ただいま〜。
パパ、遅いじゃん!
残業しちゃダメだって何回も言ってるでしょ!怒
ごめんね〜、ちょっと色々ありまして…
ただ今日はちゃんと成果に結びついたし良い残業だったから…大目にみてください。
そるとと遊ぶのだってパパの仕事です!
早く遊んでください!
そるとちゃんには敵わないな…
こんにちは!月の残業時間が昔に比べて格段に減ったあいろんです。
今回は、「仕事と残業」の問題について自身の経験に基づいた考察をしていきたいと思います。
この記事はこんな方に向けて書いています。
結論としては、下記になります。
それでは早速いってみましょう!
残業についての基本定義
パパ、一口に残業と言っても色んなパターンがあるよね?
「良い残業」ってどういうものなの?
そうだよね。
まずはじめに、「良い残業」についてのスタンスを定義しておこう。
「良い残業」とは下記になります。
- 自発的にスケジューリングを行なうことが前提
- あくまで「スポット」的なもので、ここぞという仕事の勝負どころでのみ行うこと
「誰かに言われたから残業」「定常的な残業」は良くないよね。
そうそう、自分でしっかり業務管理した上で頑張りどころと自覚するのが重要だね。
私の世代だとドラゴンボールでいうところの「界王拳」的な扱い、と言えばわかってくれるかな(笑)
残業についてはあいろんが就職した時期と現在で大きく価値観が変化したと感じます。
社会的に1番インパクトが大きかったのは2015年の「電通の過重労働問題」でしょう。
当時まだ24歳の若い命が失われた痛ましい事件は、社会を動かすインパクトの大きさがありました。
上記の電通の事件は、後述する「悪い残業」の最たる例だと考えます。
残業について意見交換をすると、下記のようなパターンに分かれることに気づきます。
極論ですが、医師は急病の患者を見つけた時に「時間外なので残業になる」と思うでしょうか?
自分の仕事に誇りを持っていたら、頑張らないといけない時もあるってことだね。
あいろん自身も長い企業勤めの中で、様々な企業や経営者、官公庁含めた自治体とも残業や組織論を交わす機会が多くありました。
そんな人生観からたどり着いた結論ですが、「若い内の残業は後の将来を考えた時、コスパが良くなるパターンが多い」という事です。
上記のように考えるのは、場合によっては逆に非効率になると考えています。
悪い残業は絶対に回避すべし
前述しましたが、残業には「良い残業」「悪い残業」があります。
「悪い残業」とは下記のような特徴を持っています。
- 労働が強制的である
- 精神的な苦痛がある
- 立場的な不利がある
私の推論ですが、前述した電通の若手社員は報道を見る限り上記全てに該当していたのではないかと考えます。
大抵キャパシティを逸脱した量のタスクが与えられることにより「終わらない仕事」を抱え
業務以外で「人間関係」や「閉鎖的な空間による鬱屈とした気持ち」によって精神的な苦痛を伴い
「女性だから」「若手だから」「こういう人だから」というレッテルを貼られ、立場的に追いやられる
仮に上記のような状況であれば、誰でも精神を病みます。
そんな状況だったと考えると、痛ましい気持ちになります。
悪い残業を回避する1番のコツは下記を認識することです。
- 会社と自分は対等な雇用契約で成り立っていること
- 世の中には、企業は約400万近くもの数があること
- 会社というつながりがなくなれば、会社の人間とは関わらなくなること
上記のように選択権がない場合には、そのコミュニティ(会社)を即座に脱出する勇気が必要です。
世の中には、良い会社もあるということを忘れてはいけません。
会社を選ぶのも、入るのも「自分」であって、企業が主導権を持っているわけではないことを知っているだけでも最悪の事態は避けられます。
今は転職エージェントもかなり活発にあるので、気軽に利用してみるのが良いでしょう。
私も定期的にキャリアの整理を兼ねて行っています。
若手社員に「良い残業」をすすめる理由
前提として「良い残業」の定義は悪い残業の裏返しになります。
- 労働が自己選択的である
- 精神的な苦痛がない
- 立場的な不利がない
こんな状態で、残業がもたらす(こともある)副次効果を確認していきましょう。
効率を時間で凌駕する
特にホワイトカラーの場合、明確な「仕事の終わり」が存在しない職種が世の中には多くあります。
営業だったら売上は達成していても、常に探客してチャンネルを広く持つ事を求められます。
バックオフィスだったら改善改良を重ねて業務効率化による業績寄与を求められます。
仕事=作業ではないんだね。
裏を返すと、仕事は永遠に増え続けるので、常に前進を続けなければなりません。
