投資

SBI証券と楽天証券の「使い分け」おすすめ方法

そると

パパ〜、証券会社って2つ以上持っている意味あるの?

パパは「SBI」と「楽天」をよく使っているよね。

あいろん

それぞれに特徴があるからね。

パパはメインがSBIでサブが楽天、っていう感じかな。

2つ持っておくと色々な場面で使い分けが出来るから、おすすめだよ。

そると

じゃあ、「おすすめの使い分け」をそるとにもわかるように教えてくださ〜い。

こんにちは!元々はSBI証券で資産運用を始めて、総資産が1,000万円を超えた辺りで楽天証券口座を開設・使い始めたあいろんです。

今回の記事はこんな方に向けて書いています。

  • SBI証券と楽天証券の使い分け実例を知りたい
  • 証券口座を複数分ける時の考え方を知りたい
  • 証券口座の金融資産が1,000万円を超え、そろそろサブの証券口座検討をしたい

結論としては、下記になります。

  • おすすめはSBI証券と楽天証券の使い分け
  • 金融資産1,000万円を超えたら知っておきたい「分別管理義務」
  • コア資産はメイン口座、サテライト資産はサブ口座がおすすめ

それでは早速いってみましょう!

証券口座を複数持った方が良い人、まだ持たなくて良い人の境界線

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本記事では「証券口座の使い分け」をおすすめしますが、前提としてまだ持たなくて良い人との境界線を先に紹介しておきます。

  1. 金融商品保有数が少ない
  2. 総資産が少ない
  3. 投資できる額が少ない

金融商品保有数が少ない

個別株式や投資信託、ETF等コアとサテライトに投資を分けていない場合は使い分ける意味があまりありません。例えば1商品にずっと積立投資し続ける場合などが該当します。

総資産が少ない

具体的には後述しますが、証券会社の「分別管理義務」は1,000万円が上限のため、1,000万円以下の場合は資産保全の観点から見ると使い分ける意味はあまりないと言えます。

投資できる額が少ない

これも詳細は後述しますが、毎月5,000円しか投資出来ないのにわざわざ証券会社を使い分ける意味はあまりないかな…と感じます。

以上より、下記のような方が使い分けを検討し始める目安になるかと考えます。

  • ある程度経験して金融商品を覚え始め
  • 資産もそれなりに増えてきて
  • 投資に向けるお金も結構ある

逆に、投資を始めたばかりで証券口座をいくつも開設するのはあまり意味をなさないので、ひとまずSBI証券か楽天証券の好きな方でコツコツやっていくのが良いかと思います。

証券口座を複数持つメリット

管理がしやすくなる

証券口座を複数持つメリットとしてまず挙げられるのは「管理面」です。

これは使い方にもよりますが、特に「コアサテライト戦略」を取っている人は分けると非常に見やすくなります。

コアサテライト戦略についての記事はこちら

あいろんも可能な限り「コア」はSBIで「サテライト」は楽天、という考え方で振り分けて管理しています。

リスク分散になる

金融資産が1,000万円を超えたら必ず知っておきたいのが「分別管理義務」です。

ざっくり説明すると下記の通りです。

  • 日本の証券会社には二重のセーフティネットがある
  • 第一として、証券会社の資産は「分別管理」が金融商品取引法で義務付けられているため、基本的に何かあっても預けている資産は返還される
  • 第二として、「分別管理」が出来ていなくて証券会社が倒産した場合、顧客の資産は1,000万円まで保護される

証券会社は投資家の資産を勝手に使うのは許されていないし、万が一悪いことして返還できなくなっていても第三者機関が1,000万円まで保護しますよ、というお話です。

非常に強く守られている事がおわかりいただけるかと思いますが、何があるかわからないのが金融の世界です。

「そんなこと知らなかった!自分は1億預けていたのに1,000万円しか返ってこないなんてありえない!」

なんて事にならないように、「分別管理」の考え方は各証券会社のホームページでしっかり目を通しておきましょう。

「分散」は投資の鉄則ですが、それは証券会社にも言えることですね。

お得に使いこなせる

証券会社毎に使える枠が決まっている制度などは、二刀流の方がお得に使いこなせます。

具体的な例としてよく言われるのは、「クレカ積立」でしょう。

2021年9月現在、下記のようにクレジットカードを用いて投資信託積立が可能です。

SBI証券×三井住友カード

  • 投資上限額は50,000円/月
  • ポイント還元率0.5%(最大250ポイント)

楽天証券×楽天カード

  • 投資上限額は50,000円/月
  • ポイント還元率1%(最大500ポイント)

この「ポイント」に関しては再投資に使えると言う面で現金と同様の価値を持っているため、必然的に月に10万円以上投資できる人は両方使った方がお得ですよね。

上記のような形で「上限が決まっているお得な制度は出来る限り使い倒せる」というのは大きなメリットになります。

おすすめ証券口座使い分け例

ここからはあいろんのおすすめの「使い分け」一例です。実際あいろんのポートフォリオは下記にかなり近い形になっています(笑)

  • コア資産(SBI証券)
  • 投資信託(SBI・V・全米株式orS&P500)
  • 高配当ETF(VYM/HDV/SPYD)※自動買付
  • 高配当個別株式
  • コア資産(楽天証券)
  • 投資信託(S&P500)※クレカ積立
  • サテライト資産(楽天証券)
  • 米国個別株
  • キャピタル狙いETF(QQQ/VGT等)

要は「キャピタルゲイン狙いじゃないもの」は可能な限りSBI証券に寄せて、それ以外のものは楽天証券で買うだけです。

前述の通り、楽天証券の5万円分のクレカ積立は1%ポイント還元が美味しいのでコア資産にしながら残りはサテライトで運用。

SBI証券は「ETF自動買付サービス」が唯一ある強みを活かし、高配当ETFの積立購入をしながらコア資産を形成、といった形です。

あいろんのように高配当ETFを自動買付したい場合は、SBI証券をコアにした方が手間がかからないのでおすすめです。

その他証券会社について

今回は「SBI証券」「楽天証券」ありきでお話しましたが、証券口座を分けたい!上記以外の証券会社を使いたい!という中級者以上であれば「マネックス証券」「松井証券」あたりも検討の余地がありそうです。

マネックス証券

外国株式の取り扱いの多さと細かい設定(オートトレール等)の評判はピカ一。インターフェイスは玄人好みだと個人的に感じるが、ハマる人はマネックスじゃないとダメ、と言うほど。

松井証券

株主優待名人であり、テレビ番組「月曜から夜ふかし」ですっかり有名になった桐谷さんも愛用している証券会社です。

最大の特徴は、投資信託報酬のうち0.3%を上限として超過部分を現金もしくはポイントでバックしてくれる制度でしょう。

どうしても試してみたいアクティブファンドがあるけど、手数料が高い…などの場合は実質松井証券一択になるほどの可能性を秘めています。

ラップアップ

今回は「SBI証券と楽天証券の使い分け」について記事にしました。

使い分けに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

最後に一言。

あいろん

そろそろ第3勢力も探し始めようかと思っている今日この頃です。

おすすめがあれば教えて下さい。

それではまた!

ABOUT ME
あいろん
30代半ばのサラリーマン。 大学卒業後、中堅メーカーに就職。 現在は、大手IT系企業に勤務。 プライベートでは1児の父。 娘のそるとちゃんを溺愛しています。 仕事・投資・その他マネーハック的な記事含め書いています。 FIREは目指していますが、働くのが苦でない系サラリーマンです。
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