そるとちゃん、あけましておめでとう!
今年もよろしくね。
あけおめ〜♪読者さんもよろしくお願いしまーす。
パパ、2022年に役立ちそうな情報をお願いね!
そうだなぁ、それでは年度が変わって悩んでいる人も多いであろう「一般NISA」と「積立NISA」について紹介しようかな。
パパもちょうど2022年から積立NISAに切り替えたし。
え!そうだったの!?
あんなに一般NISA好きだったパパがつみたてNISAに変更するなんて、事件だわ…その辺の理由を詳しく教えなさい!
一般NISAはもうこりごりだよ…
こんにちは!2022年から一般NISAをつみたてNISAに変更したあいろんです。
今回は「一般NISAとつみたてNISAどちらが良いのか」自身の経験に基づいて紹介していきます。
一般的には「つみたてNISAがおすすめ」と結論だけ伝えられる事も多い議論ですが、資産状況や年齢によっておすすめは異なるのでしっかりと理解を深めていきましょう。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
一般NISAとつみたてNISA、どちらが得?
制度が始まり10年弱、だいぶ言葉としても市民権を得てきたNISAですが、そもそもを理解せずに投資すると痛い損失を被る事もあります。(あいろんの手痛い体験談は後述します)
結論から申し上げておくと、大多数の人は「つみたてNISA」にしておくのが無難でしょう。しかしながら両者に一長一短があるのは紛れもない事実です。
まずはNISAを国の制度として司っている金融庁ホームページから、要旨を抜粋します。
- 金融商品の利益には通常20%の税金がかかる
- NISA口座で購入した金融商品の利益に対する税金がかからなくなる制度
- イギリスのISAという制度をモデルにしている
- NISAには一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類がある
一般NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家向けの税制優遇制度。毎年120万円の非課税投資枠が設定されている。非課税期間は5年。
つみたてNISAとは、2018年1月にスタートした、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度。非課税投資枠は40万円だが非課税期間は20年と長く、購入も一定の投資信託に限られている。
要は「投資で得た利益で本来払わないといけない2割の税金を合法的に払わなくて良い特例だよ」と国が言ってくれている素晴らしい制度です。
これを使わない手はありません。
前述の通り、つみたてNISAの方がはるかにリスクが低く初心者でもはじめやすいように設計されています。
上記に当てはまる人は必然的につみたてNISA一択になります。
逆に一般NISAが使える可能性がある人は下記がその一例です。
あいろんは、上記から「利回りの追求」を追い求め、2016年度からNISAを開始しました。
しかしながら結果として一般NISAでは利回りの追求どころか、大きな損失を出して撤退することとなりました。
一般NISAのリスクについて、体験談を交えて紹介していきます。
あいろんの一般NISA体験談
あいろんが投資を始めた当初はつみたてNISAが存在しなかったため、NISA=一般NISAでした。
しかしながら、当時は今ほど「NISAで損する」リスクが語られていなかったように感じます。最近になってNISAのリスクがやたら噴出するようになったのは、おそらくあいろんのように損を被った個人投資家が多かったからでしょう(笑)
あいろんのNISA黒歴史事例と共に、NISAがもたらすリスクについて見ていきましょう。
NISAを6年間続けて、42万円損した
あいろんの年度ごとのNISA成績を下記に記載します。2016年からのトータル損失額は現状でなんと42万円にも及んでいます。
2016年
- 投資額・・・120万円
- 売却額・・・+12万円
- 配当金・・・0円
- トータル損益・・・12万円
- 利益率・・・10%
2017年
- 投資額・・・100万円
- 売却額・・・+5万円
- 配当金・・・+6万円
- 含み損・・・−27万円
- トータル損益・・・−16万円
- 利益率・・・−16%
2018年
- 投資額・・・115万円
- 売却額・・・0円
- 配当金・・・+14万円
- 含み損・・・−39万円
- トータル損益・・・−25万円
- 利益率・・・−21.7%
2019年
- 投資額・・・115万円
- 売却額・・・0円
- 配当金・・・+14万円
- 含み損・・・−39万円
- トータル損益・・・−25万円
- 利益率・・・−21.7%
2020年
- 投資額・・・120万円
- 売却額・・・+14万円
- 配当金・・・+3万円
- 含み益・・・+20万円
- トータル損益・・・+37万円
