そるとちゃん、そろそろお誕生日だね♪
なにか欲しいものはあるかな?
現金で良いよ。
手堅くVTで全世界に投資しようかハイテク重視のQQQに投資しようかで悩んでる~。
でも結局はVTIかな〜。
(この娘はバフェット氏に匹敵する偉人になるかもしれない…)
こんにちは!「コア資産はほったらかせるインデックスファンドにする」と心に決めているあいろんです。
今回はコア資産候補としておすすめ出来るインデックスファンドについて記事にしていきたいと思います。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては下記になります。
上記から個人のリスク許容度を把握の上、自分の投資スタイルに合う形で選んでいきましょう。
それでは早速いってみましょう!
アクティブファンドとインデックスファンド
まずは、投資信託で大別される「アクティブファンド」と「インデックスファンド」について簡単におさらいしておきましょう。
- ファンドマネージャーにお金を預けて運用する「アクティブ運用」
- 指標となるベンチマークに連動する形での値動きを目指して運用する「インデックス運用」
インデックスファンドは人が介在しない分手数料が低く抑えられるというメリットがあります。
投資の世界でインデックスファンドを語る上で絶対に外せない名著「ウォール街のランダムウォーカー」ではアクティブファンドは過去においてインデックスファンドに勝てなかった事実を淡々と積み上げています。
また、ウォール街のランダムウォーカーと並んで名著と呼ばれている「敗者のゲーム」で著者のチャールズ・エリス氏は株式市場をアマチュアテニスの試合に見立て、プロのようにドロップショットや力強いサーブで点を取って勝つのではないと述べています。
ミスが少ない方が勝つのだから、淡々とボールを返し、相手のミスを待つのが最良の選択である。
上記の考え方はインデックス投資家基本の考え方になります。
書籍の解説は過去記事にありますので興味がある方は是非ご一読ください。
ベンチマーク指標
『よし!インデックスファンドに投資すれば良いんだな!今すぐ証券会社で人気No. 1のインデックスファンド買ってくるわ!』
という行動力が勇者レベルのそこのあなた。
ちょっとだけ落ち着きましょう。
前提として、インデックスファンドは「指数に連動する」という特徴があるだけで、大事なのは「ベンチマーク指数の成長性」です。
極論ですが、成長しない国の株式に連動するインデックスファンドでは何の価値も持ちません。
「長期的に成長が見込める指数のインデックスファンドを購入する」が正しい資産形成となります。
まずはインデックスファンドに投資する前に、前提となる「ベンチマーク」にどんなものがあるか見ていきましょう。
一例として挙げてみますと下記の通りです。
- 日経225(日本)・・・日本の主要企業225社に連動するベンチマーク指標。
- ニューヨーク・ダウ(米国)・・・正式名称はダウ工業株30種平均。制定当初は工業株がメインだったが現在ではハイテク株なども選ばれて入っている。良くニュースで株価の話を読むときに「NYダウ」と表記されているのはこの指標。
- S&P500(米国)・・・読み方は「スタンダード(アンド)プアーズ)」、「えすぴーごひゃく」「えすあんどぴーごひゃく」などと略される事が多い。
米国上場企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に指数が算出される。
厳しい制約が多数あり、米国内でも選ばれた会社しかS&P500に採用されないことから「アメリカオールスターチーム」と評されることが多く、中二病心を非常にくすぐる指標。
おすすめベンチマーク
ベンチマークから「おすすめの指数は何ですか?」という点は気になるところでしょう。
おすすめできる観点としては下記を備えていることが必須です。
上記を満たすコア資産としては、実質的に下記3点のベンチマークに集約されることが多いです。
基本的に書籍で最終的にインデックスファンドになった時に、おすすめされるのは上記3点の内のいずれかになる事が多いです。
グローバルマーケットリーダーのアメリカ強し、というところでしょう。
また、上記のS&P500よりもう少し絞って投資したい!GAFAMへの投資比率を上げたい!という方にはアメリカのハイテク株比率を上げた「NASDAQ100」もおすすめです。
NASDAQはサテライト投資としてスパイス的に使っている投資家を多く見かける印象です。
最初の一歩はS&P500 or 全世界株式
現状、インデックス投資家にとって「アメリカという国をどう考えるか」は避けて通ることが出来ない問題です。
例えば、あいろんは下記のように考えています。
「世界経済の中心はアメリカである」
「アメリカの人口は2050年まで増加する」
「GAFAMをはじめとしたエクセレントカンパニーが次々と登場する土壌がある」
こういった米国の強さに非常に説得力があるため、米国の成長を信じられる人はS&P500が有力な候補となります。
アメリカ代表の500社にまるっと投資でき、過去の成長率、今後の成長期待ともに疑いの余地がありません。更に手数料が0.1%を切る商品が多数存在するベンチマーク指標のため、攻守共に隙がありません。
逆にアメリカについて現在が経済のピークであり、向こう10年でマーケットリーダーは変更するという考え方の人には米国系の投資指標は向きません。
未来のマーケットリーダーが中国なのかインドなのか、はたまた南アフリカ系なのかは誰にもわかりません。
全世界株式に投資しておけば仮に米国が失墜しても台頭国の経済成長の恩恵にあずかれるというわけです。
このあたりは個人の趣向や考え方によるのでどちらが正解ということはあり得ません。答えは自分にしかないので良く考えましょう。
迷ったら両方に投資してみてしっくり来る方で良いと思います。
おすすめインデックスファンド
インデックス投資に重要なベンチマークを紹介しましたが、ここからは具体的なインデックスファンドのご紹介です。
今回はネット証券業界No. 1のSBI証券で購入出来るインデックスファンドに絞って紹介していきます。
繰り返しになりますが、ポイントは下記の通りです。
S&P500部門
SBI・V・S&P500
eMAXIS Slim米国株式 S&P500
米国における主要500社を詰め込んだ最強指標、S&P500は米国オールスターです。
そのオールスターの中でも上記2商品は手数料0.1%以下と群を抜いています。
純資産額についてもいうことがありません。
全てにおいて文句なしの2銘柄です。
管理費用だけで見ますとSBIの方が若干優位性がありますが、純資産や隠れコスト等踏まえると大差はありません。
あいろん個人としてはSBI証券ではSBI・V・バンガードを積み立て、楽天証券ではeMAXIS Slim米国株式 S&P500を積み立てています。
全米株式部門
SBI・V・全米株式
「S&P500」のようなエクセレントカンパニー以外の米国のスタートアップ企業などにも投資したいという方は全米約4000社に投資が行える全米株式がおすすめです。あいろんはつみたてNISAはS&P500、iDeCoは全米株式に投資しています。迷ったら両方投資してみて全く問題ありません。どっちが好みか投資してみて判断しましょう。
全世界株式部門
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
SBIゆきだるまファンド(全世界株式)
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とSBIゆきだるまファンド(全世界株式)は全世界株式を取り込んだ指標です。
「アメリカの未来にあまり期待がもてない」
「中国やインド、アフリカ等の新興企業にもバランスよく投資したい」
上記のような考え方にはぴったりの投資先です。
全世界株式で特徴的なのはなんといっても分散の広さ。
世界中の株式にこの一本で投資可能という究極の分散銘柄です。
ラップアップ
今回はコア資産候補としておすすめ出来るインデックスファンドについて記事にしました。
全世界、全米、S&P500…投資の一歩目としてこれだけ優良商品が出揃っている現状はとても恵まれていると感じます。是非一歩目を踏み出しましょう。
最後に一言。
よくわからない人はとりあえず全指標少し買ってみてしばらく値動きをウォッチするのが良いですよ。
それではまた!