パパ、何の本を読んでいるの?
そるとちゃんへ「金融教育」をしっかりしてあげたいから、まずはパパが勉強しているんだよ。
ユダヤ人から日本が学べることはたくさんあるからね。
私もパパに勧められて色々調べたら、世界人口のたった0.2%しかいないユダヤ人がノーベル賞受賞者の6割を占めているんだね。
すごいことだよね。
そんなにすごいんだ!
じゃあパパ、ユダヤ人から学んだお金の知識をわかりやすく紹介してくださいな♪
こんにちは!子供のころから金融教育を受けていれば、今ごろは富裕層の仲間入りだったのでは…という妄想に耽ることのあるあいろんです。
今回は「パパママが子どもに教えたいユダヤ人の金融教育」について解説していきます。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール」
「本書でお伝えするお金の知識は、ユダヤ系欧米人の間では3歳や4歳の小さな子どもの頃から学んでいることばかりです」
本書の冒頭で語られる著者の言葉にあいろんは驚きを隠せませんでした。
ユダヤ人は、お金を正しくコントロールする知恵を持ち合わせている民族として非常に有名です。
また、下記の偉大な人物たちも全てユダヤ系のアメリカ人です。
- スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
- レイ・クロック(マクドナルド創業者)
- マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者)
- ラリー・ペイジ(グーグル創業者)
- ハワード・シュルツ(スターバックス創業者)
ユダヤ人、すごすぎる…これがユダヤの金融教育の力なの?
何が他の国とそんなに違うの?
本書はまさに、そるとちゃんの疑問に焦点を当てて解説してくれている本なんだよ。
早速重要なポイントを解説していくね。
パパママから伝えたい、ユダヤ人から学ぶお金の重要ポイント3選
- ①「時間軸」「通貨」でお金を分ける
- ②重要なのは「お金の使い方」
- ③身体や頭は「動かせるうちに最大限」活用
①「時間軸」「通貨」でお金を分ける
「すぐに使わないお金は働かせて増やすのが当たり前」
上記の感覚は、ユダヤ人の小学生以上であれば誰でも持ち合わせている感覚だそうです。
そしてそのために、欧米の小学校では下記のようなことを教えています。
どれも小さい頃に知りたかった。
日本で習うお勉強よりよっぽど重要な内容だね。
以前に紹介した「タルムード」などを用いて子どもでも楽しく、わかりやすく学べるようにしているんだよね♪
そして上記の具体的な対策として、時間軸と通貨による分散投資を本書は紹介しています。
タルムードにも掲載がある「富は、土地と商品、現金との3つに分けて所有すべし」と本質的には同じことを言っているよね。
ユダヤ流の特筆すべきポイントは「入ってきたお金の仕分け方」です。
- 短期:すぐに使うお金
- 中期:5〜10年後に使うお金
- 長期:10年以上先に使うお金
短期のお金
半年以内に必要になりそうな最低限のお金
- 「すぐに引き出せる流動性資産」
- 現金、銀行預金がおすすめ
具体的には…
- 生活費
- 身内や友人の結婚式
- 引っ越しや旅行 など
中期のお金
ライフプランで5〜10年の間にやりたいこと(起こりそうなこと)
- 「1%以上の利率で、10年以内に解約しても手数料のかからない場所へ預ける」
- 債券、債券ETF(AGG、BNDなど)がおすすめ
具体的には…
- 海外旅行
- 住宅の購入費
- リフォーム代
- 車の買い替え
- 結婚費用
- 子どもの入学費用 など
長期のお金
10年以上先に成し遂げたい目的
- 「複利を利かせつつ分散投資」
- 株式、投資信託(全世界、全米指数連動型のインデックスファンド)がおすすめ
具体的には…
- 子どもの教育資金
- 老後の資金 など
短期の資金はパパが他の記事でも良く紹介している「生活防衛資金」の考え方に似ているね♪
短期は預金、長期は株式で割とハッキリ方向性が決まりますが1番悩むのは中期の資金だと思います。
私はAGG、BNDの米国債ETFの採用をしています。
AGG、BNDとも経費率が低くて利回りは年単位で2%以上を継続しているETFです。
パパ的には安定していてインフレリスクのヘッジになるし、流動性も高い(売却すればすぐ現金になる)のが見逃せないポイントだそうです♪
我が家の各費用の考え方
わが家で考えてみると、各費用の考え方は下記のようになります。
- 結婚関連費用(友人・会社)…10万円程度
- 生活費…100万円程度(定期収入あるため、生活費半年分ではなく3ヶ月分程度)
- 旅行…30〜40万円程度(半年以内に3回ほど国内旅行を予定)
- 海外旅行費用…50万円程度
- 子どもの入学費用…50万円程度
わが家の場合はざっくり150万〜200万円くらいを手元においておけば、あとは長期の投資に回しちゃって良さそうな感じだね♪
実際は私はもう少し攻めているポートフォリオなので現金比率は割と少ないですが、現金や債券で置いておく額の目安にもなるので便利です。
是非一度自分で試算してみることをおすすめします。
②重要なのは「お金の使い方」
「ユダヤ人にとって、寄付は当たり前の感覚」
「収入の10分の1ほどを寄付に使えるのが理想」
上記は本書に登場する言葉ですが、寄付については「そんな余裕ない」という人の方が日本人の感覚としては大半でしょう。
日本は四季があり、治安も良く、経済的にも極端な貧富の差が少なく、食べ物も美味しい。
そんな日本が世界幸福度ランキングでは2022年度、54位と先進国ではかなり低い順位に低迷しています。
本書には「家族のため」「寄付」など、誰かのためにお金を使う点にかなりの行数が割かれています。
実は誰かのためにお金を使うことが、結局は自分の幸福度を上げることと直結していることをユダヤ人はわかっているんだね。
③身体や頭は「動かせるうちに最大限」活用
「身体や頭は動かせるうちに最大限活用」
上記はお金の「育成期」から「維持期」への切り替えにも関わる重要な問題です。
お金の育成期=「いつまで働くか」ということだね。
FIREなどの考え方にも通ずるところがあるね。
ユダヤ人のスタンスは「お金以外にも労働を通じて得られるものがある」だから、若いうちに出来る仕事の面白さや人間関係にフォーカスしてるね。
これは私も同じ考えです。
お金を稼ぐための労働というよりは「働ける時間にも限りがある」と考えて頭と身体はフル回転できる間に精一杯働くということだね。
ラップアップ
今回は「パパママが子どもに教えたいユダヤ人の金融教育」について解説しました。
子育て真っ盛りのパパママもお金の教育については頭を悩まされている方も多いでしょう。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後に一言。
パパ、私が富裕層になれるような金融教育よろしくね〜♪
それではまた!