有資産が少ないわけでも、支出が多すぎるわけでもない。
それでもこの局面から、サイドFIREの必要金額まで到達しようと思うと11年かかります。
実際は定年間近に退職金が入り、やっとリタイア出来る程度です。
これでは、FIREとは言いづらいでしょう。
このケースは「サイドFIREを目指すなら、世間一般より高い水準で、早めに計画を練る必要性」を残酷なまでに突き付けてるね。
「タイムイズマネー」の言葉通り、時間はお金に変えられるんだね!
サイドFIREのデメリット3選
- 「投資」「副業」はほぼ必須
- 「労働」が減らせても「やりがい」が増やせるとは限らない
- 労働に対する「機会損失」は間違いなく発生する
前述の通り、サイドFIREには様々なケースが考えられます。
しかし、当然「デメリット」も存在します。
そもそも下記3点を「デメリット」と感じるようだとサイドFIRE生活からは縁遠いかもしれません。
①「投資」「副業」はほぼ必須
前述のサイドFIREケースで、副業していたケースは1件しかありませんでした。
投資は全ケースにおいて、年利回り4%計算にしています。
極端に稼ぐ能力が高い人以外は、サイドFIREにおいて下記が必須です。
特に副業は「面倒」「時間がない」などで敷居が高く感じている人が多い印象ですが、やらないと資産が伸びていかないです。
②「労働」が減らせても「やりがい」が増やせるとは限らない
本書に限らずサイドFIREを紹介する書籍で、私がどうしても違和感を感じるのが「労働を軽くする=幸せ」という風潮です。
パパは仕事が好きだから、労働量が多い=不幸せとは言い難いケースもあることを知っているんだよね。
「ゆるく稼いで年間100万円」
「アルバイトでも無理なく稼げる金額」
確かに上記は、金額だけ見ればその通りです。労働時間も短くて済むでしょう。
ただし、それでも時給1200円で96万円稼ごうと思ったら800時間は働かないといけません。
しかもやりがいを感じられるかはまた別次元の話です。
いくら労働時間が短くなっても800時間分を「納得いく労働」に出来るかどうかは自分次第です。
パパみたいに「働くことが楽しい」と感じている人とはまったく別の感覚なんだろうね。
パパは労働時間が短くなるより、責任を持てずに仕事する方がストレスに感じると思うよ。
人それぞれだね。
③労働に対する「機会損失」は間違いなく発生する
サイドFIREを実行するにあたって、労働への「機会損失」を軽視する情報にも注意が必要です。
具体例としていくつか挙げてみます。
良くも悪くも、労働を続けている状態では上記の機会損失がありません。
想定外の支出に対しても「なんとかなる」ことが多く、家計は計画通りにいかなくても破綻せず済んでいる側面があります。
また、会社員のリタイア年齢によっては賃金カーブの上部分を取り逃すことになります。
会社員以外としての収入が十分な場合は問題ありませんが、考慮したいポイントではあります。
山崎俊輔氏の書籍「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」には日本の年金制度にも触れながら具体的にシミュレーションしています。
興味がある方はおすすめです。
パパみたいに「働くことが苦に感じていない」場合は機会損失を取り逃す方が大きいと感じる場合もあるよね。
もちろん、状況が変わったらすぐにでも辞められるようにはしておきたいけどね。
今のところはこのまま昇進する方が生涯収入は見込めそうな気がするよ。
ラップアップ
今回は「サイドFIRE(セミリタイア)」について具体的に解説していきました。
色々と考えながら、自分のベストを見つけていきましょう。
最後に一言。
私は40歳到達時にはサイドFIRE出来るくらいの資産を蓄えている予定…です。
それではまた!