パパ、大学生とか社会人が投資を始める前に学んでおいた方が良い知識ってなんだろうね?
「仕事の話」「お金の話」「経済の話」なんかは網羅的に理解した方が良いかな。
パパは、山崎元さんが生前に息子さんに宛てた手紙が掲載されている「最後の書籍」が大好きだよね。
そうなんだよ!
父の愛が溢れていて、わかりやすく、網羅的に理解できるからね。
パパもそるとちゃんが大学生になったら渡そうと思っているよ。
あぁ、山崎元さんはリスクプレミアムの概念をわかりやすく教えてくれるもんね。
確かに入門書には最適だよね。
(もうすでに詳しい…)
こんにちは!山崎元さんのわかりやすくも痛快な語り口が大好きだった、あいろん(@iron_money)です。
今回は「大学生が読んでおいた方が良いお金の書籍」というテーマで一冊紹介します。
この記事は、こんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
今回の参考書籍:「経済評論家の父から息子への手紙〜お金と人生と幸せについて〜」
パパ、経済やお金に関しては色んな書籍があるよね。
山崎元さんの本はどんなところがおすすめなの?
ただでさえ、山崎元さんは経済のことについての解説が「わかりやすい」で有名なんだけどね。
そこに癌で余命宣告され、息子に宛てた手紙がベースときているから、その内容は他の追随を許さないよ。
わが子への愛情を含みながら、自分は余命がわずかでお別れの時が近い。
だから筆を手にして知識や情報を伝えているんだよね。
泣けてくるよね。
「想定する読者は、息子や娘のような若い人」
「昭和生まれの働き方常識は割が悪い」
「新しい働き方のカギは株式とうまく関わること」
本書では上記のように、山崎元さんはあたたかくも的確なアドバイスを若者に向けて送ってくれます。
これ一冊で「仕事・投資・お金」についてはほぼ網羅されている、素晴らしい内容となっています。
そんな中でも、本書を読んで特に重要だと思った箇所をパパが紹介していきまーす♪
心に刻むべき3つのメッセージ
- 株式と上手く関わること
- 適切なリスクをとり続けること
- 時間の値段を意識する
①株式と上手く関わること
本書の冒頭で、山崎元さんは大企業に入社する若者を「悲惨」と一刀両断します。
「彼らの大半が経済の不利な側に回って、企業に利益を吸われて効率の悪い一生を送る」とバッサリいきます。
現代では昭和的な「労働を高くかつ長く売る」という働き方が有効だったが、現代は全くルールが変わっていると山崎元さんは説きます。
そして現代の働き方においては、下記が重要と教えてくれます。
- 常に適度なリスクを取る
- 他人と異なるために工夫する
上記によって、「時間の切り売り」ではなくて働き方の自由を大きく拡げられるんだね。
そして、山崎元さんは具体的な手段として下記のような「株式」との関わりを1番に挙げています。
- 自分で起業する
- 早い段階の起業に参加する
- 自社株やストックオプションで支払ってくれる会社で働く
- 起業の初期段階で出資する
上記の考え方は、超重要です。
もっと早く知りたかった考え方の1つです。
パパは上記でいうと「自分で起業」「株式報酬の会社への転職」のどちらかで最終的に株式を取り込んでいきたいと考えているよ。
「経済の世界は、リスクを取ってもいいと思う人が、リスクを取りたくない人から、利益を吸い上げるようにできている」
「投資は、リスク負担に見合うリターン(リスクプレミアム)のコレクションである」
「利益を吸い上げる際の資本の手段が、現代では株式である」
上記はたびたび本書で取り上げられる本質的な言葉ですが、正直言ってこの言葉だけで読む価値ありです。
漫然と生きていることの怖さを改めて教えてもらった気がします。
「安定してるから」という理由だけでサラリーマンをしている人は、実はリスクをとってる人にお金を供給しているんだね。
絶対に知っておきたい考え方だよね。
パパは株式投資の説明を100通り以上見聞きしているけど、「株式投資の目的を一言で表すとリスクプレミアムのコレクション」が1番わかりやすくて気に入っているそうだよ。
②適切なリスクをとり続けること
「経済は適度なリスクを取るものに有利にできている」
山崎元さんが本書を通じてもっとも息子へ伝えたかったのは、上記の言葉でしょう。
上記は、世の本質なのに「学校では教えてくれない」真理です。
「まじめに生きていれば大丈夫」「みんなと同じように大企業に就職する」なんていう時代はとっくに終わった、ということです。
具体的には前述の通り株式に関わりながら生きていくのが、今の時代の「適切なリスク」の最適解なんだね。
③時間の値段を意識する
「自分が投資するものは、時間・努力・お金」
「年収1千万円は時給五千円くらい」
本書では上記のように、若い人に向けて時間の大切さを説く内容が多くなっています。
若い時ほど時間に無自覚なんだよねぇ。
30代中盤になると時間のありがたみが本当によくわかるよ。
自己投資にはとにかく時間が必要だから、「時短のために職場の近くの住居にお金をかけてでも住む」というのは、筋が良い考え方なんだって。
キャリアプランでは「28歳」「35歳」「45歳」を意識しながら行動すると良いそうです。
もう少し早く知りたかった(笑)
ラップアップ
今回は「大学生が読んでおいた方が良いお金の書籍」というテーマで一冊紹介しました。
時間の考え方、お金の考え方、仕事の考え方。どれを取っても秀逸で、現代に即した話となっています。
ぜひ、これから社会に一歩を踏み出す人ほど手に取ってみてほしい良書です。
最後に一言。
山崎元先生の魂ここにあり、の一冊でした。
素晴らしい最後の一冊でした。
リスクプレミアムの考え方は必見です。
それではまた!