パパ〜、投資の運用成績の調子はどう?
まぁ、なんだかんだ積立を継続してるからぼちぼち増えているよ。
FXやループイフダンをやめたことによってリスクが安定したのも大きかったかな。
パパ、いつの間にFXやめたの!?
めちゃくちゃ大損したの!?
しっかり説明しなさい!
そるとちゃん、FXに悪いイメージ持ちすぎだよ(汗)
こんにちは!3年ほど行っていたFX取引と別れを告げたあいろんです。
今回はあいろんが「FX(ループイフダン)」をやめた理由をご紹介します。
事前にことわっておきますが、私はFXでありがちな下記のような出来事が起きてやめたわけではありません。
むしろ直近での運用利回りは20%叩き出せていたので、儲かったと言えるでしょう。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
FXのリスク
FXは「Foreign Exchange」日本語にすると「外国為替証拠金取引」となります。
本当にざっくり言うと、「異なる二つの国の為替差益を狙って取引を行う」金融商品です。
FXとは何か?が本記事の伝えたいところではないので割愛しますが、FX自体はれっきとした金融商品です。
ただし、FXは特徴として「レバレッジ」をかけることが出来るので、小資金で大きい市場へのBETが可能です。レバレッジは国内だと25倍まで、海外だと数百倍なんて代物もあるそうです。
上記より、FXのリスクは下記となります。
しかし「少ない資金で大勝ちする可能性」を餌にしてFX自動売買システムや必勝法などの詐欺商材の温床になっていることだけは忘れないでおきましょう。
「FX」がヤバいというよりは「FX」を悪いことに使っている人が一定数存在する、という方がしっくり来るかもしれません。
一瞬でもFX取引の市場に身をおいていた身としては、FXは甘い世界ではありません。
「なくなっても良い余剰資金でスモールスタート」が重要です。
ループイフダンとは
前述の通り、FXは「異なる二つの国の為替差益を狙って取引を行う」金融商品です。
一般的なFX取引は自分で売買のタイミングを「探って」エントリーするのが一般的なトレードイメージです。
1ドル100円の時に「買い」を入れて、1ドル110円の時に「売り」したら10円分の差益が出るイメージだよね。
そうそう。
実際は銭単位で動くから1円上下するだけでもかなりインパクトがあるんだけどね。
しかしながら、実際にFX取引を行ってみると1番難しいのが「感情」のコントロールです。
為替相場は24時間常に動いています。一旦市場に身を置いたら、プロもアマチュアも関係なく容赦ないゼロサムゲーム(合計で±0になるゲーム)が開始されます。
わかりやすい表現をすると、FXで大勝ちしたとドヤ顔している人の足元には必ず「無数の敗者の屍」が転がっているわけです。
「為替が気になって眠れない」「含み損が多すぎて精神的に不安定」なんてことはザラ。とても厳しい世界です。
そんな厳しい世界で「設定を決めたら後は淡々と機械的に売買して欲しい」という需要は、人間の感情を排除してトレードを行いたいという点に直結します。
そして上記のような「FXシステムトレード」が出来る会社で実際にあいろんが運用していたのが、アイネット証券の「ループイフダン」というサービスです。
ループイフダンは2013年10月よりアイネット証券がサービスを開始しているFXシステムトレードツールで、特徴としては下記があります。
- 1年間の損益平均は+11万円(2021年度実績)
- 選ぶだけで注文完了①ループイフダン選び②ポジション数選び③確認→開始
- 初心者(経験1年未満)の割合47%
※いずれもホームページより抜粋
上記のように、最低限の知識と多少の慣れさえあれば「初心者でも手軽に始められるし設定も簡単」という謳い文句は間違っていません。
特に、ループイフダンのサービス内にある「目安資金表」は細かい知識がなくても簡単に許容値予測を立てられるので大変おすすめです。
※目安資金表の活用例
過去10年間の最高値・最安値と変動幅からループイフダン設定をした際の「損失合計」及び「目安資金」が一覧で簡単に見れる表。
例えば現行100円の通貨が過去に最高値150円、最安値80円だった場合、上昇・下落それぞれの想定シナリオと損切ライン、その場合のMAX損失額を知識がなくても簡単に設定できる。
しかしながら詳細後述の通り、ループイフダンにも当然下記のようなリスクは存在します。
- 性質上、常に含み損を抱えながら運用する
- レンジ相場には強いが、トレンドが思惑と外れた時の損失が大きい
FX・ループイフダンのメリット
FXやループイフダンはメリットとデメリットが表裏一体ではっきりしていますが、メリットは下記の通りです。
- 少額で大きいリターンを出せる夢がある
- リアルトレードの楽しさがある
- 世界経済を理解できる
「レバレッジ」という金融界の発明により、資金を25倍(国内基準)にして市場にBETすることが可能です。
いつの時代も「FXで億り人」という本が常に発売され、売れ続けるのは「資金を大きく増やせる可能性がある」ことを物語っています。
更にゲーム感覚で行える「リアルトレードの楽しさ」や「世界経済を理解できる」メリットは見逃せません。
私もFXを始めるまで下記のような世界的な出来事に関心がなく存在すら知りませんでしたが、FXを通じて学びました。
こようとうけい?FOMC?よくわかりません…
普通はそうだよね(笑)
でも、世界の株価や為替に大きく影響を及ぼす大イベントで、世界中が注目しているんだよ。
以前は仕組みが良くわからなかった円安、円高やドル円/ユーロ円等のレートは今となっては当たり前に把握できるようになっています。FXを通じた副次効果の一つです。
あいろんがFX・ループイフダンをやめた理由3選
前述の通り、FXやループイフダンを用いたトレードにはメリットがあります。
ここで、あいろんが実際に行ったトレードの結果を公開します。
- 元手・・・160万円
- 利益・・・30万円(税引後約23.9万円)
- 運用利回り・・・19%(税引後14.9%)
さて、問題はここからです。
なんで儲かったのにやめようと思ったのか?
