パパ、そろそろ2021年も終わるけど今年は年収どれくらいだった?
そるとちゃん、すごい事聞いてくるね(笑)
うーん、そうだね、まぁそるとちゃんと幸せに暮らせるくらいにはしっかり稼げたかな。
来年も頑張るよ。
年収アップのためには、パパもそろそろマネジメントをしっかり覚えて、部長人材にならないとね。
はい…精進します。
(なんで娘から上司の小言みたいな事を言われてるんだろう)
こんにちは!ジョブ型の仕事が増える事には賛成派のあいろんです。
今回は、アフターコロナの「年収と転職」をテーマに記事にしていきます。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
この記事の結論としては、下記になります。
それでは早速行ってみましょう!
アフターコロナの年収基準について
今回の記事は人事のプロ・西尾太氏著書の「アフターコロナの年収基準」を参考にしています。
本書の冒頭を引用します。
「頑張っているはもはや無意味。成果こそが揺るぎない価値になる」
人事の超プロが本音で明かすアフターコロナの年収基準 西尾 太著
社会が激変し、給与ダウンが当たり前の時代が始まったことを認識して立ち回る事を求められたと強烈に警鐘を鳴らしています。
本書はそんな時代をどう生きれば良いか教えてくれる指南書です。下記のような編成で話は進んでいきます。
本書の中でも特にあいろんが「興味深い」と感じたサラリーマン年収の変化と1000万円以上の年収を得るための具体的な考え方について中心に紹介していきます。
サラリーマンの年収水準は下落している
「パフォーマンスの高い若手ほど会社を辞めてしまう」
「年功序列からジョブ型雇用へ」
新聞やニュースで上記の声が大きくなって久しいですが、傾向は顕著です。理由は単純、出来る人ほど選択肢が多様にあるのでわざわざ下りのエスカレーターにずっと乗っている必要がなく自分で階段やエレベーターを駆使して乗り換えられてしまうからです。
客観的なデータを少しだけ見てみましょう。
本書によると2014年から2018年までで大卒総合職の年収は下記のように変化しているそうです。
- 711万円(2014年)
- 685万円(2018年)
- 963万円(2014年)
- 914万円(2018年)
- 1011万円(2014年)
- 948万円(2018年)
景気が悪くなかった4年間でここまで下がっているという事は、2021年ベースの統計を取ればもっと悲惨な下落率になる事は想像に難くありません。
最強のサラリーマンとは「どこに行っても通用する人材」
本書において評価される人材は、例外なく「自分自身を客観的に見る力を持っている」と主張しています。
- 何が得意で
- 何が苦手で
- 何ができて
- 何ができないのか
上記は当たり前のように見えて、理路整然と話せる人の方が少ないのはあいろんも感覚的に理解できます。
逆に、人事評価において必ず低評価がつく人にも共通点があります。
「自己評価と評価とのギャップがある」ということです。
上記を見ると自信満々で周りから見ると仕事が出来ない人間をイメージしがちですが、逆に自己評価が低くてもダメだそうです。
上記によって「周囲のアドバイスが耳に入らない」状態が続くことで、成長機会がないために自分を客観的に見ることが出来なくなってしまい、負のサイクルに入ってしまいます。
そんな時代に最も強い人材は下記だと本書は定義しています。
要は今いる場所がどこかわからないのにどこにも行けないよね、ということです。
本書には下記のような記載があります。
「どの会社でも、優秀な人であればあるほど退職する可能性が高く、そうでない人ほど会社を辞めません」
上記は、紛れもない真理だとあいろんも長いサラリーマン生活で感じている部分です(笑)
年収アップに向けての4つの選択肢
前述の通り、過渡期にある「働き方」ですが、ただ単に年収が平均で下がっています、なんていう話にはなんの価値もありませんよね(笑)
我々サラリーマンが知りたいのは、「どうしたら1000万プレーヤーになれるのか」それだけです(笑)
本書曰く、働き方には4つの下記の通り選択肢があります。
オペレーター(年収200〜400万円)
指示された事を指示されたとおりに出来ると、年収300万円くらいは稼ぐことができる。
オペレーティングマネージャー(年収400〜700万円)
人に指示を与えて成果を出す仕事が出来ると、年収400万円を超えていきます。
部下が3〜5人で年収500万円、6〜10人で年収600万円が目安と本書では説いています。課長クラスでは700万円が上限で、1000万円以上このクラスでもらっている場合はリストラ候補になりやすいとも書かれています。
スペシャリスト(年収0〜1000万円以上)
医者や弁護士からYouTuberまで、多種多様なスペシャリストが世の中には存在しますが年収は千差万別です。しかし全体的に考えると1000万円を超えるスペシャリストは少数で、希少性の高い専門スキルが必要とされます。
コア人材(年収700〜1000万円以上)
会社によって様々ですが中小企業でも社長は年収1500万円、大企業なら億単位も目指せます。いわゆる出世競争を勝ち抜き、部長や役員になった企業戦士たちですね。
コア人材にはビジョン、戦略策定、変革力が求められます。
因みにあいろんの知り合いの社長たちも程度の差はあれ、年収が1000万円を下回る人はあまり見たことがありません。稼いでいる人ほど聞いてもいないのに自慢してくる社長が多いからかもしれませんが(笑)
話を戻して4つの働き方についてを噛みくだいたあいろんの感覚でいくと、下記になります。
- サラリーマンとしての働き方自体はオペレーターから始まってオペレーティングマネージャー、コア人材を目指していく→出世・転職を上手く組み合わせる
- サラリーマン以外でスペシャリストになり得る要素を探し、磨く→副業で武器を一つ作る
管理職になれば1000万円以上に到達する大企業はありますが、本質的には「経営に携わる」「スペシャリストになる」のいずれかが1000万円稼ぐ再現性の高い方法だとわかりました。
ラップアップ
今回は、アフターコロナの「年収と転職」をテーマに記事にしていきました。
年収1000万円以上を目指すサラリーマンの同志にとって参考になれば幸いです。
最後に一言。
結局、市場価値を上げるためには経験あるのみ!ということですね。
それではまた!