- 利益率・・・30.8%
2021年
- 投資額・・・120万円
- 売却額・・・+3万円
- 配当金・・・0円
- 含み損・・・−28万円
- トータル損益・・・−25万円
- 利益率・・・−20.8%
- 6年間の総投資額・・・690万円
- 6年間のトータル損益・・・−42万円
- NISAにおける総利回り・・・−6%
おわかりいただけましたでしょうか。
未だに多額の含み損を抱えているため現状レベルではありますが、利益を出すどころか40万円超の損失を出しています。
あいろんは6年間、わざわざNISA口座を利用して、損益通算出来ない正真正銘の損失をわざわざ42万円も出していることになります。この現実を直視するのは中々辛いものがあり、今まで目を背けてきていました(笑)
なぜ、あいろんは損失を出したのか?NISA口座で投資をした2つの事例を基に紹介していきます。
事例①高配当株(JT・武田薬品工業)
2016年、当時日本株式を中心に投資していたあいろんは初めてのNISA投資で失敗したくない気持ちが強くあり、下記のような心境に至りました。
「配当金が多く見込める企業で、なおかつ成長も見込める銘柄に投資をしよう」
そして今でも日本の高配当株式として必ず名前が挙がる「武田薬品工業」「JT」の2社にターゲットを絞りました。
当時のあいろんの気持ちは下記です。
「5年もあれば絶対上がった時に売れるし、上がらなかったら持ち続けて配当だけ非課税でもらえば良いし。投資なんかチョロいわ、NISAあれば絶対損しないじゃん」
本当に今の自分がタイムマシーンで戻れたら考えを改めるまでしばき倒したくなるレベルの浅はかな考えですが(笑)、NISAが始まった当初は割と良くわからずに「非課税」のメリットしか知らないまま投資していた人が多かった印象です。
さて、そんな甘い気持ちで購入した2社はどのような株価推移だったのか見てみましょう。
武田薬品工業(株価推移抜粋)
- 2015年1月4日・・・5001円
- 2015年8月9日・・・6499円
- 2016年6月12日・・・4317円
- 2016年12月25日・・・4885円
- 2018年1月7日・・・6445円
- 2018年5月27日・・・4300円
- 2018年12月29日・・・3981円
- 2020年3月29日・・・3168円
- 2021年12月29日・・・3137円
※あいろんの平均購入単価は約5000円。
JT(株価推移抜粋)
- 2015年5月17日・・・4650円
- 2016年1月24日・・・4661円
- 2016年9月4日・・・3966円
- 2017年4月2日・・・3688円
- 2017年12月10日・・・3719円
- 2018年3月4日・・・2980円
- 2019年1月6日・・・2663円
- 2019年8月18日・・・2229円
- 2020年3月29日・・・1911円
- 2021年12月29日・・・2320円
※あいろんの平均購入単価は約4000円。
両社とも年間配当の年4%以上を目当てに購入した結果、含み損40%超で今回の損失に大きく貢献しています(笑)
「配当金が非課税になるから一般NISAで高配当株を狙う」という考えは非常に甘いので気をつけてください。5年間での相場変動は中々読みにくいので、かなり上級者向けの運用になります。
事例②ハイパーグロース株(ビヨンドミート)
さて、2020年までは前述のような日本株中心のNISA生活を送っていましたが、あいろんは(自分の運用の拙さは棚に上げて)日本株式のパフォーマンスにほとほと嫌気がさしていました。
「配当金狙いなんて、やめだ。やっぱりNISAはガツンとキャピタルゲインとってナンボでしょう」
そんなあいろんが選んだのは米国のハイパーグロース株「ビヨンドミート」社です。
あいろんはちょうど120〜130ドルくらいで「この辺りが底で、300ドルくらいまでは跳ねる」と今思うと何の根拠もない自信を持ち2020年度のNISAの投資額の大部分をエントリーしました。
結果として、2020年12月末時点で65ドルと現在大負けに負けています。
ビヨンドミート社以外でNISAの投資候補にしていた「Shopify」が爆上がりしている事も、悔しさに輪をかけているのは内緒です(笑)
ビヨンドミート社の事業内容や今後のマクドナルド社との展開には期待している部分があるため、今後には期待です。
しかしながらこのまま4年間低空飛行を続けたらその時の損失は、ハイパーグロース株でガツンと利益を取りたいという邪な自分への戒めだと考えて授業料だと思って損切りします…
ラップアップ
今回は「一般NISAとつみたてNISAどちらが良いのか」自身の経験に基づいて紹介していきました。
一般NISAにはそれなりのリスクが伴う点については、是非理解して投資を検討しましょう。
最後に一言。
今年からは運用結果に一喜一憂せず、つみたてNISAで心穏やかに暮らそうと思います。
それではまた!