理由を3点紹介していきます。
理由①時間がない
「石の上にも三年」という言葉が示す通り、何事も基礎をしっかり固めるのには時間がかかります。あいろんも結局FXという金融商品を理解するのに、3年以上結構な時間を費やしました。
FXトレードに際しては前述の通り、FOMCの意向や全世界の経済ニュースなど、常に最新情報のキャッチアップが求められます。
一方で、あいろんはFX取引を行っていた頃から大きく生活が変化しています。
上記より、「FXやループイフダンに費やす時間を他の事に使いたい」という需要が生まれたことが大きな理由の1点目です。
そるとちゃんと遊ぶ時間の方がよっぽど重要だからね。
パパ…大好き!
理由②資産が増えてきた
前述の通り、FX(ループイフダン)と安定した資産増加はトレードオフの関係にあります。
「爆発力がある」点は資産が少ない内は大きなメリットですが、資産増加に伴い一瞬にして失うリスクも秘めることになります。
あいろん自身は少額の運用でトータルの利回りを引き上げる「サテライト運用」ポジションをFXに求めていました。
現在はサテライト運用をQQQなどのETFに切り替え、リスク偏重型のポートフォリオから修正を行いました。
個人的には一般的に複利の力を感じ始めるとよく言われる「1,000万円〜2,000万円」くらいまで資産が出来てくると投資額の増減が大きくなってきます。
上記まで資産が積み上がってくれば、長期投資でも複利を効かせて資産を増やせるフェーズに入るのでリスクを取りすぎる必要がないというのが私の考え方です。
理由③リスク許容度の変化
「資産が増えてきた」点とも通ずるのですが、「リスク許容度」に明確な変化が現れ始めていることもFXをやめた理由の1つです。
FXのリスクは正直計り知れません。あいろんがFX取引を行なっていた中で1番印象に残っているのは2019年に経験した「フラッシュ・クラッシュ」です。
フラッシュ・クラッシュとは下記のような現象を指します。
- 何の前触れもなく価格が一瞬にして急落/急騰する
- 一般的にはアルゴリズム取引が原因で価格の変動が引き起こるとされている
- 人間同士の取引が少ない状況で起こりやすい(長期休暇に入る年末年始など)
恥ずかしながらあいろんは初めてフラッシュ・クラッシュを目の当たりにした時、上記の言葉すら知りませんでした。
2018年の年末にFX取引のポジションを持ち越したまま迎えた2019年1月3日、事件は起きました…
米ドル円がわずか5分程度の間に4円の急落を見せるフラッシュ・クラッシュが発生したのです。
当時あいろんが持っていたポジションは数秒で決済されまくり、一瞬の間に数十万円単位の大打撃を受けました。
正月早々起きた、当時の絶望感は今でも鮮明に覚えています。
パパが正月から青ざめていたのを、鮮明に覚えています。
基本的に為替取引は円ではなく銭単位で動かすものであり、一瞬にして4円も変動することを想定していません。
そして何より問題なのは、「フラッシュ・クラッシュ」という現象を予測することは困難だということです。
この時、あいろんはFXの抱えるリスクの大きさを測り間違えていたことにようやく気付きました。
為替市場は株式市場に比べて、不確定要素が多すぎてビックリすることが多かったです。
ラップアップ
今回はあいろんが「FX(ループイフダン)」をやめた理由をご紹介しました。
色々経験談を申し述べましたが、個人的には経験として少額取引を行うのは勉強になるのでありだと思います。
実際、前述の通り私も3年間のFX取引を通じて「情報感度」や「世界情勢」には格段に詳しくなりました。
なんとなくFXは怪しい、と言っている人よりリスクもリターンも腹落ちして説明できる自負もあります。
但し時間も手間もかかるしリスク高めなので、のめり込み過ぎにはくれぐれも注意です。
最後に一言。
リスク許容度は刻々と変化するものなので、FXに限らずポートフォリオの見直しは定期的に行いましょう。
それではまた!