上記は考え方として、正論です。時間に対する意識の高さ自体はパフォーマンスに直結するため、常に意識を持つことに間違いありません。
しかし、考え方としては落とし穴がある点も事実です。それは「仕事=作業」である事が前提になってしまっているということです。
基本的に仕事なんてやろうと思ったらいくらでも出来ちゃうんだよね。
最初から効率だけを考えて時間内で作業は終わらせられても、仕事を作り出せる側の人間には中々シフトチェンジ出来ないんじゃないかと考えてしまうよ。
パパは昔から「自分は要領がよくないから」と言って質を量で補おうとする傾向が強いです。
良いところでもあるし、悪いところでもあると私は思っています(笑)
何事も習熟するには1万時間が必要である、という「1万時間の法則」と呼ばれる法則があります。
1万時間の法則で特に重要なのは、「費やした時間に比例して習熟度が爆発的に上がる変化点がある」ということです。
つまり誰しもが「量から質」に転嫁するタイミングがあるが、それはその人による、ということです。
具体的には、仕事を俯瞰的に見れるようになる下記の目線などは仕事の実務を通して覚えてしまう方が早いように感じます。
こなすだけじゃなくて整理する・学ぶ
「とにかくがむしゃらに時間を使って働け」
こんな事を言っていると、時代錯誤とか体育会系と良く言われることがあります(笑)
しかし、ここで注意したいのは「ただ漠然と時間だけかければ良い」という働き方はNGだという事です。
私も経験がありますが、仕事において初期はわからない事だらけです。
- 言葉
- 業界慣習
- 場の空気
- 業種ごとの共通項
- 業種ごとの独自性
- 周りの人の考え方
- 社内ルール
挙げればキリがないレベルでしょう。
仕事上で成果を出そうと思ったら、仕事の「流れと急所」を掴む事は何よりも大事です。
ここで衝撃的な事実を発表します。
仕事において大事なことはあまり人から教えてもらえるものではありません(笑)
ここがポイントだからね等と優しく教えてくれる先輩がいるとも限らないし、そもそも教えてもらうだけでは自分の仕事には落とし込めないもんね。
仕事をこなすのに精一杯という若手社員は多いですが、そんな時に下記の時間が劇的な生産性向上をもたらすこともあるのです。
たまに「そんな事は業務時間外でやれ」とかいう意味不明な人もいますが(笑)
仕事において成果を出す為に考えて整理するというのは大事な大事な業務だと私は考えます。
経営者は「考えること」が仕事だというもんね。
「手を動かす」だけではなく「頭を動かす」という習慣はとても大事なんだね。
心技体の体が強い内に全体を整える
私は現在30代ですが、心技体のバランスで見ると30~40代は最も整っている状態なのだと感じます。
周囲を見渡してもやはり30〜40代でビジネスの場において活躍している人の割合は多く、仕事力に差が現れてくる年代だとも思います。
20代は「体」が最も強く、反対に「技術」に乏しい時期です。
せっかくの「体」が強い時代に「仕事は程々で良いから…」といって過ごしていると、将来における仕事の選択肢を奪ってしまう可能性があると私は考えています。
- 自分で事業を行うときには、時間でお金をくれる会社は存在しない
- 年収を上げたいと思っても働き方自体が制限されていたら選択肢は広がらない
上記を頭に入れた上で行動すべきでしょう。
一つだけ忠告したいのは、パパのようなハードワークを厭わない仕事好きの人もいれば、私のように無理に仕事をしたくない人間もいるということです。
心身の健康こそが何よりも大事だよね。
心身に被害が及ぶ働き方は人生を壊す恐れがあるので絶対NGです!
全くその通りだね。
あと、残業を強制させるような会社は私の仕事の哲学に反する「悪い会社」です。
パパは仕事は「ドラクエ」と似ていると良く言っているよね。
そうそう。
レベル1から冒険が始まり、レベルが上がったり武器を強くして、色んな敵と戦えるようになった方が楽しい。
その内もっと強くなりたいと考えるし、成果も出しやすくなる。
パパの残業の考え方は「レベルが低い内は多少時間かけてでもレベル上げした方が後でボス戦で楽だよ」という話です。
パパ自身、仕事をしすぎて家庭崩壊に陥りかけた過去もあります。
あなたも家庭や健康とのバランスは、是非大事にしてください。
ラップアップ
今回は、「仕事と残業」の問題についてあいろん自身の経験に基づいた考察をしていきました。
仕事もスポーツと同じで「正しいフォームで反復練習」を行うことが上達の近道だと考えます。
1つの考え方として、参考にしてみてください。
最後に一言。
何事も決めつけず、上手く自己成長に繋げられる仕事の進め方をしたいものです。
それではまた!